もうすぐ 今年もおしまいですね
今年もいろいろな出来事がありました
我が家の 今年の思い出の出来事 No.1 は
3月13日の 夫が乗った 全日空 1603便 胴体着陸事故です
【 ウィキペディアにリンク 】 全日空機高知空港胴体着陸事故
ホントに 60人 全員 無事で良かった!
夫は 最後部席の窓側で 現実を認識もせず
のほほ~んと グレープキャンディを舐めていたそうですが・・・
飛行機が 燃料を使い果たし いよいよ着陸態勢に入った時
夫の斜め後ろに座っていた若いスチュワーデスが 大きな声で
乗客に 衝撃対処の姿勢をとって下さいと 叫んだそうで・・・
その声の真剣さ 緊迫感
乗客の生命の危機を守ろうとする 必死さ・・・
夫は この声を聞いて 初めて 緊張したそうですが
窓から 見てると 飛行機が 順調に降りているのが 判り
すぐ 緊張が解けて・・・
もしかしたら 報道関係者とかが 望遠カメラで撮っているかも と思い
まだ着陸していないにもかかわらず 窓から 外に手を振ったそうです
( ホントに 呆れますね )
無事着陸後 夫が 斜め後ろに座っていた若いスチュワーデスを見たら
彼女は 涙を浮かべていたそうです
夫は 彼女の その姿に感じるものがあった と
達成感や安堵感を得られるくらい 自分も真剣に仕事しなきゃ・・・ と
言ってました
夫は 仕事と称して モンゴル高原で乗馬してるような人ですから・・・
まぁ 私も 新疆ウイグルのタクラマカン砂漠で
フタコブラクダに乗ったりしましたけど・・・
私は 今年は 中国と 台湾と メキシコに 仕事で出張しましたが
特に 大きなトラブルもなくて 良かったです
夫は 自分が写っている読売新聞を記念に保管してましたが
今日 年末の大掃除で 棄てる事にしました
今日の大掃除で 夫は
自分用の本棚を掃除していたのですが 本棚の掃除の途中で
お気に入りの蔵書を手に取り 読書にふけっていました
これ 面白いよ と言って
ユリイカ 1982年 昭和 57年 7月号を持ってきました
古い本の中には こんな事が書かれていた
神様へ 安野 光雅
神様 この度買い求めました免罪符は これまで犯した罪ばかりでなく
これから犯すか知れぬ罪さえも免れると 聞きましたが 本当でしょうな
免罪符売りの法王庁の司祭さまが 確かにそのように申しておられましたので
私は1枚買ったのでございます
それから 私めは 偽物の免罪符を作って 売りまして
だいぶ儲ける事が出来ました
割引でございますので まことによく売れましたが
これも神様のおかげでございます
偽物作りは 罪と言えば罪
でも私は 1枚だけ本物を持っておりますので 最後の審判の際は
免罪のほど 何卒よろしくお願いいたします