tikariの日記

前回の日記の続き

時間は既に18時をまわり、もう真っ暗

夕食を予約したお店まではここからバス停１コ分。

乗ってしまえばほんの１分・・・ということは歩いて行ける距離だよね？

道は暗いけれど、車が通る素直な１本道なのでなんとか行けそう？

そう話しながらバス通りに向かって歩いていると

ちょうど外国人観光客らしきカップルがバス通りを歩いているのが見えた。

他に歩いている人がいるのなら心強い。

急ぎ足でその二人の少し前に出て歩くことに。

 バスでたったの１分は歩くとけっこうな距離。

考えれば当たり前だけど、街中の1分と民家もない高原の1本道の1分はまったく違う。

道の左右はススキで有名な仙石原高原（真っ暗で何も見えないけど＾＾；）

今度はススキのキレイな時期に、そして明るい時間に歩きたい(笑)

 街灯もなくカーブのある道なので真っ暗で先が見えない。

でも主人は私の後ろを歩いていてくれるし

更に時々その後ろにいる外国人カップルの話し声が聞こえるので不安はない。

時々車も通るので道が明るくなるので助かる。

早く行かねば！と携帯で足元を照らしながら歩く。

 この間、会話しながら歩くも、後ろを振り返って主人を見る余裕もなし。

 いくつめかのカーブを曲がると遠くに灯りが見えてきた

きっと予約したお店はあの辺りに違いない。

でもやばい。なかなかその灯りは近づかない・・・予約した時間まであと5分しかない。

果たして間に合うのか？！

 やっと灯りのあるお店まで着いたけれど、肝心なお店がわからない。

どうやらもう少し奥のよう。

うわ～。もう28分！あと2分だよぉ（爆）

 あった～～！

 なんとか時間ピッタリに到着よかった～。

 お店・・・というよりも民家のような造り。

 箱根　自然薯料理　しずく亭 

店内は暖色のライトで暖かい雰囲気。

（わかりやすく画像を明るくしましたが、実際の店内はもう少し暗い雰囲気）

 たまたま箱根で美味しいものはないかな～と検索して見つけたお店。

が、ホームページを見てみると、テレビでもよく取材を受けているお店らしい。

 昼は予約なしでも入れますが

夜は予約しないと入れないお店。

基本的に1時間に1組の受付だそうです。

まず最初に出されたお茶が美味しかった

なんでも箱根の湧き水を使っているのだとか。

これはお料理も期待できそう

注文したのは麦とろ（2500円）

自然薯のとろろ汁に麦ごはん、薬味に香の物、干物などが付くセット

通常鯵の干物ですが、＋200円できんめの干物にしてもらいました。

単品で炒りむかごと一番人気の揚げとろとビールも注文。

まずビールがやってきました。

そして薬味一式。

擂りたての本山葵に海苔、椎茸の佃煮やきゃらぶきなど・・・これだけでも美味しそう～

自然薯は注文を受けてから擂るのでちょっと時間がかかります。

 店内には少し離れたテーブル席には女性グループが1組のみ。

座敷席は私たちだけなので、ここでもまたのんびり貸しきり状態＾＾

 少しすると炒りむかごがやってきました。

オリーブオイルで炒められたむかごは塩とレモンで味付けされている。

むかごは甘くほっこりした食感で美味。

麦とろ

たっぷりの自然薯のとろろ汁に麦ごはん（麦ご飯はおひつごとおかわりできる）

香の物（野沢菜、シイタケの佃煮、きゃらぶき）と薬味（天城産の本山葵、葱、海苔）

きんめだいの干物。他にお吸い物がつきます。

炭火で焼かれる干物はほぐして麦とろご飯にのせて食べると、また絶品だとか。 

早速、麦ごはんにとろろ、本山葵（これも擂りたて！）と海苔をかけて

いただきます～～。

するすると口の中に入るとろろはふんわりと空気を含み出汁・塩分ともにちょうどいい。

滋味溢れる美味しさ。

（濃い味の人には物足りないかもしれませんが、薄味の私たちにはピッタリ）

麦ごはんもプニュプニュした食感で実に楽しい。

擂りたての本山葵も最高。

きんめだいの干物

備長炭で焼かれた干物はちょっと焦げすぎでは？＾＾；

と思いましたが、そんなことはありませんでした。

魚の小骨が苦手な私ですが、しっかり焼かれているので

焦げている部分を除いてほとんど食べてしまいました

この干物だけでもごはん1杯食べてしまいそう(笑)

お店の方が教えてくれた通り、ほぐした身をとろろにかけてパクリ。

ん～～♪これもうまぁい

 美味しいので二人ともお代わりして、あっという間におひつが空っぽ。

お代わりをお願いすると

ホカホカと湯気が立ち上るおひついっぱいの麦ごはんを持ってきてくれます

これでお茶碗に３～４杯くらい。

美味しくて二人とも無言(笑)

単品で一番人気の揚げとろ。

海苔や大葉でとろろを包んだもの

椎茸や蓮根や自然薯自体をとろろで包んでいるものなどで計5種類。

二人で食べていたので、更に１ヶおまけしてくれました

外はパリッと中はふわっとトロッとしてこれまた美味^m^

あっという間にまたおひつが空っぽ(笑)

お代わりお願いします～。

自然薯のお団子とむかご入りのお吸い物

ふんわりした自然薯団子とむかごの食感が楽しくて美味しいお吸い物。

はぁ～。美味しい（しみじみ・・・）

このお吸い物も麦ごはんもお出汁も箱根の湧き水を使っているそうです。

3回目のおひつの麦ごはんにとろろをかけて食べていたら

私の体に異変が・・・？！

鎖骨の辺りに赤いポツポツが出てきてなんだかかゆい。

もしかしてアレルギー？←胃腸は強いが意外にアレルギー持ちで弱い私

「もう止めた方がいいよ」と主人。

「そうだよね～・・・」

と言いつつ、なかなか箸を止められない私(笑)

 器にわずかに残った最後の濃い目のとろろは主人に。

おひつのご飯も最後までキレイに食べてくれました。

２人で食べた麦ごはんはおひつ３コ分。

軽くお茶碗４、５杯は食べたことになる

店主曰く「するすると喉越しが良いからいっぱい食べられるでしょう～」

もちろんそれもあるとは思いますが

自然薯のとろろも

麦ごはんも

炭火焼の干物も

そして薬味のひとつひとつまで

本当に美味しかったから

あと一口もう一口・・・つい食べ続けてしまったのだ。

お腹ははちきれそうだけど、いっぱい温泉に入っていっぱい歩いたからいいか

 この日はまだ続く（この後まだ食べる・・・）