テーマ:子育て現在進行形(1980)
カテゴリ:ちーのこと
今週末、ハンドメイドを委託販売しているSHOPへ納品があるので納品リストを取りまとめていました。
すると、ちーのすすり泣く声が聞こえました。 振り返るとソファーに座りながら、なぞなぞの本を見ているちーの目には大粒の涙がうかんでいます。 びっくりして「どうしたの?」と聞くと、「だってかわいそうなんだもの」 なぞなぞの本を読んでいて、内容がかわいそうで泣いていたらしいのです。 そのなぞなぞとは… 『太郎くんはこおろぎをかいました。ビンの中に土を入れて、キャベツやキュウリをいれてやり、ちゃんと紙でふたをしました。だがあくる日には死んでしまいました。どうしてでしょう。』 死んでしまったこおろぎがかわいそうだと泣いているのです。 そういえば、以前もこの問題で泣いていました。 いまどきの子どもはゲームの影響か、平気で「死ね」と言う子も多いと聞きます。 『死』ということがとても悲しいことだとわかること、大切な感情ですよね。 絵本が大好きなちー、ブックオフでたまに絵本を買います。 お気に入りは小さい名作アニメ絵本シリーズです。 イソップ物語は、1冊に何話か入っているので寝る前にちょこっと読んであげるのにはお手軽です。 ある夜『うまとすずむし』というお話を読んであげました。 『ある日馬が「ヒヒーン」となきました。するとまわりのことりたちがびっくりして逃げました。 馬は「ぼくの声がきたないから逃げるんだ。きれいな声になりたいなぁ。」とため息をつきました。 夜になるとすずむしがきれいな声で泣いています。 「とても美しい声だね。きれいな声がでるなんてすずむしさんはどんなものを食べているの」「毎日草のつゆをのんでいますよ」 馬はさっそくまねをして、草を食べずに毎日草のつゆだけをのんでいました。 そのためだんだん痩せていきました。 「そろそろきれいな声になったかな。ヒヒーン。へんだなちっともかわらない」 馬はそれからも草のつゆだけをのみました。 「こんどはいい声になったかな。ヒッヒーン!」 弱り切った馬は最後に一声なくととうとう倒れて死んでしまいました。』 ちー、号泣です。 声をあげてわんわん泣きました。 そんなちーを抱きしめて、心やさしいちーに感動するのと同時にほほえましくて笑ってしまいました。 当然、寝かしつけどころではないですよね。 悲しい気持で寝かせるのもかわいそうで、楽しい創作話をたくさんしたのを覚えています。 ところでみなさん、太郎さんのこおろぎのなぞなぞの答えはわかりましたか? 小学校3年生の理科でで習う問題だそうですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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