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世の喧騒を横目に僕たち夫婦はのんびり家で過ごしていました。
特に予定も入れずに、ただ時間の過ぎゆくままに身を任せていました。 とは言っても久しぶりの休日なので、 普段おろそかになっていることを見つけ出しては、こなして。 物置の掃除。納戸の整理。タイヤ交換。などなど。。。 そんな感じで今年のG.Wも終わるのだろうと思っていました。 昨日、釣り道具の整理をしていましたが、 海峡を渡る風があまりに気持ち良いので、妻を誘って釣りに行きました。 おにぎりを握り、冷たい麦茶を水筒にいれて、いざ出発。 途中、魚のエサを購入し、近場の漁港で竿を振りました。 着いたのが夕刻間近。日は傾き夕焼けが優しく身体を包み込みます。 狙いはカレイ。。 さほど当たりはなく夜の帳が降ります。 竿先に付けている魚信キャッチ用のライトは緑色の発光体。 満天に拡がる銀河に少しずつ馴染んで融けていきます。 ふと空を見上げたら、もの凄い数の星。 今にも僕を目がけて降り注いでくるような錯覚に陥ります。 「おい見てごらん。」 僕は妻に声を掛けました。。 「うん見ていた。なんだか得した気持ちになれるね。」 この風景を何年も前から見ていたかのように、さらりと返す。 いいこと言うよな。 たまには旅行にでも連れていってあげたいけど、経済的、または時間的な 余裕もなくて、なかなか叶わないことを悪く感じていた。 何気ない彼女の優しいことば。 幸せというものは、案外こんなところにあるのだろう。。 空を見上げている彼女の横顔を見て、僕はひとりうれしく思っていました。 ちなみに釣果は、手のひらサイズのカレイが3枚・・・・でした。 トホホ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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