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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:ワインコラム
久しぶりに、集まりました。今回も、すごいね。飲んだのはこんな感じ。
Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Riserva Salmariano 2004 / Marotti Campi Barolo Vigna Le Coste 1990 / Mauro Sebaste Tzingana 1995 / MonteBernardi Nebbiolo delle Langhe 1979 / Gaja Brunello di Montalcino 1995 / Salicutti Amarone 1991 / Romano dal Forno 1本目のヴェルディッキォは、お店のセラーから。初めて飲む、生産者。日欧商事のバイオーダー品だそうで、どうりで小売りでは見かけないワイン。遅摘み&バリックで、濃厚&甘めのヴェルディッキォですが、らしいミネラル感も余韻に感じられて「悪く無い」印象。ただ、個人的には、ヴェルディッキォは樽を使わない方が...。 2本目が、いきなりバローロで、しかも1990。これが今回の、僕のワイン。マウロ・セバステ。大樽で仕込む伝統派。この「レ・コステ」という畑名のバローロは、今は造ってないみたいですね。「レ・コステ」と言えば「ジュゼッペ・リナルディ」と「ジャコモ・グリマルディ」が思い当たります。バローロ地区の畑です。素晴らしい香り。香りだけで十分かな。液体はアルコール高めで、酸のボリュームもたっぷり。まだまだタンニンが主張しますが、バローロ地区らしくシルキーで繊細です。とても美味しいバローロでした。 3本目はトスカーナのボルドーブレンド。たぶんメルロー+カベルネ+フランでしょうか。でも、セパージュなんて、どこ吹く風という感じのトスカーナワイン。飲んだ瞬間に「あぁ、トスカーナだなぁ」と...。時間とともに、サンジョヴェーゼではありえない愛想の良さや、陽気な果実が...。それにしても、恐るべし! キァンティの土地と水と空気。 4本目はサンテミリオンのネッビオーロ。冗談じゃなくて(いや冗談か)、サンテミリオンのワインショップで買ったというガヤ。ヴィノ・ダ・タヴォラです。熟成したネッビオーロらしい生肉っぽさや獣臭、液体は出汁系。だったのですが、時間とともに、酸も顔を出し、ワインらしくなってきました。さすがです。これが美味しいからネッビオーロは凄いです。 5本目はサリクッティのファースト・ヴィンテージ。少し前に、このブログでサリクッティの悪口を書いたら(笑)、この「1995は美味しいよ」と言われたヴィンテージ。これが、一番、楽しみでした。あっと驚く骨太なブルネッロ。僕が飲んでるのは1998以降のブルネッロかロッソですが、まず、イメージするのは、そのモダンさ、造りのキレイさなどです。サリクッティは、当初は、とても無骨な造りだったのでしょうか。もう一つ、不思議な事は「あんまりモンタルチーノっぽく無い」こと。言葉にすると、かえって誤解を招きそうですが、僕のモンタルチーノのイメージは、「酸っぱく無い」「甘い香り」「強い土のニュアンス」「乾燥もしくは熟した黒系果実」「スパイス」「インクっぽさ」などですが、このブルネッロは、酸が強めで、発酵茶葉や、肉っぽいニュアンスがあって、ブラインドだとバローロと間違いそうな感じです。どうも、不満を述べているみたいに聞こえるかもしれませんが、ワインとしては、すごく美味しいです。ここから軌道修正して、エレガンスへ向かったことが残念なくらい美味しいです。そして、果実が豊満な1997年を想像すると、「甘い香り」「乾燥もしくは熟した黒系果実」「スパイス」はもっと充実して来るでしょうし、強い凝縮感が生む「インクっぽさ」、そして「強い土のニュアンス」はもともとありますから、これは、実に、旨そうなブルネッロが想像出来ますが...いかがでしょう。 6本目は、なんと、アマローネ。何年ぶりかなぁ。ヨードチンキとまで評した、あの、薬草っぽい甘苦さから、思いっきり敬遠しているアマローネ。でも、ダル・フォルノなら美味しいかも! クインタレッリは勘弁してって感じですが...あ、美味しい。苦く無いですね~。それにしても、すごい凝縮感! 舌に甘く感じるほどの凝縮感(あたりまえか)。これが、羊に合います(笑)。これなら、アマローネ大丈夫どころか、積極的に飲みたいかもしれない...でも、ダル・フォルノは高くて買えないなぁ。Yさんありがとうございます! 酔うと、最近、愚痴っぽくなるCOMESTAIです。今回も、酔っぱらって、退屈な話をたらたらしてしまったような気がするなぁ。ごめんなさい。 というわけで、よく飲みました。それにしても、毎回、凄いワインが並びますねぇ。今回も、どれも、本当に、美味しかったです。また次回! お会いしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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