中国・大連に住む中国人実業家Sが、小さな小箱をくれた。
「 キミの愛するご主人へ僕からのプレゼントを渡して 」
「 何なの・・・? わたしが開けたらダメ? 」
「 ダメだよ! キミはぼくの大切な友達だから、
キミを悦ばす為のものを選んだよ・・・ 」
Sは、そう言うと、クスックスッと笑った。
何か気になる。何だろう・・・。知りたい。
夜、ホテルの部屋でプレゼントの小箱を軽く揺すったら、
カタカタと音がする。
アメ・・・、錠剤・・・?
Sに電話して、かまをかけた。
中身は、ファイザー製薬のバイアグラらしい!
「 男は、いつまでも、
妻を悦ばせる力のある自分でありたいものだから・・・ 」
Sはそう言って笑っていた。
トルファンは、まだまだ若い・・・。 無くても全然問題ない。
でも、この薬の力は知っている。
ちょっと複雑な気持ち・・・。 私は少し傷ついた。
わたしはなぜか『 ハンニバル・ライジング 』(本の方)の
ロベルト・レクターの妻の紫夫人を頭に思い浮かべだ。
なぜかしら・・・。(笑)