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カテゴリ:ダブルワークジョブスタイルの軌跡
『個人で○○のビジネスをするなら、最低年収1000万でしょ!? いいですか?そうじゃなかったらやる意味などありませんっ!』 個人事業者向け経営セミナーやフランチャイズセミナーなどに出席するとよく使われるフレーズ“年収○○万”。 独立開業希望のサラリーマンなどの平均年収をベースに、そこに投資する費用とその効果を時系列で挙げて「がんばれば手が届く数字」として算出されています。 みなさんもこんなフレーズを耳にしたことありますか? (なぜか耳にしている男性が多いんですよねぇ) なぜそんなことを書いたかといいますと、先日西日本の施術院に取材にいった際にそこの男性施術家から 「経営セミナーなどに参加したりすると年収○○万を目指さなきゃダメだ!みたいなキーワードが出てくるのですが、谷口さんもセミナーやパーソナルサポートをしていてその通りだと思い、実際にそんなこと言いますか?」と聞かれたから。 なんだか、ふと当時を思い出して苦笑いしてしまいました! 何を隠そう、僕もダブルワークの一つ、セラピスト支援事業をする前にはこういったフレーズの渦にみずから入り込んで、勝手に?苦しんでいた時期があったからなんです…。 取材用の録音テープを止めて彼に伝えたこと。 「もしその講師が今でも、数十人以上の参加者を前にそのようなことを連呼していたとしたら、同じような立場でもある私からしてちょっと残念だなぁと思ってしまいます。 もちろん目標設定を年収1000万にするのもOKだと思います。 でもそれはその個人の環境の中で決めていくことですもんねぇ。 やはりセミナー講師という立場で考えるなら、金太郎飴みたいに個人事業主なら○○!みたいなフレーズを強調連呼するより、個々人が現実的に行動を促進できる様なお話をすべきなのではないかなぁと。 もっとも聞く側にとっても、そのフレーズだけにとらわれないで自分用に変換させていくような“気づき変換装置”みたいなものを装着する必要はありますよね。 “気づき変換装置”みたいなのがあれば、今流行り?のメンター(助言者)も必要なくなってくるのではないでしょうか? ま、そんな偉そうなこと話してますが、僕も数年前は 『年収3000万!思えば必ず成し遂げられるっ。そのためにはまずは売上200%アップ!』なんてこぶし振り上げてましたからねぇ… 今考えるとそのときが一番“人間として薄っぺら”な時でした(苦笑)」 イメージしやすい高めの目標設定をした結果、そのことだけにとらわれてしまって苦しむぐらいなら、いま自分が何をすべきか?の優先順位を決めて一番最初にすべきことを真剣に取り組んだ方がいい。 と私個人は考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.03 16:45:01
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