良質の綿花の代名詞は 『 ( エジプトの ) ギザ種 』
最上級は ギザではなく 海島綿らしいが
収穫量と 品質のバランスが 取れている良質種は ギザらしい
( GIZA 45 etc...)
しかし 近年 日本向けの 綿花の原料として 中国綿が増加している
特に シャツやブラウス向けの場合は 新疆 ( 超長 ) 綿 が主流らしい
その主力産地は タクラマカン砂漠の 北に位置するここ・阿克蘇
私は 阿克蘇での自分の仕事・目的を 運良く2日で 済ませる事ができた
それで 中国人の友人男性Sの勧めに従って
後学の為に 綿花栽培地を 見学させてもらう事にした
綿花は その品種の繊維長が 重要らしい
風や 昆虫達による異種花粉の交配を避ける為
栽培地域を 隔離しているらしい
更に 『 楊 』 という樹木を 隔離壁代わりに植えていた
綿花を荒らす害虫を駆除する農薬の使用はせず
綿花畑に必ず 「 とうもろこし 」 を植えて
害虫が とうもろこしに集中するように工夫していた
綿花栽培地を見学し終えると
私と Sと 現地ガイドの3人は 更に 西 ( 中国最西部 ) の
喀什 ( カシュガル ) に向かった
砂漠を移動中 ラクダだけが3頭いた 毛並みのよい フタコブラクダ
望遠レンズで辺りに誰かいるのか 捜したが 周りには 誰もいない
土砂で出来たイスラム教徒のお墓があった
名士のお墓は 土砂のお墓 ( 本体 ) を 土砂の塀垣や門で 装飾していた
喀什 ( カシュガル ) 付近は キルギスや タジキスタン
アフガニスタンや パキスタンとの国境に接している
中国の中でも 最も イスラム教徒の多い街だ