佐世保小6事件と電磁波
佐世保は行ったことがないが、佐世保出身の友人はいる。いい奴だ。佐世保で起こった小6女児による殺人事件に関して、ある方の日記に「PCから発生する電磁波が殺人を行った女児の脳に影響を与え、切れやすいパーソナリティを形成し、犯罪に至らしめた可能性がある云々」といった趣旨のものがあった。その方の日記にコメントをつけたが、私の発言に間違いがあったので、その点は謝罪した。その方は京都大学のある先生の講演や資料に基づいてそういう日記を書いたとのことであった。その先生のことをネットでちょこっと調べたが、電磁波の人体影響を否定したい立場にある産業界やそれに敵対しにくい学会を批判する立場におられるようだ。その先生の論文を読む暇もないし、読んで理解する能力も多分ない。が、確信をもって言えることは、PCやCRTから発生する電磁波が小5,6の児童の性格を切れやすい、攻撃的な性格に至らしめる影響(あるいは効果)を先生は証明している筈がないということだ。人体実験ができない以上、そんなことが証明できるはずもないし、その可能性を示唆するだけでも大変な精緻な研究が必要だろう。ネットに没頭する児童が切れやすい性格に激変したとしても、その原因が電磁波なのか、ネット上でのトラブルに起因する心理的なものか、ネットそのものの影響は小さいがネットに時間を取られて友人との直接的コミュニーケション時間が減ったことが原因か、etc,etc,etc、はたまたそれらが複合した影響か、そんなことは誰も判らないだろう。ただ、言えることは、もし電磁波にそういう性格を変える影響があるとしたら、日本全国で同種の事件がもっと多発するはずである。要するに何が言いたいかといえば、NEVADA少女は多分、病的な面があったと思う。世間にはそれを認めたがらない人が多いので、電磁波に原因を求めたりするのかな と思う。