憧れの田舎暮し6
プラス志向追求のはずが、いつしか愚痴に変わってしまった。これではいけない。 まず、田舎の緑の山々を思い出そう。それから川の流れや、広々とした眺めや、豊かな空間の広がりを思い出そう。 登記できない農地を手に入れても転売はできないが、自分が使う分には構わないではないか。大金を株ですった、あるいは道楽でドブに捨てたと思えばいいのである。建物などは、いくら立派なものを建てても、今風のものであれば25年もたてば無価値となる。立派な柱や梁を使った古い時代の古民家だから、いくばくかの値段がつくのである。 自分の志向としては、現地近くまでの道路整備や鉄道整備が必須であるように思えてきた。現地へは直接車で侵入できなくても、荷物を搬入できる場所まで車が入ればいいではないか。それも4m道路ではしんどい。できれば6mほしい。 周りが高くて敷地の所在が低い物件と、周りが低くて敷地の所在が高い物件では、後者の方がいいに決まっている。但し風当たりは強くなるので、台風が来る地域などではたいへんだ。 家の周りに何にもない開けた空間が広がっている物件もたまにある。泥棒よけにはいいだろうが、通行人の居ない地域では効果もあるまい。泥棒も田舎には少ないと思うのだが、どうだろう。 田舎風景に見えるが、これは都会地の里山にある宅地。