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「 トルーマン・カポーティ 」( 上・下 ) 二冊買って、後悔! * * * * * * * * * * もう20年くらい前、私とトルファンは、 モロッコ最北端の都市タンジールに退廃的なイメージを持っていた。 麻薬、同性愛・・・。ベルベル人の奏でる玄妙な音楽・・・。 こういうイメージを抱かせたのは、 かの地で活動していた一部の作家達の影響が大きい その代表格と言えば、ポール・ボウルズ。 彼には沢山の著作がある。私と夫は、いろいろ読んだ。 私のブログ・アドレスの the echo は 実は、ポール・ボウルズの著作「 遠い木霊 」の原題から拝借した。 でも、私は彼の本を誰かに薦めたいとは全く思わないので、 あえて、著作のタイトルを羅列しない。 せいぜい、彼の原作が映画化されたものの1つだけを 参考として貼付しておく 映画「 シェルタリング・スカイ 」 ベルトルッチが映画化して、坂本龍一が音楽を担当した ボウルズ夫婦は、2人とも小説家。 夫のポールは同性愛と麻薬、妻のジェインはレズビアンと浪費癖 ジェインはスペインの精神病院で悲惨な死を遂げている。 伝記作家の中には、 この夫婦には生涯性交渉が無かったと主張する者もいる。 私とは、結婚の価値観が全く異なる夫婦だ。 さらに、ウィリアム・バロウズ。 パーティーの余興にウィリアム・テルの真似をして・・・、 実際に、妻の額を銃で撃ち抜いて殺してしまった作家。 バロウズも・・・麻薬と同性愛 「 裸のランチ 」が映画化されている。 バロウズも沢山の著作があるけど・・・。 敢えて、お薦めしたいと思わないので・・・。 トルーマン・カポーティ。 みんな麻薬と同性愛なのよねぇ・・・。 原作「 ティファニーで朝食を 」は映画化されて、大ヒットした でも映画は、原作と違ってハッピーエンドになって、 安っぽいストーリーになってしまった。 3人の中で、私と夫は、トルーマン・カポーティには、 殆ど興味を抱かなかった。作品数も少ないし・・・。 作品自体に、あまり魅力を感じなかった。 ポール・ボウルズ や ウィリアム・バロウズ と比較して、 トルーマン・カポーティは、 ちょっと・・・小者っぽく思えていたから・・・ そして、何か、違う・・・という「勘」のような・・・ そんな何かを感じていたので、代表作(3作)だけ読んだ。 でも、もう、ちょっと見直してみようかなぁ・・・、 なんて思って この本を買って読んでみたけど・・・。 「 トルーマン・カポーティ 」 ( 上・下 ) ん!? 変だ! 何にも心が揺れ動かない・・・!! ボウルズやバロウズの時は、良い悪いは置いといて心は揺れたのに・・・ そう思ったと同時に、自分への疑問が次々と浮かんできた・・・。 この本を読んで、一体、何を得たいと思って買ったんだろう!? トルーマン・カポーティに関する知識を補足したかっただけか・・・ なんて くだらないエゴ! それが何に活かせる? そして・・・、やっぱり、以前感じていた「 勘 」は正しかった。 こういう買い物をする自分に対して、腹がたってしまった!! これからは、もう少し、ちゃんと考えて買い物をしようと思う。 トルファンの蔵書で私が読んでいない本が沢山ある。 悔しいけど、面白い本を見つけてくる「 鼻 」に関しては、 私はトルファンにかなわない・・・。 トルファンの本棚から本を選んだ方がマシだった・・・。
開高 健 2010年07月01日 コメント(6)
中原中也と高橋幸宏と夫と・・・ 2009年08月13日 コメント(4)
中原中也 蝉 1933年 8月14日 2009年08月10日 コメント(7)
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