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カテゴリ:ダブルワークジョブスタイルの軌跡
ダブルワークに関するご相談やお話をしていく中で、 『好きを仕事にするってのは本当にできるのでしょうか?』 『趣味の延長線上ってことでしたら仕事とはいえないのでは?』 などといった方向の話題になることがあります。 これは“仕事”に対する価値観に関することにもつながるので、なかなか即答していけるテーマにはなりません。 仕事を『時に我慢しながらでも、自分の時間を提供(犠牲に)して収入を得る手段』という発想を少しでももたれていると上記のような考えが浮かんでくるのではないでしょうか? もちろんこれは数年前までスタンダードイメージでしたので仕方のないことかもしれませんし、何度も何度もその方と語り合う中で、お伝えできるテーマだと思います。 先日会って話した方は、店舗を経営しながら自分の地域(3県ほどのエリア)の業界にいる仲間たちをサポートする働きをしています。 そんな彼が 『谷口さん、ダブルワークのうちの一つは趣味のままではないんですよね?つまり一方だけでなく両方とも収入を得ていなければダブルワークにはならないのですよね?』と。 はい、確かに。 ちなみに収入というのを、お給料としての発想(仕事の価値観)ですと 「仕事をする=その月から収入が発生する」ですので、 「ダブルワークをはじめる=すぐにダブルサラリーになる」と考えがちです。 (そういったケースもありますが)私自身はそれはスタート地点でもなくゴールでもない“中間地点”だと考えています。 スタートはセカンドジョブ(二つ目の仕事としようとする対象)から収入をすぐに得られることという位置づけで考えることは危険です。 あくまでも趣味としてはじめたテーマだとしても、収入につながるように“軌道修正”したり、大きく舵を切るような形にしてすぐにではないにしても収入が得られるように方向づけしていく必要があります。 しかし!収入を得る。つまりダブルサラリーになることがゴールか?といわれるとそれもまた違うのです。 収入を得ることがゴールと勘違いしてしまうと、ダブルで苦しくなってしまいます(苦笑) ゴールはあくまでも、 『自分自身の中に常に“自己客観力や気づき変換装置”のようなものを持たせながら時代の変化に機敏に対応していくステージにいるんだという実感を持っていること』なんだと。 経済評論家で『効率が10倍アップする 新・知的生産術 自分をグーグル化する方法』などの著書で知られる勝間和代さんが、ある雑誌の中でこれから求められる30代後半の姿として 『社会の変化、人間の仕組みなどに着目して、新しい考え方を求める時代』 と表記していましたが、何も30代後半に限ったことでなくてダブルワークジョブスタイルをとっている方たちはみな、その発想の中にいるのではないでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.16 20:57:00
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