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カテゴリ:ワインコラム
23日、土曜日は、恒例のヴィノ・デッラ・パーチェのワイン会でした。Kumacyujiさん、Fujikomaruさん、フェイさん、ノラキチの妻さん、ごるべらさん、そしてCOMESTAIの6名です。今回は、前回の「アルターレ大会」に気を良くしたメンバーが「ラリージが飲みたいなぁ」な~んて事で、内藤さんにお願いしたリスト。ずらりとモダンバルベーラが並びました。

VdP08:02:23_B.jpg

泡とビアンコは、ネッビオーロ大会の時と同じです。泡のヴィンテージが1996→1997に変わりました。この2本は、内藤さんのお気に入りですね。

写真は左から右、上から下の順です。

1本目。ピエモンテ・スプマンテ・ブリュット ラ・ベルナルディーナ1997。生産者はチェレット。これは、去年の我が家の、クリスマスパーティで飲んだ泡と同じです。まあ、エレガントや品位はフランチャコルタに譲るとして、リッチで濃厚なシャルドネ。僕もお気に入りの1本です。
2本目。ランゲ・ビアンコ2003。生産者はG.D.ヴァイラ。バローロ造り手ですが、僕にとっては、バルベーラやドルチェットの名手。リースリング100%。前回、パーチェで飲んだのが、2006年の10月。その時の印象と比べると、グッと石油香が増した気がするのですが、それ以上に、果実の豊かさや酸(本当にキレイな酸!)が充実した印象で、安定感が増して、とても美味しい。
3本目。バルベラ・ダルバ・スーペリオーレ ラ・ロジーナ2005。生産者はエルバルーナ。これは初めて飲んだバルベーラ。「ずらりとモダン・バルベーラが...」なんて書きましたが、これは、7.5hlの大樽で醸されるので、モダンとは言えないね。しかも、戦前からあるカンティナらしい。青いブルーベーリーやミントの爽快感、時間とともに赤い果実、若く、健やかなバルベーラ。豊かなミネラルに将来性も感じます。ラ・モッラの生産者。という事は、同じラ・モッラの「ラリージ」を意識しての選択か!?
4本目。バルベーラ・ダスティ トレ・ヴィニェ 2001。生産者はヴィエッティ。ヴィエッティは、トレ・ヴィニェ(3つの畑)という名前で、バルベーラ・ダスティとバルベーラ・ダルバ、両方のDOCで、ワインをリリースしています。彼らのベースのバルベーラ。バルベーラ・ダルバを大樽で仕込んでいるのに対して、このバルベーラ・ダスティは小樽を使っています。僕の2001年の印象通り、やや固めの体躯、煮詰めたような凝縮感。アスティ地区のバルベーラは酸が柔らかとは言いますが、これでは、ちょっと物足りないかなぁ。果実の豊かさや酸の旨さではなく、あくまで凝縮感で飲ませる印象。強く感じる鉄分や樽が、やや気になります。
5本目。バルベーラ・ダスティ アイ・スーマ2001。生産者はブライダ。ご存知、モダン・バルベーラの代名詞です。こちらは、うって変わって柔らかい印象。僕は「ビゴッタ」「ウッチェッローネ」などと比べても、早くから美味しく飲めると思っているんですが...。柑橘系のジャムや腐葉土、チョコレートなどの「ブライダ香」がたまりません(笑)。粘度のある液体は旨味のとけ込んだアルコールでテラテラしてますが、すいすい飲めちゃいます。
6本目。ランゲ・ロッソ ラリージ2000。生産者は、E.アルターレ。旨い。透明感のある高貴な液体。ふくよかではあるが、きめ細かく、キュっと目の詰まった果実。上品な酸。滑るようなタンニン。最初に飲んだエルバルーナとは、年のはなれた双子のように、似ているけれどあり得ない存在でしょうか。それぐらい、エルバルーナのバルベーラは、ラ・モッラのエレガントを「自分のモノ」にしている印象がありました。
7本目。ピエモンテ・ブラケット2004。生産者はピエロ・ガッティ。微発泡の優しい液体。柔らかな甘さ。ブラケット・ダックイDOCGはいくつか飲んだ事がありますが、コレは美味しいです。アックイ・テルメに近い、サント・ステーファノ・ベルボの生産者。ピエモンテ・ブラケットDOCという規格もあるのですね。

今回のバルベーラは、全て、ワイン単体で十分楽しめる、素晴らしいワインばかりでした。見方を変えると、酸が低めでどちらかというと凝縮感で飲ませるタイプ。しかし、やはりバルベーラは料理と共に飲みたいワイン。内藤さんは「みなさん料理が運ばれるとワインの減りが早いですね」と言ってましたが、今回の「減り」の真犯人は「料理」だったと思います。いつもに増して、今回のマリアージュは、それは、素晴らしかったと思います。
モルタデッラとスプマンテ、オイルをたっぷり使ってカリッと焼いた穴子とリースリング、エスカルゴの土臭さにミネラルや鉄分が豊富なバルベーラ、煮込んだ鹿肉に遅摘みで濃厚なアイ・スーマ、焼いたレアな馬肉にエレガントなラリージ、お米を使ったドルチェにブラケット...いや~美味しかったです。
ワインは、というか、バルベーラに関しては、僕の趣向のベクトルが、もう少し酸っぱくて、どこか洗練されていない面を持っているものに向いている事に、改めて気づかされました。「ワインは、どこか隙がある方が魅力的だ。料理のつけいる隙が」。これも、内藤さんの言葉だったと思います。人間も同じですね。どこか、欠陥があるぐらいが、魅力的!

すてきな時間を、共有することの出来たみなさん。ありがとうございました。また、飲みましょう。





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Last updated  2008.02.26 21:51:59
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