「 この曲、知ってる? 」
そう言って (夫) トルファン が 歌い出す時 私は 99%分からない事が多い。
トルファンは 音痴ではないけど・・・、
トルファンのアカペラでは 99% 分からない事が多い。
中には 聞いた事があるメロディの曲の時もある。
でもその場合 トルファンが歌う歌詞は 99パーセント 間違っている。
とってもいいじゃん キミ ステ コギャル・・・
正しい歌詞を知らずに 堂々と 耳にしたままの 間違った歌詞で歌う
私の前だけで ならいい。
でも 人前でやった事があった・・・。
1988年 パリのレアール。
待ち合わせの時間よりも早く到着していたトルファンは、私へのプレゼントを買おうと、
急に思いついて、近くのレコード店に入った。
トルファンが買いたかったのは 「 ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 」
セルジュ・ゲンズブール監督の 映画 『 ジュ・テーム 』 のテーマ曲。
でも、トルファンのフランス語は ドゥ・カプチーノ、シィルブプレ と言って、
カップ・ティーが 二杯出されるレベルである。
なかなか通じない。
運悪く、レコード店の店員はクラシック愛好家だったのか、
ポピュラー系には暗いタイプだったらしい。
困ったトルファンは、その店内で1フレーズ歌ったらしい。
それでも、(やっぱり)、店員は分からなかったらしい。
そんな時、店内にいた1人のご婦人が、
トルファンが探していた曲のカセットを手に近づいてきたそうだ。
優しく微笑みながら、トルファンにカセットを手渡し、
トルファンの頬に親愛のキスをして去ったらしい。
本当の話。
その後 買い物で困った度に トルファンは その時と同じ方法を試みたらしい。
でも、それで、求めていた物を手に入れた事はないらしい。
今は店内でコンピュータ検索出来るし、試聴する事もできる。
以前と比べて、トルファンが恥をかく事はなくなった !!
ちなみに、ゲンズブール監督の映画 『 ジュ・テーム 』は、
まだ、ボーイッシュな感じの初々しい ジェーン・バーキンが主演の映画。
彼女が好きになった相手は、実はホモ・セクシャル。
相手の男は、彼女と少しずつ打ち解けあううちに、
控えめすぎるオッパイで、
ボーイッシュな感じの女性 ( ジェーン ) とセックスを試みる。
でも、やっぱり、女とはセックスできない。
好きな相手と1つになりたい彼女は、
お尻での○○○を・・・、強烈な痛みの中で、ついに1つに結ばれる
場所は、廃棄物置き場のトラックの荷台。
周りには、廃棄物 ( 便器 ) の山・・・。
お尻が痛くて彼女が何度も叫ぶ。
でも、幸せそうな笑顔でエンディング。
音楽以外は・・・な映画。