ポートフォリオ突然の黒字
株式相場の方は調整局面で閑古鳥が鳴く地合いは変わらず、じり安でぱっとしない。 だが、ここにきて突然、極小ポートフォリオが黒転を果たした。 理由はナフコに見直しが入って赤字がちじまり、日本トリムがじりじりと稼ぎ、あらゆるものから見放されて、最大の赤字を稼いでいた雑貨屋ブルドックが、突然に暴騰したためである。190円ガラミから、236円まで、一気に真空地帯を飛んだ。値上がり率は17.1%。高値246円。100株単位の買いしかない物件に数万株単位の買いが入ると、こうなる。 理由不明。 為替の影響を避けた中小型株物色の中で、震災影響が軽微な分野なので、業績の急回復が見込めるという判断からのようである。通期の見通しは、O円無配継続なのに。 年初来安値112円のここは、perもちろん0であるが、bps 1,135円もある。 こういう時期には、会社が解散したらこんだけの資産が残るという、これが安心感を誘う。 実際には上場廃止時点で株価はbpsを無視して只同然となり、投資家の手元には紙切れも来ないのだが、資本買収されたりすれば、いくらか入ることはある。過去にキャビンや三菱樹脂で、経験した。 ともあれ、小生の判断は間違っていなかったわけで、1年後、何%稼いでいるかが楽しみになってきた。(こんなことなら、こいつをドン底の時にいっぱい買っとくんだった。) それが出来ないから不思議である。ドン底の株に手を出す人など居ない。だから底を100日、這うのである。ちょろと持ち直すように見えて、またこける。これを何年もやる。 一度見直されて脚光を浴びると、上がるわあがるわ、雲を突き抜けて天を突き抜けて上がる。だから誰しも上がる途中の株を買う。 過去に2千円ガラミで買い、4千円で売れてホクホクが、その翌日から急騰で2万近くまでいったケースもあった。 信用取引が怖いのは、こういう雲を突き抜けるケースがあるからである。 カラウリしたら期日内に買い戻さねばならないのだが、急騰を続ける株は、買えなくなる。 玉締めといって、市場にウリ物件が出なくなるのである。今の福島、宮城の土地のようなものである。(逆か) いずれにせよ、破産に直結する。 *bps ケタ化け誤記入していた。訂正済。