信じられない中国の販売員の話。きっかけはシャツ1枚。
去年の出来事。
場所は、中国、山東省青島市のイオンの紳士シャツ売り場。
シャツ売り場にシャツを買いに来た客がいた。
いろいろ見て廻っている。どれにしようか悩んでいた。
コレは!って思うシャツがあったので、じっくり見た。
販売員が寄ってきて、商品説明を始めた。
なかなかいいなぁって思い、そのシャツを買おうとした。
でも、お会計する前に、別のシャツを見て、
そっちが欲しいと思い直し、別のシャツを買って帰った。
お客さんは、何も問題はない。
しかし、この後、
お客さんが初めに買おうとしたシャツの会社の販売員と
最終的に買ったシャツの販売員が喧嘩になった。
買おうとしていたシャツは、日本のC社のシャツ。
販売員は、C社(上海事務所)と派遣契約している。
買われたシャツは、日本のF社のシャツ。
販売員は、F社(上海事務所)と派遣契約している・
契約内容に歩合制度が含まれていると思うけど・・・。
その後、喧嘩はエスカレートした。
ついにC社派遣の販売員は、ヤクザに頼んで、
F社派遣の販売員の身内(夫)を病院送りにした。
F社の上海の代表は、トルファンの友人のR氏。
(R氏は中国人だけど、日本人に帰化した。)
勿論すぐに、青島まで、飛行機で飛んでいった・・・。
しかし、そこは中国・・・。日本のような解決はない。
青島のイオンとしては、喧嘩両成敗として、
派遣販売員双方を解雇するようにC社とF社に通達。
後は2社で解決して下さい、との事。
F社の上海代表はR氏、当然、食い下がる。でも・・・、
嫌なら、イオンからショップを撤退してくれと言われれば・・・。
C社の代表は、派遣契約員が勝手にやった事で、
当社の責任は・・・。
C社派遣の販売員は解雇されています。
解雇の逆恨みで、再び自分の派遣社員が襲われたら大変。
F社の上海代表はR氏、ついに中国ヤクザとヒザを交えました。
二度とうちの社員とその関係者に手を出すな !!
( 実際には、お金を渡すしかないけど・・・ )
R氏、自分の派遣社員を信じています。
だから悔しかったと思う。やるせなかったと思う。
その社員は、もうイオンには派遣できません。
R氏は、その人が働く場所を確保する為、
意地でも、青島市で別の出店先を探した。
そしてこの春、オープン。
R氏、トルファンと2歳しか違わないのに、
髪の毛、真っ白です。
こんなの序の口・・・、まだまだ別の苦労はつづくらしいです。
中国ヤクザは・・・。