礼拝「見ても、悟らない」
そのなさったしるしを見て、多くの人がイエスの名を信じた。しかし、イエス御自身は彼らを信用されなかった。それは、すべての人のことを知っておられ・・・・何が人間の心の中にあるかをよく知っておられたのである。(ヨハネによる福音書2:23-25)三浦綾子の小説「塩狩峠」の中で永野青年は、路傍伝道をしている伝道者の言葉に心を動かされ「イエス・キリストを信じます。洗礼を授けてください」と言います。しかし、伝道者は永野青年にこう問いかけるのです。『君は、キリストを十字架にかけたのは君だということが分かりますか?』・・・・永野青年は『そんなバカな!キリストが十字架に架けられたのは大昔ですよ。わたしがキリストを十字架に架けられるわけがないじゃないですか』と答えた。・・・・『それが、わかるまではあなたに洗礼は授けられません』主はわたしたちのすべてを御存知です躓きの石に見えることも天国への道なのです愛しているからこそなのです