10数年前の桑田佳祐は面白かった。
『 女流詩人の哀歌 』 の曲の歌詞
濡れているから愛しいその場所に
いたいけな男も固くなる・・・
桑田佳祐は、こんな歌詞を平気で歌った。
曲目タイトル:
1. DJ・コービーの伝説
2. 思い出のスター・ダスト
3. 夏をあきらめて
4. 流れる雲を追いかけて
5. 匂艶 THE NIGHT CLUB
6. 逢いたさ見たさ病めるMy Mind
7. PLASTIC SUPER STAR(LIVE IN BETTER DAYS)
8. Oh!クラウディア
9. 女流詩人の哀歌
10. NUDE MAN
11. 猫
12. 来いなジャマイカ
13. Just A Little Bit
トルファンと2人でカラオケに行く事がある。
トルファンが、今日は、サザンでいく・・・。
そういう時は、
「 PLASTIC SUPER STAR(LIVE IN BETTER DAYS) 」で始まる。
「女流詩人の哀歌」、「 Just A Little Bit 」が好き。
今、そんな話はどうでもいい。話したい事は、
昨日の日記に続いてしまうけど・・・、
トルファンは、エミネムのデビュー当時とヴェルレーヌ。
でも私は、
10数年前の桑田佳祐とヴェルレーヌのコラボが面白いと思った。
ちょっとクドイけど、ヴェルレーヌの詩を見ながら、
桑田佳祐が歌う姿を想像して・・・。
ヴェルレーヌの詩「 降伏 ( REDDITION ) 」
やられた。すっかり参っちまった。俺はもう、
さんざん接吻され舐められ匂いを嗅がれた
君の大きな尻と、さんざんいじられ突っ込まれた
君の可愛いおめこをしか愛さないぜ。
それというのも、俺はゴモラの男でもソドムの男でもなくて、
今やパフォスの男、レスボスの男だからだ。
(君のおめこを、あんなにしゃぶったんだものね)
君の見事な乳房で宗旨を変えたのさ。
どっしりとした君の乳房を、俺は両手で持ち上げる。
俺の唇がそこに接吻するため、香水瓶の匂いを吸うように
ぴんとなったり柔らかくなったりする乳首を吸うために。
俺たちの竿も時となく そんな具合に変化するのは周知の通り。
大好きな暴君よ、君と朝まで上になったり下になったり、
後ろからいっぱつやったり、マリー・アントワネット風にやったり、
そのほかいろいろ秘術をつくしてやまくったら、
どんなに楽しいことではあろう。
君の意志は俺には神聖不可侵 よしんば地獄の快楽のなかで
俺がへとへとに疲れ憔悴しようとも、君の淫欲を満足させて差し上げよう。
傷口から血が噴き出すように
俺の一物から精液がほとばしり出ようと、かまうもんか!
俺の心臓が生きて動き、俺の生命がまだ脈打っている限り、
君の命令をすべて果たしてやろう。
残酷な女主人よ、もう君の中には女ではなく
ひとりの男がいるだけだ。
( 詩翻訳 澁澤龍彦 )
桑田佳祐なら、ヴェルレーヌの毒に負けず、
違和感無く、そして更に自分流にアレンジして、
ヒット曲にできたような気がする・・・。
「 アイム パンティ 」を作って歌った桑田佳祐。
他人の詩を面倒な使用許諾権交渉するより、自分で作った方が、
才能のある桑田佳祐にとって、楽だと思うけど・・・。
10数年前の桑田佳祐は、とても面白かった!