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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:トスカーナ
トスカーナのIGT、生産者はモンテヴェルティネ。ラッダ・イン・キァンティにありますが、畑は、標高の高い北側斜面で、僕の好きな、ヴァル・ディ・ペーザに面しています。最近、このブログは <サンジョヴェーゼと言えば「ヴァル・ディ・ペーザ」>になってきました(笑)。
ご存知、レ・ペルゴーレ・トルテの造り手ですね。 ヴァル・ディ・ペーザらしい、冷涼で美しい酸が特徴的なエレガントな造り。キァンティと名乗らない事には、ワケがある味わいです。もちろん、キァンティと名乗っていても、美味しいものは美味しいと思いますが(笑)。 正規輸入元の直販で、イタリアフェアか何かで、3800円でしたので、2000年、2002年(3600円)と買いました。2002年は、まだ飲んでいません。 最近、飲んだワインでは、一番でした。サンジョベーゼのエレガンスがここにあります。緻密で、繊細で、ミネラリーという酒質は当然のごとく「固さ」を内包しているワケで、その「固さ」自体を楽しめないと、サンジョヴェーゼを美味しいとは感じられません。また、その独特の「固さ」が無ければ、良質なサンジョヴェーゼとも言えない訳ですが...。 サンジョヴェーゼ100%のレ・ペルゴーレ・トルテに比べたら、カナイオーロとコロリーノがブレンドされているこのワインは、とても飲みやすく仕上がっています。しかも2000年は、比較的、柔らかい年と言えますから、今、ほんとうに美味しくなってます。おすすめです。 先月は、忙しくて、史上初、飲むワインの量が減った...気がします。ふだん、食事の時はたいてい飲みますが、ワインだと、眠くなるので、仕事の能率が悪くならないように、ビールにしたせいです。年のせいだな。 数年前<スペンサーが、午後に「張り込み」もしくは「重要な局面」がある場合、眠くなるので、ランチにビールを飲まなくなった>時はショックを受けました(笑)が、今度は、自分が、そうなろうとは...。 そいえば、久しぶりの更新ですね。いろいろと飲んでいるのですが...最近印象に残ったワインを紹介します。 ラグレインをよく飲みます。美味しいです。ドロミテの空の青さや、土や、牧草の香りを思い出します。最近の、お気に入りは、この2本。 ラグレイン2000「ホフスタッテル」(写真左)は、濃さを感じるラグレイン。ただし、繊細で、ストイック。多分、ボルドーっぽい(笑)インテリジェンス。これで2800円(税抜き)。この生産者の畑名入りのラインは、少々高いですが、飲む価値のあるワインばかり。唯一の欠点は、あんまりイタリアワインっぽく無い(笑)ところかな。なので、このぐらいの価格帯の方が、飲みやすいし、僕の好み。 もう一本は、スキアーヴァとのブレンドのサンタ・マッダレーナ・クラッシコ。濃いラグレイン「タベール」が有名ですが、このフック・アン・バッハ2005は、クリーンで、軽快、だけれども大樽の熟成による奥深さも兼ね備えていて、料理にもあうし、一本筋も通っているしで、本当に良くできたワイン。これで1480円(税抜き)。このブログに、たまにコメントをいただく「照屋リピダル」さんにすすめられて飲んだのが、このワインに「はまった」きっかけですね。ありがとうございます。 ビアンコだと、この2本が良かったです。 マルヴァジアには、たくさん種類かありますが、微発泡に仕上げたエミリア・ロマーニャの「ディ・カンディア種」と、このフリウリの「デル・カルソ(イストリアーナ)種」が、よりアロマティックで、僕の好みです。ニコリーニのマルヴァジア2004(写真左)はそれに加え、潔く、冷ややかな酸と、膨大なミネラルを感じる素晴らしいワイン。美味しいので、複数本追加で購入しました。 「ラ・リヴォルタ」のフィアーノは、南のビアンコにありがちな、大柄な、べったりとした感じは無く、ミネラリーで冷涼な酸を持つ、とてもクリーンなワイン。この造り手のワインは、何を飲んでも美味しいです。ただ、ホフスタッテルの所でも書きましたが、低価格帯の方が、より葡萄の個性や良い意味での田舎臭さが感じられて、飲んでいて、心地よいです。 ビアンコは、他では、シチリアのインツォリアをよく飲みます。安くて美味しいものが多いですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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