ちびとら７の徒然なるままに‥

ニューオーリンズではおよそ8割が冠水した
米南部を直撃したハリケーン「カトリーナ」の被害が
想像以上のものになりそうだ。

避難命令の出た４７万人のうち、非難しなかった１０万人は
非難の手段となる自家用車がなく、宿泊費も出せない
貧困層だと言われている。

確かに、生き残って救助を待っている人たちの映像を見ると
ほどんどは黒人のようだ。
衛生状態も悪くなり、救助を待ちながら空腹や病気や治療を
受けられずに亡くなって行く人々が増え、
二次被害も増大しそうな様相である。

商店からの商品の略奪も横行しており、
なんと街には軍隊が配備され、自国民に銃口を向けている
という信じがたい事態も起きている。

まったく何て国だ・・・

私も昔、ニューオリンズに言ったことがあるが
街全体に音楽が溢れていて、
人々は観光客になれているせいか国民性か
とてもフレンドリーだった記憶がある。
特に夜は、好きなお酒と生の音楽を国境を超えて
楽しめ、「音楽＆酒好き」にはたまらない。
（男性にも、という部分も有り♪）

確かにスラムっぽいところもあり、
手放しで楽しめるところではないが
そんなことは「単なる日本の基準」であり
「日本人の平和ボケ」の根源でもある。

普通、外国は危ない。

そんな懐かしい記憶の残るニューオリンズのほとんどが
水没しており、かつての街並みが悲惨な状況になっているのを
ニュースで見るとたまらない。

そして、非難できずに救助を待つ貧しい人々が
ハリケーンが去った後、命は助かったものの
生き地獄のようなところで、なすすべもなく
取材マスコミのカメラに向かって「Help us !」異口同音に
叫んでいる、または気を失う姿は
神は居ないのか？と疑うほどだ。。

いつでも被害者は社会的弱者である。

いっそのこと「カトリーナ」がホワイトハウス（主人在宅の）を
直撃すれば良かったのに‥‥としみじみ思ってしまうのは
いけないことか。

そもそもあの被害は、海抜より低い街を守るための堤防が
老朽化などで補修が必要であったらしく、
言ってみれば「人災」らしい。

地球では「自然の怒り」なのか、このところ
甚大な被害を被る天災が多い。

戦争なぞに国費をがんがん投入している余裕など
ないではないか。
それも、他国を自国の論理のグローバル化を押し付け、
経済的に征服するのが目的で・・・。
許される訳がない。

しかし、そんな時にも悲しいかな
被害を被るのは、いつも弱者なのだ。


今、日本にも台風14号が近づいている。
どうか、日本の弱い人たちに被害が及びませんように。
そして、本当に人を騙す政治家がいる、
自分の利益のために政治家になりたがる人がいる、
そのために小市民を陰でばかにして
利用している政治家がいることを忘れてはいけない。
上っ面の言葉に乗せられてはならない。

アホな政治家を選ぶと不幸になるのは国民：
金も力もない小市民なんだということを
忘れてはならないのだ。


ハリケーンと台風は、熱帯の海で生まれ成長して暴風雨をもたらす仕組みは同じ。
大西洋と東太平洋で発達したものがハリケーンで、
北西太平洋で発達したものが台風と呼ばれる。そうである。