実習最終日・・・惚れられて
福祉センターにて実習の最終日を本日迎えました。介護保険法と自立支援法の双方の共通性や逆に違う所も教わりました。同じなのはサービスの内容に関するもので、利用者さんが生活の自立に向け援助や訓練を受けるサービスが供給されること。サービスを受ける審査員の判定基準に関する調査内容もほぼ同じ内容です。さて違うところは何かというと、その判定区分の名称。介護保険は介護認定区分といって要支援1・2と要介護1~5まで今年4月改定で要支援が1、2に分けられました(4・5辺りになると寝たきり状態が多い実態)一方自立支援法は障害程度区分といって1~6まであります。今日は知的障害をお持ちの利用者さんに対するサービス。内容はしたい事の希望を聞いて見守る事が主体で助言・激励等も含まれていたような感じです。そこにいらしたお兄ちゃん、私の親切な?優しさ??に「かわいいね、惚れた」を連発。手を握られ「名前は何~」と。私「ポンちゃん、どうもありがとう」と対応お兄ちゃん「ポンちゃん。惚れた、結婚しよう。ね結婚しよう」を繰り返す。この辺りで周囲の職員や利用者の視線が集まってきたのが分った。どうやって傷つけずに受け止められるだろうか、そんなことは特に考えなかった。どんな人でも、かわいいって言われてそう悪い気はしないだろう。私は「恥ずかしいよ~」と素直に表現した。その辺りで職員がホローに入ってくれた。「恥ずかしいんだって、困ってるよ。そうだよね、そんなこと言われたら照れるよね」と、みんなで一笑をかって終始が着く。言われた私も、内心ニンマリ。素直な表現をナイスに受け止めたような気がした。福祉機関には思いやりや優しさだけが重要事項ではない。ここは人と人の接する場、楽しんでるようにしても実はスタッフや職員は利用者さんへの配慮を怠らない。一番大事なのはその命を大切にすることです、と教えて頂いた。障害や疾病を克服することではなくて、そのままの姿を受け入れ生きやすい様生きて頂くことが大切。無理難題のリハビリや投薬ではなく、あるがままで周囲が危険から守ってあげることだけでいい。そんなことを教わり私の実習は終了致しました。