今年は、黒田清輝の没後90年にあたるそうです。
日本近代洋画の巨匠といわれる黒田清輝といえば
やっぱり重要文化財でもある「湖畔」が有名ですよね。
私もやっぱり黒田清輝とくれば、「湖畔」が大好きです。
というよりも他の作品をほとんど見る機会がなかったと
いえます。今回、デッサンから洋画など代表作160作品を
一気に見ることが出来ました。それとフランスへの留学が
最初は画家としてでなく法学のためだったという事実には
とても驚きました。いろいろな出会いがあり画家への道を
進んでいくこととなります。素晴らしい機会に満足しました。
パリ留学中の沢山の人体デッサンの数々、丁寧で緻密で。
帰国してから白馬会での活動時代に「昔語り」という大作の
制作で全ての人物のデッサン、下絵がいろいろなパターンで。
本当に感心してしまいました。とても丁寧なお仕事です。また
裸体画論争となった絵画の事や有名な「湖畔」の背景など
知らなかった事をたくさん知る事が出来て、非常に満足です。
多忙な生活をされたせいか58才の生涯だったとは、とても
残念でなりません。焼失した絵もありましたが、でも沢山の
絵画が残っていると思います。没後90年記念展に行く事が
出来て本当に嬉しかったです。贅沢な時間を過ごせました。
やっぱり「湖畔」が一番印象的で、ますます好きになりました。
☆
没後90年 近代日本洋画の巨匠 『黒田清輝展』
京都文化博物館 6月7日(土)~7月21日(月・祝)
am10-pm6(金のみpm7:30まで)
月・休館日(祝日の場合は開館)
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