Ｔｈｏｕｓａｎｄｓ-ｏｆ-Ｗａｖｅｓ

昔から私はよく耳がおかしくなりました。
自分の声や呼吸音が耳や頭に響いてしまうのです。
ちょうどトンネルに入った時や、高い山に登った時や飛行機に乗った時なんかになるアレです。
大抵の人はつばを飲み込んだり耳抜き（？）をしたりすれば治るらしいですが、私の場合は下を向いて（頭を低く下げて）つばを飲み込まなければ治りません。
そうしない限り、ずーと耳がおかしいまま。
両耳がいっぺんになってしまうと自分の呼吸音が頭に響き、全く外界の音が聞こえず不快極まりないのです。
特に疲れていたり、体調が芳しくない時には一日何十回もなってしまうのです。

昔、これも一種の耳鳴りだと言われ、私もそう思っていました。
元気な時はそんなにならないので気にならないのですが、４年前、ちーを妊娠した時に悪化し、耳鼻科へ検査に行きました。
最初の結構有名な耳鼻科で診断されたのは｢滲出性中耳炎｣
しかし、妊娠中ということもあり薬も出されず、治療もされず、うやむやにされて終了。
症状があまりにもひどく、我慢が出来なかったので違う耳鼻科に行って検査をしたところ、滲出性中耳炎のかけらもない、という結果。
そしてやはり治療もされず、薬も処方されず、まぁ我慢しての言葉だけ。
高い検査料と、数時間ずつの待ち時間の苦痛。
出産後暫くまでひどい状態が続きました。

歩いていても突然なってしまうので、そのたびに耳を押さえ、下を向いてごっくん。
変な人に見えているに違いありません。
最近体調が芳しくなく、また悪化。
先日も友達と喫茶中｢どーしたの？｣と指摘され｢実はこーこーこーで耳鳴りらしいのよー｣と解説する私。
そしてまた下を向いてごっくん、恥ずかしいったらありません。

先程、ネットサーフィンをしていたら、偶然｢耳管開放症｣のサイトを発見！
読んでみるとまさにこの症状！
比較的症例の少ない病気でもあるため、専門の医師も少ないのが実状とあるので、以前行った耳鼻科でわからなかったのもうなづけます。

嬉しいことに、東北大病院の耳鼻科には耳管開放症外来があるらしいんです。
近場に専門の病院があった！
これは大きな希望が湧いてきたわ。
今まで長年付き合って苦しんできたこの症状が改善される可能性があるなんて！
大きな病院なので行くのにちょっと勇気がいりますが、時間を見て行ってみようと思います。