2013年04月の記事一覧 | ちくでん村　mugibatake専用別館

2013年04月の記事

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循環物色が始まっている

　日経平均は、円安が一進一退なので大型輸出の主力がパッとしないのだが、オイラの手がける内需小型に鉢が回ってきた感がある。　稼ぎ頭は過去にも極小ポートフォリオで薄利を稼いだ日本トリム。自分の一度売った株を再度2千円ガラミの高すぎる値で思い直して仕込んだのが大正解だった。　最も酷い塩漬け状態のまま、動きそうにないのはニッセンホールディングスである。これは遠い過去に売り時期を逸したオイラの失敗。今でも当時の半分以下。　今ひとつ、昔株屋に薦められて買って、すぐにずっこけて酷いことになっているステラケミファがあるが、ここは近いうちに持ち直すかもしれない。業績は上がっているが、一時に信用カイが入りすぎていて上がらないのである。　似た状態なのが、ケンウッド。　株屋は、何もそんな銘柄今買わなくてもと言うが、今に見ておれ、である。これ以上落ちようがないし、（まあ、相場が崩れたら半値まではこける。倒産したら只になる）吹き上げるときは凄いだろうと思う。　長い間地を張って耐えてきた日本トリムは、いま本格的な吹上に入っているわけである。もともと倍で売るつもりだったが、こうなると、もう売れない。いくらまで上がるかも予測がつかないからである。　オイラ持っていないが、ガンホーなど、1月に8万弱だったものが、今89万である。こいつの二の舞いになるかもしれない。いや、なってホシー。　これを書いているうちに、ステラケミファーが動意づき、あっという間に120円高。　100株しか持っていないが、含み益1万2千円を稼いだ、ということである。実際には含み損害の一部が消えただけ。　オイラの手放した株は買うべき、というのが証明されつつある。　薄利で手放した平和不動産、ナフコ、昭和産業のポートフォリオは今30万強の黒字。　同時期に組んだイオン、ケンウッド、昭和電工の持ち株ポートフォリオは8万そこそこの黒。歴然と差がついてきた。オイラの読みが正しくない証拠。

2013年04月30日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　89

　現実というのは神々の力同様、明晰判明でありながら、対象認識できないのである。　78％で契約を立てて対象認識していては、いけないのである。一期一会だからである。　これが、幽玄であり、バーチャルなのだということでもある。幽玄やバーチャル、その場限り、それが現実認識には必ず必要なのである。　現実は、合目的な時間・空間ではありえない。科学技術で明言できない、ということである。　無知の上に直接立つから、ではない。神々相互の誓約（うけい）の上に、立てるのみであるからである。　無知の上に直接立とうとする哲学も、もちろん過去の欺瞞の庭なくば不可能である。ありえない。　実現を目指して、知識や技術的意図の上に立つ科学技術もまた、現実とは無縁、なのである。これを認識していない昨今の科学技術者が多すぎる。機械的実現を現実と混同している。　実現したら必ず想定外の事が伴われて起こるのだが、その責任を放棄して、実現が現実になったとウソをつく。　現実には、例外的単独者の脱－存も、ないのである。　野の花、空の鳥が、わかる、だけである。これもキルケゴールが明確に告白している。聖フランチェスコと同じ位置に立っているのだと思う。　欺瞞の過去に立つ哲学は、常にヤブニラミなのだが、無知の知との、「わかる」親愛を確認してロゴスに尋ね続けるしかない。それが哲学の運命である。いくら知識があっても、わから、なければ神々の力とも出会えない。　ライプニッツにおいて完成した形而上学は、それに対し、宇宙の全てを合目的に一の時間・空間へと立てー組んでしまう。それが目的の、立て組みモデル組織機関の提供である。　無知に立った、わかる、ことの提供ではなくて、自動機関運動の合目的企業企画なのである。全く分からないままに、知識をいくらでも、儲けることができる。　宇宙の種子、その自動機械としての知識、なのである。まさに、デウス・エクス・マキナである。

2013年04月30日

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農園通信（肉食獣の襲撃）

天網に突入して死んだ鳥を、カラスのダミーといっしょにぶら下げてあったら、これが襲われていた。　立ててあった枯れ竹をへし折り、ダミーはころがっており、鳥の毛は散乱している。　特に、ここで毟った、跡の場所のようなところはあるが、死体が消えていた。　汚れた足で走り回ったようで、休憩所の板の上にも足跡が残っていた。　今度は鳥ではなくて、鋭利な爪も肉球もある5つ指。かなり大型。丸々と太った中型犬なみのタヌキを見た事があるので、これぐらいの大きさのタヌキも居るはず。流行のアライグマかもしれない。出会えば危険なくらいのサイズである。　但し、入り口不明。フワフワの網をよじ登ったのだろうか。　超小型から大型まで、四足や鳥の密度が異常なほど濃い。　川が近いので、特に多くの獣や鳥が通過する。　時にはカニやカメまで農作物を荒らしにやってくる。最近、特にミドリガメが増えて、よく道端をうろついている。　今日は西園で、サンチュを植えたあと、実生から育てたアスパラガスを初収穫。　粘土質の北園では、土質が悪くてかオイラの腕が悪くてか、実はつけるがロクに採れないままに消えていった。その子孫。　1株に1本しか出ていなくて、欠けた株や小さすぎる株もあって、ロクに数が採れない。もう少し日当たりのいい場所なら採れるのだろうか。　あちこちに植えたカリフラワーが、日当たりの指標となる。今のところ、5番のホワイトガーデン内が最良の生育を示している。

2013年04月29日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　88-2

　ライプニッツの形而上学は、予定調和の実現への自動機械、カラクリの立てー組みである。　現実、ではない。　二進法で動く、機械仕掛けの神の実現のための機関化、に過ぎない。　時間・空間の扱いが逆、なのである。　命題を立てるために、時間空間がクラスとして使われている。言わば現実が、合目的であることが前提となった命題が、組織理念として立てー組まれている。　そして、命題が、いつしか目的と化して化けている。大化けしている。　しかし神々の力は、とりわけ鬼門の祟り神である私どもの真の主人は、「現実が合目的であること」を、決してお許しにはならない。　これは合目的哲学の主であるとされてしまったアリストテレス先生も、ご自身で明確に述べていることである。「命題というのは無意味であり、これにはこだわってはならない、」と。　現実はもともと、合目的では、ないのである。　人は確かに自ら見ているものしか見ていない（カント）のだが、現実が見ているものは常に乖離である。　それは常にバーチャルであり、自己乖離を露に顕現させている。　つまり、私どもの伝統の言葉で述べるなら、これ(現実）は幽玄、なのである。一期一会なのである。　鬼門の祟り神は、日々の怠落した日常を、太陽の女神との誓約の儀式に人が立ち会うことで、与えて下さるだけである。　その儀式の場所が空間であり、儀式の継続が時間、なのである。　神々（の誓約の力）が去ると、時間・空間は空虚となる。　今日の時間・空間のように、スカスカな隙間と化すのである。　スカスカとなって、逆に人間が自動機械に立てー組まれて、時間・空間は、その個人個人の儚い生涯という、モナドにすぎなくなった。株が上がることを夢見てファスケースに押し込まれるだけのワラくずに、すぎなくなった。　しかしそれでも個々のワラには、抑えられない欲求はあるし、革命もある。　更に、とんでもない破綻も起こるのである。　まるで見えない未知の暦があって、その予定に調和して万物が動いているように感じてしまうことになる。　つまり、自動機械の宇宙論が、原爆を作った悪魔に対し、神はサイコロ遊びをしない、といったことを言わせるようになるのである。特にユダの78％の現実の神は、ダメである。だから太古に、神々の力を祀る帝国イスラエルの人々はユダと袂を分かった。

2013年04月29日

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主権在民？

まっとうな日本人なら誰でも知っている。日本に主権など、ない。ユナイテッドステーツの傀儡地方政権があるだけである。奴隷政権である。その地方が疲弊している。　まあ、戦前にも長州閥傀儡の天皇が居たし、おかしげな主権者も居たが、庶民の味方なんぞ一人も居なかった。特に沖縄なんぞは、いつも酷い目に遭いどうし、だった。　戦後も骨のある政治家はボツボツ出たが、はめられたり殺されたりて、地方が潤った日本独自の政治経済の時代は束の間だった。　明治以降、日本人の誰もが西洋風の価値観の基準となるモノを追い求め、特に権力者や資本家は、永続する価値観を常に追い求めてきた。　今や米国の指導者層の内乱と衰退で、そんなものがないのだとわかって、うろたえている、というのが現状だろう。しかしうろたえもしていない、カネの亡者が増えすぎているのである。狂乱株価に踊るオイラも、今はカネの亡者。数年ぶりの小遣い稼ぎだから大目に見てほしー。　TPPを経て、いよいよ米国と同じ政治経済体制に移行していくわけだが、その米国では明日が見えない。国民健保や武器非所持は露と消え、社会インフラの改修も後手後手。橋や道路がガンガン落ちて、水道管破裂なんぞは日常のこと。　テクノロジーの技術の刷新はすさまじく、50年前には夢だった技術がモノになっているのに、テロや新技術の不安におびえる、庶民の人々の暮らしは、より惨めに、危険になっていく一方である。　中央が脚光を浴びて華やぐ時代のあとは、必ず支配帝国の崩壊が来る。　これは何度も繰り返し起こったことなのである。田舎の故郷が繁栄しない体制は、必ず滅びるのである。　大企業に集約して儲けを吸い上げる態勢ができてしまい、中小企業が成り立たなくなる政治経済体制も必ず滅びる。いかに多くのシンクタンクを擁していようとも、である。　何もかもが企画の中の倫理目標と化してしまい、哲学が出会うべき驚愕が、なくなる、いや、あいてにされなくなるからである。オルガノン（オルガン）であるべき人々が、上品な名曲しか弾かなくなるからである。　日本で餓死者が出始めるのも、遠い将来のことではないだろう。　今、食料自給率は、北朝鮮より酷い、先進国中最低の40％である。TPPが、それのダメ押しをする。

2013年04月28日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　88

　神々の力の召喚が終わったので、整理しておこう。　時間・空間というのは、知識が立てるのではなく、無知が立てる、此処ー露（フュシス）の図式のことである。　此処ー露の図式は、数学的命題や公理では無いのである。直感的認識の形式（カント）であって、先験的総合判断を可能にしている、図式の持つ天才的な（天が付与する）力である。カントは時間だけしか述べていないが、日本人には、空間も同様であるとわかるはずだ。　ここで図式というのは、数学のクラスのことではなくて、カントの言うシェーマである。自分が頼っている構想力に、ついての言い訳、である。　立てー組みとして理解する表象の権能＝イメージの再現、ではなくて、時間・空間的実践手順、といった意味である。但し実現へのアルゴリズムではない。逆である。背後に現実（ドゥンス・スコトゥス先生が述べるバーチャル）が潜んでいる、と考えていただきたい。暗くて見えないが、現実という名の、時間・空間の乖離、である。　種子の論議ではないのである。実存のヤブニラミな論議の方である。　カントの純粋理性批判は、現実論議ではなく純粋な（経験的なものをいささかも含まない、単に理性という、いわばホチ、の形式の）論議だと思われてきた。　だが、数学的な意味での全体を、身体をもとに想定した仮想論議、なのではない。　現実に潜む、純粋理性という欺瞞の過去を、「批判し潰す」ための論議なのである。潜在する神々の誓約の力を頼りに、である。　但し、時間・空間、相互の意味は、西洋と私どもでは逆立ちする。　そしてもちろんカント先生も敬虔なキリスト教徒なので、その天才を神々の力だとは認識していない。単にコペルニクス的転回の誠実さを支える支点、無知の知を支える親愛としてしか、考えていないのである。だから弟子に誤解された。　しかし実存論議を試みる限り、日常の現実は、意思と表象によって成り立っているのではなくて、「神々の誓約に立ち会うことで、成り立っている。」　神々のありかたそのものが、私ども日本人には、存在する唯一の存在者ではなくて、潜在する諸々の力、である。わが内なるモロモロの道徳律、の方なのである。　掴めないし、再現できないが、それは捌ける。デュナミスなのである。　現実は必ず、経験的な認識と先験的な認識との乖離を持つバーチャルなので、幽玄である。掴めないし、再現できない、つまり表象はできないが、デュナミス同様に、捌ける。　バーチャル同様に、感じられる。わかる。　予定調和を期待した、機械仕掛けのカラクリ神ではありえないのである。

2013年04月28日

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農園通信（ブロッコリ植えた）

　今日でブロッコリの植え込みが終わった。ハクサイが遅れているが、間に合うだろう。　オイラの畑は秋冬の日当たりが酷すぎなので、ネギ、ダイコン、ハクサイ、キャベツといった、ごく普通の野菜は春夏にしか出来ないのである。短期の勝負、である。　そのかわり、ごく普通でない野菜には、いろいろとノウハウも覚えた。　ラッキョウは、今時分に大株ごとゴソっと収穫して、葉っぱも一緒に湯がいて甘酢ミソで食うのが美味いということや、今年はダメだったが、サンチュの摘み取り栽培が1株を長く引っ張れて重宝する、ということ。　交雑したナッパのタネは、ベビーリーフにダラダラと活用できるということ。　ハゴボウはムリに引っこ抜かなくても、葉っぱだけ全部ちょん切っておけば、一年中柔らかい大きなハゴボウが食えるということ、などである。　タラの芽も、ゴソっと採らずに1本ずつ採ることで、秋口まで延々と食えるし、オクラ、モロヘイヤ、エンツアイ、バイアムといった、あまり世間で主力にならない野菜が食卓の主力になってきた。　特にズッキーニなど、夏から秋にかけて、毎日なければ寂しいくらいに、なってきた。　今年の夏野菜の主力はトマト・シンディ。苗が元気なので期待が持てる。　ハウスにはすでに24本定植してあり、まもなく露地にも植えられる。最終60本程度は植えるつもりでいる。さあ、何個採れるか。　鳥さんの攻撃次第である。今日も部分に綺麗な青い羽のある中型の鳥が、5番ホワイトガーデンの天網に突入して死んでいた。　同じ場所で4羽目、どうやら鳥の通り道のようなモノがあるらしい。　にっくき敵であることがわかったガチョウの群れが、ここに引っかかってくれればうれしいのだが、ハクサイもキャベツもブロッコリも、ゴソっと食うヤツらは、大穴だけを開けて行ってしまう。

2013年04月27日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　87 神々の力の召喚2

　私どもは逆に、つい100年ほど昔まで、眼前を過ぎ去る矢のごとき光陰の力を、人の見えない主人として、崇めていたのである。　和算の力を、ではない。あれは機械仕掛けの自動からくりにすぎないと、ハナから認識していた。　自然などという、対象とならない未発見素材を含む対象、捌く前のアニミズムのことでもない。　強力無比の力を持つ見えない主人、鬼門に潜む祟り神をである。　丑寅の金神とか、スサノオ神とか、様々な名を持つが、太古から居る見えない天神、エン(主人）・リルである。聖都ニップール市に祭られていた神である。　エンリル・ティ、という太古の諺もあった。エンリル神の矢。　今日の私どもの持つ諺、光陰、矢の如し、である。　予定調和の神とは逆に、去っていく破壊神、祟り神、封じ祭るしかない、一期一会を主催する、私どもの過去の真の主人である。モロに出会えば、人を破滅させる神である。　この神は、神々の誓約という形で、時間・空間を仕立ててくれていた神でもある。　毎日必ず繰り返し、ご来光を崇めることのできる、天照らす大神、名の無い太陽の女神と誓約（うけい＝神々相互の誓約）し、それに立ち会う人々に、日常と安心立命を与え続けてきたのである。　日常の現実は、欺瞞の過去どころか、神々の誓約に立ち会う、そのことの上にこそ成り立っているのである。　欺瞞の過去というのは立てー組みのことであり、そのように「立てー組まれた」時間空間のことである。人の側のヤワいもののことである。　この、時間空間の別名は此処ー露とか理念、イデーなので、もちろん、同じことを別の言葉で言い訳しているだけではあるが。

2013年04月27日

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目先の儲けが大事

企業活動に影響が大きいからと、破砕帯上の茶畑は立ち入り禁止にしても、原発は再開、ユアサ電池のバッテリーが火を噴くジェット機も、運行再開。　まあ、いつの時代もそうだったんである。過去に学ぶことはないし、未来も本当は見ていない。自分の行動に注意していれば、よくわかること。　目先の儲けが大事、いつでも、世の中より自分が大事なんである。　株は今日は調整に入った様相だが、好業績と見えて意外に上がらない企業に騙された。　上がらない理由が、やっぱりあった。　情報のリークはあったようで、それで株価がグズグズしていた。　過去にもポートフォリオに組んで公開していたパチンコの基盤メーカーである。配当は5％を超えている。　世の中は好景気ではなく、不景気が酷くなると見込んで、業績悪化を予定したのでずっこけた。ほかにも隠している理由があるのだろう。　オイラの黒転の足を引っ張っている新参者。ここは今300株抱いているのである。200円安として、1日で6万円が消えた勘定。買値より安いので塩漬け組みの、お仲間入り。　　一方、昨日400円近くもこけて売りそこね、本格調整入りかと思えた日本トリムが、今日は600円高と、大反騰した。売るのもヤメ。　これも過去にポートフォリオで紹介して、一度薄利を稼いだところだが、買いなおして200株抱いているので、これだけで1日に12万稼いだことになる。但し売れれば、というレバニラ稼ぎ頭の話。ほぼ買値の倍になっている。　先日、新規ポートフォリオとして組むべしで紹介した、有沢製作所、イチカワ、大和インターナショナルは、いずれも買えそうにない。すでに総額で何万か上がってしまっていて、買う予定のところまで落ちてこないまま。　相場の勢いはロクにないが、態勢やスピードが異常なのである。大相場というより、尻をムチ打たれて、崖をムリヤリ攀じ登っている雰囲気。　それを見越して高値でも買わねば儲けられん、のだろうが、小心のオイラには難しい。　危険だとか、リスクが高いとか言っていたら、儲けられん、のであるが。　小口のウリで誘って、慌てて薄利で大勢が逃げ出し、手放すところを大口がゴソっと買って吊り上げている。　世の中は資本主義。家や車の、消費財にカネを使っていたら消えるだけ。　投資して、カネを捨てて、やっと儲けが入ってくる。　リスクが低くて安全なはずの債権でも、米国企業が日本人の顧客から1300億ほど持ち逃げしたらしい。　要は、安全な資産運用など、ないんである。公庫融資の利息ばかり払っている不動産も、明日は原発の放射能タレ流しで只になるかも知れない、浮世の世の中なんである。　月曜のクリームコーヒーがブラックでないことを願うだけ。

2013年04月26日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　86 神々の力の召喚1

　しかしライプニッツの形而上学は、その無知の知では対抗できない、異様に巨大な力をもっている。　正体を確かめたハイデガー先生の突撃を受けかわし、その駄馬の方を逆に潰してしまった。　逆さにひん剥いて、それが自動機械であることと、基礎に何も無いニヒリスムスであることの正体は確かめた。だが、同時に自分の哲学も終わってしまった。　だからここでは、その途方も無い力に対抗できるように、私ども日本人の、過去の本当の主人であった神々の力を、まず召喚しておきたい。現実というのは身体の表現として得られる(現実としてー立て―組まれた）モノであるが、時間・空間は、身体で表現できる人の（権）能の全てではなく、人の（権）能を超えた、「潜在する神々の力」、だからである。　人は自らの身体を変容できない(神の力は無い）し、惨めに死すべき有限なものである。有限な時間・空間はわかる、が、永遠の力とも、来世とも無縁である。　しかし時間・空間どちらも、人に神々の力として捌かれた立て―組み形式である以上、同じ庭（ガル・ディン＝ガルテン）のことを言い、同じ欺瞞の様であっても、それは誓約（うけい）の過去なのである。誓約の過去、つまり庭である。　西洋の人々は、空間に居座る、ありてある唯一神とともにあり、時間を、その神が統べる予定調和から逆算して未来へと仕立てていた。　身体として得られている表現（ドゥンス・スコトゥス先生の言うバーチャル）があるのに、それを無視して、アル、事の方からアイデントを立てて表象を考え出し、数学で逆算しようとした。

2013年04月26日

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農園通信（日当たり最悪の３番で）

　室内に置いてあったズイキや京イモ、石川早生などが、知らぬ間に発芽していたので、全予定を変更し、早々に植え込んでしまった。　北園に植えようと思っていた二種類のショウガは、二種類とも腐ってジメジメした土に変わっていた。やはり若干日に干して取り込むことが必要か。これまでショウガは二年は続いても、三年、続いたヤツはないのである。保存も芽出しも難しい。　今回サトイモを植え込んだ西園三番は日当たりが最悪な上に、天網が張りにくい。　現在も無防備なので、開けた西側に高い支柱を二つ立て、細いテングスを何本も張り巡らせてきた。大型の鳥は、ちょっとは警戒するはず。　明日はここにウコンを山のように植えようと思っている。こいつをかじるのはシカくらい。　昨年ムカゴを蒔いた畝には、２年目のオニユリの茎がいっぱいに出てきた。一時はダメかと思っていたが、成績は上々。　今年は未だ咲かないが、昨年２本植えた親株が、今年は5-6本咲く。来年は山のようなユリの大群が見られる可能性がでてきた。球根が採れれば、のり面いっぱいに、ビッシリと植える手もある。　オニユリが出来るということは、オリエンタル系のカサブランカなども出来る、ということである。ムカゴは出来ないので、繁殖方を研究せねば。りんペンを剥いて植えて、いけるかも。　但しこちらにも、花のクビを折っていくヤツは、いる。　南北園に出るサルは軒並み全部折っていくし、引っこ抜いてもいく。　だから、南北園では、花を作ることもあきらめたのである。　西園で、ちゅうだいした先の方だけをちょん切っていくヤツは小鳥か虫だろう。天網のない５番で、カンパニュラ・パーシフォリアらしきやつがやられた。　南園のヤマユリやタメトモユリ、カンパニュラ・ピラミダリスは、今のところ無事。　笹ユリも出ていたが、酷く折られて消えたのである。　それにしても、１番のエンドウ類の生育が遅い。相変わらず、近隣の、よその畑の半分以下。　そのかわり、３番でミョウガの根の勢いは確認したし、５番の木陰に植え込んだばかりのギボウシやナルコユリ、ホトトギスなども良好。　西園も、日陰植物ばかりの園と成り果てるかも。

2013年04月25日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　85 神々の力

　神々の力は、造物神や唯一神ではない。存在者の存在、でもない。　西洋人にとって、空間は神の秩序、イデアに等しく、時間の方は未到来のイデーにすぎない。しかし今の日本人にとって、時間の方が潜在する神々の力であって、空間の方は何も無い隙間、なのである。　過去には違ったと思う。空間もまた神々の力だった。空間がスカスカになったのは、最近の話である。　ハイデガーが時間＝憂慮を唱えたとき、日本人には、すぐに理解できた。　常識的な日本語の用法と一致していたからである。しかし誤解して理解した。存在に空間が普遍的に含まれていることなどは理解していなかった。　更に西洋人にとっては、ベルグソン風の時間＝憂慮というのは、理詰めで論議を手繰っていかないとたどり着けない、難解な問題だった。多分、今でもほとんど理解されていないと思う。　時間・空間を論議することの困難さは独特である。　それが私どもの人の（権）能である立て―組みの形式であり、カント風に言うなら構想力であり、天が与える天才だからである。スピノザ風に言うなら、じねんな身体だからである。　これは時刻や場所を定めて図式化することができる。プランク時間やライプニッツ空間を定めて数学的に扱うこともできる。　つまり、シェーマとして捌くことができる。　しかし論理的に理解したり再現把握したりは、十全にはできないのである。　必ず、バーチャル(乖離して得られること＝現実）がつきまとう。　ドゥンス・スコトゥス先生が見出した、無知の知がつきまとうのである。

2013年04月25日

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上がったり下がったり

　ズルズルと上がり続けるので、全然買えず。売る予定のやつも、吹き上げるんではないか、儲けそこなうんではないかと、これも売れず。　いつもこうやっているうちにずっこけて、ダメな塩漬けだけが増えるのである。　今日はTPP農業関連の銘柄や、海運、造船などがにぎわったようだ。やっと循環しはじめた。　オイラの持つダメ株の一部も突然上がった。船関係が商船三井、種苗関係がサカタのタネ。それでも、まだまだ買値には程遠いのだが。　　ただ、主力がかさ上げしたので、今日は昨日ほど、小型や内需の多いオイラの総合ポートフォリオに影響は大きくない。ただ、黒字が積み上がっていくのは楽しいものである。落ち込んでいた気分が良くなりかけている。　公開極小ポートフォリオ3の方は、イオンがパッとしないのだが、昭和電工が善戦し、一日で2万7千円稼いだ。平和不動産とナフコが稼いでいる仮想の4の方は2万9千円なので、未だ、やっぱり負け続けている。普段は悔しくなるので、売った株なんぞ見ないのだが、こうしてみていると本当に、カイ急ぎ、ウリ急ぎの、気の短い自分の性格が良く分かる。　ただ、連休を控え、大きく黒を出している銘柄を処分するかどうかである。　企業業績にはなんら不安はないので、売り急いであとで悔しがる必要もないのだが、特に米国や中共がらみの、世界情勢のきなくささが、酷すぎる。北朝鮮のアレも、もとは米国がやらせているようなモンである。　地震の不安もある。関東直下や東南海でも起これば、全てがワヤとなる。　わずかの資金をカネで置いておいても、インフレ目減りで、やがて消えてしまうことになっているのだが、株で置いてあれば、文字通り消し飛ぶ。　となればやはりゴールド、ということになるが、その金は今、頭打ちして、ずっこけている最中である。国内の相場はそうでもないようだが、今買うと、高値掴みになるだろう。　今後ＴＰＰの関係で、やがて健康保険もなくなるようだし、紹介のない病院ではイチゲンさんお断りにもなるようである。高額の検査医療費が払えない人もお断り。　石油の値上がりでイカも食えなくなるようだし、まもなく市場から鶏肉が消える可能性も高くなってきた。今度のインフルエンザでは世界で数億人が死ぬだろうと言われている。　せっかく株が上がって気分が良かったのに、また落ち込んできた。

2013年04月24日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　84

　知だけでなく無知があり、予定調和や整合だけでなく、予定ナシも不整合もある。　それが形而上学とは異なる、現実である。　そもそも西洋哲学は、有の整合の上に立っているのではなく、無知の上に立っているのである。　ライプニッツは、それらを一切無視している。　特に、無知の知を、一切無視している。　つまり、世間が疑いも無く手本にしている以上、ライプニッツの形而上学は、人類が得た最高の智恵のモデルクラスであることは間違いなく、西洋の歴史がそれを証明しているのだが、これは断じて哲学ではない、のである。危機を見張ろうとしていない。　二進法で隙間無く、闇のままの合目的へと立て―組まれた、弁証法ですらない数学的ロジックが、哲学であるはずがない。　これは機関化された理念であり、今日のデーターベースが目指すものであり、神の立て―組みの企画提供、なのである。　しかも、予定調和から理想的な世界秩序を構想することはできても、無知が捌くことのできている時間から、存在を語ることはできない。つまり哲学から形而上の存在を捌けない。　これはなぜか。　実在しているという当のモノが、モナドが、時間の内に無い、からである。　日本人なら、此処で必ず気が付くはずである。　時間自体が無を、言うのではないのに、・・・と。　日本人にとって、時間というのは「常に潜在している形式の力」なのである。　神々の力なのである。実は西洋人が時間に無を見ているようには、日本人には時間の無は見えていない、のである。日本人には、時間というそれは拒絶する無ではない。

2013年04月24日

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テロの背後関係がないという理由？

　ボストンはこれまでも米国の政治の争いの中で、インデアンを偽装して貿易船から紅茶を捨てた陰謀事件や、英国軍による虐殺事件などが起きた所だが、今度の事件も、気味の悪い点がいくつかある。　当初言われていた不審な右翼の民兵会社の集団やFBIの異常な警備についての報道が、その後、パタっと消えたこと。　大統領がテロとの対決を打ち出したのに対し、FBIが警察官の犠牲の上に完璧な捜査をやってのけ、テロではない、背後関係はない、と明言したこと。　兄の方が旅券申請に帰国した際、ロシア治安当局の「監視の網」に4回も掛かったものの、ロシア当局は「拘束する理由がない」と判断していたらしい。それに、帰国目的である旅券も受け取らずに出国しているという、わけのわからん不審さ。　ロシア側にしてみれば、要監視者なので、FBIにも注意を促しているはずである。　兄のタメルラン容疑者は、それ以前からどうやら「過激派のリーダー」として、ここ数年ＦＢＩの監視下に置かれていたらしい。家族が米国滞在当時、ＦＢＩ担当官がしばしば自宅を訪れ、同容疑者は過激派のリーダーと話した上、ウェブサイトなどの行動を監視していると伝えたという。　つまり当局に完璧にマークされていたはずなのである。　テロの背後関係がないと、言い切れる理由が、わからんのである。　背後に居るのはオレだから、とＦＢＩが言うのなら、わかるが。　特にロシア当局は、不審と不安の眼差しで今回の事件を見ていると思う。　帰国してイスラム過激派と接触していた若いヤツが、米国であんな大事件を引き起こしたのに、当の米国の当局は、背後関係がないと言い張る。ヤツはもしかしたら、もともと米国のスパイだったんじゃあないのか？と。　自分たちが手配されているのを知って、強盗をやったり車を奪った、というのはわかるとしても、あわただしく逃げる時にも膨大な量の爆弾を携えて、というのもわけがわからん行動なのである。　ロシアへ派遣されて二重スパイになり損ね、旅券も持ち帰れずに逃げ帰った人物が、未知の目的で起こされたテロに関係させられ、当局にハメ殺されたという可能性も出てきた。　なんせ米国は、なんでもアリの陰謀の国だからである。考え過ぎか。

2013年04月23日

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全ポートフォリオの総合が黒転

本日めでたく、過去の塩漬けも含めた、オイラの全ポートフォリオの総合が黒転を果たした。　予想より1ヶ月早い。　そのかわり新規銘柄は全然買えず、かなり上がってしまった。　過去に組んで紹介した、イオン、ケンウッド、昭和電工のポートフォリオも、現在8万を超える黒。売り急いで失敗した仮想ポートフォリオは22万近くの黒。こっちにしとけばよかった。　数日前、米国の市場ではヒンデンブルク・オーメンとかの凶兆サインが出たようで、誰か暴落させたい連中が噂を流しているらしい。　日本の市場がつれ落ちするとは限らないが、もし米国の市場が崩れれば、こちらも影響は避けられない。　その警戒感からかどうか、オイラの好きな不人気のどん底、好業績出遅れ株に興味が集中して来ているようだ。ずっこけて相場が崩れても、被害が知れているからである。　いずれにせよ、日本の市場は未だ3合目か4合目、ここで原点に戻っても、いずれ再度持ち直すだろう。10年後くらいに。　しかし米国の市場は、そういうわけにはいかない。　ブラックマンデーの再来のような出来事があれば、今度は社会全体が崩壊しかねない。貧乏人が増えすぎている。　米国債は利払い不履行どころか、元本もチャラされて、もともと数百兆も溜め込んでいる上にＴＰＰ参加の手土産として追加購入した分も紙くずとなり、日本も米国の後を追って共倒れは必定。　こんなことばかり考えてしまうので、オイラは儲からないのである。　ヒンデンブルク号の亡霊は、40日の間に姿をあらわすかもしれない、そうである。　但し、このサインが出ても、全くどうもなくひたすら上昇した時も多かったという。

2013年04月23日

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MKウルトラという手法の実験？

MKウルトラという手法のようだ。　直接の実行犯とともに、大衆の全て、が洗脳の対象であるようにも思われる。　直接の目的は無数に考えられるが、わからない。オバマの銃規制法案への右翼の抗議か、逆に米国を当局の規制下に持っていくための、権力側のテロかもしれない。　一見、ものすごく単純な右翼によるテロに目がいく。　一番のしょっぱなから、ドクロのマークの右翼がウヨウヨ居たので、やつらが怪しい、とされていたのである。　その連中はナニをしていたのかというと、なぜかテロの警備訓練をしていた。　爆弾探知の警察犬をいっぱいつれたFBIの連中とともに、今回の犯人が背負っていたと同様のリュックを背負って、ウロウロしていたのである。　こんな目立つ行動をやっていた連中が犯人であるはずはない。　誰でもそう、思うんではないだろうか。　大衆が、今後どういう方向へ動くか、である。　穏やかに暮らしていたアラブ人の隣人は危ない。そう思い始めるか、それとも銃を野放しに、民間の軍事会社までが国内で軍事作戦をやることに疑惑の目が向けられてくるのか。　もしかしたら、ドクロのマークの連中のほうが、はめられようとしていたのかも知れないのである。　未だ真相は全くの闇である。9.11同様。　テロというより。内戦のような気がする。霞ヶ関や富士教導団のお膝元で起きた、オーム事件のように。　あれもMKウルトラ事件の、しかもクーデターだった形跡がある。

2013年04月23日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　83

　欧米人にとっては、存在者の存在である唯一の超越者のみが神である。　だから多神教の神々、特に神統の八百万（やおよろず）の神々などは、未開の種族の原始的な信仰心がこしらえた、未知の自然における暴風などを対象化したアニミズムの偶像、と安易に考えてしまうことになる。　これは科学技術の発達した今日の、信仰心で掴める神ではありえないと。　　信仰心や教義では、掴めない、神。　目にもこころにも、決してイメージできない神。　しかし、神だと、捌（さば）くことのできる概知の力は無数にあるのである。　対象化認識できない、言い訳できない神々の力は、すべて、そうなのである。　意思と表象だけで、世界が成り立っていると合目的に考えることのほうが、全然、おかしいのである。　そこに都合よく無の思想を持ってくるのは、もっとおかしい。　この世界には有だけでなく、無の世界が「もともと」、空間として(日本語では）ある。つまり捌ける、神々の力がある。無数にある。晴天の深夜、人工の明かりの無い場所で、空を見上げてみよ。　唐突に出会うそれが、ガル・ディン（大いなる・輝く神々＝庭）である。これを庭として、立てー組み、として取り出した理念がエ・ディン(立てー組み・輝く神々）である。時間・空間を、対象化して認識しているのではなく、単に捌き出した神々の力の(権能の）方から見ているのである。　実は時間もまた、日本語が表現しているのは「無の場所」なのである。　但し場所として、あらかじめアルのが日本語の空間や時間である。ここでもやはり、空間と時間の不整合、というか、一致しがたい乖離はあるのだが。　無の上に立つ欧米の言語認識とは逆立ちしているが、不整合があるのは同じである。だから、どちらが正しいか、などといったものではないのである。

2013年04月23日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　82　

　東洋思想から西洋哲学を、同じ地平の別の人生観や理念の思想として捉えているか、あるいは西洋哲学を誤って形而上学と理解した人々が、東洋思想も形而上学として見てしまっている、だけである。　いずれも、哲学とは本来無縁な、虚無的な思惟なのである。　しかも東洋思想は哲学としての言い訳論議はなされず、なぜか文学としてエンターテイメントと一体化しているのみである。この理由も何ら解明されていないが、ここではわき道なので論議しない。言い訳論議のない哲学といったそんなものは、ないし無意味だからである。　特に唯一の神(造物神）とともに生きている人々にとって、「何も無い場所」、しかし捌かれた力、などは、ありえないのである。　許されざる魔界であろう。　空間は無の場所ではなくて、ナニカが必ずあるはず、と考える。モナドがぎっしり詰まっていると考える。　だからライプニッツの空間も、モナドがぎっしりと詰まった、「同時に存在する物の間の秩序である」ことになる。時間との関係は、同時性、であることになる。　つまり空間としてはトポイやオルトの意味は無くて、時間と存在からのみ、（ある）空間を考えている。　だから、それ（ライプニッツの空間）と対決しようとする哲学は必ず、ザイン　ウント　ツアイト「存在と時間」、なのである。　常識として存在と時間は、モナドが詰まった空間として、ある。しかし(無い)空間はない、のである。無は考えられないので、存在と時間から考えているのである。　　しかしそもそも、その存在者の存在は、むしろ無ではないのか。その、時間は何処にあるのか。　未だ無く、すでに無い。　ライプニッツの時間は、二進法で論理的に立て組まれ推進される種子なので、そうなるのである。　　　　　　　　　　　　　

2013年04月22日

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早くも疑惑が

　ボストンのテロ事件には、早くも疑惑が出てきた。　アラブ系のチェチェン人が犯人だとすると、今度は、どこの不幸な国が攻撃の標的になるのかと思って見ていたが、やっぱり出てきた。　以下は部分転載、真偽のほどは一切不明。　４月１７日, Anthony Gucciardi の見出しはこうだった。「ボストンマラソンで民間傭兵会社クラフト・インターナショナル？」Why Did FBI Release Fake Surveillance Video of the Boston Bombing Suspects?The so-called video the FBI released that is supposed to be surveillance video is actual a digitally doctored slide show of still photos that makes it look like a real video.The question of the hour is why? Why would they go through all of that trouble instead of just releasing clips of the real surveillance video?　ドクロのマークの民間軍クラフトのメンバーは、海軍の特殊部隊「シール」の隊員で組織されているとの別情報もあった。　エンロン救済に端を発した感のある9.11テロも、二つの対外戦争が未だ終わっていない。それに続いて、また米国発の激動がある可能性が高い。米国は今崩壊前夜の内戦で手一杯で、北朝鮮などに構っている余裕は無いのかも知れない。　肥料工場の爆発も、偶然とは思えない。同時多発テロの可能性が高い。　ロシアに大被害を齎した隕石、神の杖も、未だに米軍の攻撃だと言い張っているロシアの高官も大勢居る様子である。

2013年04月21日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　81　神々の力

　神々の力は、自然の力や未知の力、などではない。　スピノザは自然の力という言い方をしているが、自然の意味が今日の私どもの常識とは違うのである。スピノザはそうは述べていないかもしれないが、スピノザの自然は形而上学的対象物ではないからである。むしろ、潜在する神々の力のことについて述べているのである。　人の（権）能で、対象化認識できない力として捌かれたモノのみが神であり、あとは捌けない悪霊である。　空間も時間も、此処ー露のじねんであらわな形式として、つまりスピノザの言う自然として、人の手ですでに捌かれ、祀られた神々の力、デュナミスなのである。　デュナミスという概念はアリストテレス先生の論議だが、これらは小生独自の意見がほとんどなので、惑わされぬように、但しこれも覚えておいていただきたい。　私どもはこれを時間・空間と併記するが、ヨーロッパ人にとっては、空間の意味も日本人の述べるそれ（空間）とは全然違う。　時間・空間という併記も私ども日本人だけのものであって、印欧語の世界では、あり得、無い。だから本当は彼らには、哲学抜きには時間・空間の乖離が、わからない。　私ども日本人は「何も無い場所」、の意味で空間を使う。　空というのは、ヘーゲルの言うように、未だ、すでに無い時間の場所のことではない。　「カラっぽ」は、時間によって表現されたモノではないし、特定のモノの入れ物ではない。　しかしラウムはドイツ人には逆に、(有の）場所とか領域とか特定のモノの部屋の意味なのである。時間によってのみ表現できる「カラっぽ」であり、身体的ありかた、なのである。　此処という特定の場所には、オルト(居場所）という別の言葉がはまる。　私どもが膠着語で使う空間という意味は、印欧語では理解不能だと思う。　つまり、捌かれている神々の力が違う、からなのである。　彼らの言語では無を捌けないからである。だからそもそも必要があって、西洋哲学が生まれた。　東洋には深遠な政治経済思想はあったが、特に日本には無知の智としての哲学はなかった。過去には必要なかったからである。　西洋哲学と同じ地平で考える東洋哲学、などというのは、ウソである。

2013年04月21日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　80　

　時間ツアイトも空間ラウムも、実は、見えないのに選り分ける事はできる。　だからこれらは数学のモノではなくて、現実のモノである。経験的現実において、必ず選り分け可能である。　予定調和した数学から導き出した実現ではなくて、予定調和しない現実から捌（さば）きだした力、なのである。　昨日と明日は違うし、此処とそこは、違う。　しかしどちらも手で掴むことはできない。此処ー露でつかむことも、できない。　そもそも、心でイメージできない。ましてや再現など不可能である。数学にはならない。　つまり存在者の存在として、対象化把握、できないのである。表象できない。　言い訳さえ、ロクにできない。認識や言い訳の形式でしか、ないからである。　カントは時間を、直感の形式という言い方で捉えていた。構想力、天才だと。　そしてそのような（対象として立たない潜在体の）モノの既知の力が、捌かれた神々の力、なのである。　これはデュナミスなのである。この世に潜在する、人智を超えたダイナミックな力、と考えていい。ダイナミズムだと。

2013年04月20日

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バラとカラスの受難

　ハウスの北側のスソがバリバリに破られ、積んであったトレイが散らかされる。　カラスのダミーは吊り下げてあるのだが、それを無視してカラスが荒らしていく。　特に酷い場所にワナをしかけてあったら、かかっていた。　巨大なカラスで、逃げながらも威嚇してくる。　半殺しにして追放してやるかと思っていたが、ハウス内部の惨状を見て気が変わった。　大きな恐竜の子孫なので簡単に死なないし、血を見たあとの気分は良くない。　ツボミが上がっていたミニバラの鉢が三つ置いてあったが、またしてもグシャグシャ。食われては居ないが、引きちぎられ、軒並み折れている。このバラは本当に受難続きで、いつも咲く寸前にグチャグチャにやられる。　カラスはここで、ナニをしていたのか。ムカデの跳梁が始まっているので、そいつらでも探していたのか。鉢底には本当に良く潜んでいるものである。　死骸を見せしめに吊り下げてきた。　高価なダミーは見事に無意味だとわかったが、本物の死体があっても、入ってくるだろうか。　悪さするカラスの群れもだが、全部食っていくガチョウの群れを、なんとかしたい。　　今日は強風の中、ハウスにメロンを植え、ゴボウとスイートコーンを蒔き、雨受けの施設を修理してから、涼しいので小さな畝立てを一つ。竹の根っこの山を作った。　強風で、地這いキュウリを植えたビニールトンネルが、これもグシャグシャの、ワヤ。　明日は寒いらしいので、霜に当たってオワリかも。　雨が無いので、どこも地面がカチンカチンになってきた。　赤キャベツも、ブロッコリも、植えたいが、植えられない。　水のストックも、もう後が無くて、オタマジャクシが生きられない。　この時期はハウス内に、いろんな小苗が多すぎるので、明日も水運びになりそうである。

2013年04月19日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　79　時間、という時の間

　時間、という時の間が認識できるのは、この立て―組み、という「共有された理念」が秩序として未だ無いからである。空間が認識できるのは、その秩序があらかじめ「ある」から、である。　この相互の不整合がある、から相互に現実のモノとして認識できる、捌（さば）けるのである。　・・・である、という同義反復は、反ロゴス的な表象で、その不整合を見出すためにある。　ライプニッツの有は表象ではなく、唯一神の力、である。時間は「立て―組まれて、すでに無い共有」、なのである。　イメージできる、ことを通じて、予定調和されているとする。　そのことの「不整合の言い訳が、あらかじめできているから」、である。神の力、としてである。ここには時間・空間、相互の不整合が「未だある」のに、である。　空間は神の秩序、イデアに等しく、時間の方は未到来のイデーにすぎない。ここには埋めることのできない乖離が、不整合がある。　これを不整合と思わない人は哲学に出会えず、不整合と思う人は形而上学に、いかがわしさのみを感じるのである。　わが国で言うイメージというのは実は、未だ明確な目的をもたない（権）能のへの意思のこと、にすぎない。　しかしライプニッツの表象は、「予定調和で欲求を持たされ、表象を持たされたモノ」を言うのである。　だが、表象されたイメージ（というピクチャー）を通じて、つまり立て―組み終わった、調和されたモノを通じて、その「権能の時刻が定められる。」　その時刻をもって、表象がある、というわけである。それまでは、ない。無の表象、としてあるのみである。　しかし　空間はモナド相互の秩序アリである。時刻を定める配列であり、数であり、音階なのである。決まりきった図式。表象が未だないのに、相互の秩序があらかじめ、ある。　人の現実とは無縁な世界で、要するに「経験的実在の様を無視して、超越理論の世界で成り立つ二進法の実現論理」、なのである。微分や積分と同じ理屈で出来ている。　ヘーゲルにも出てきた形而上学独特の思惟は、この時間空間の不整合を必ず、持っている。なのに、それを無視する。　特に時間を、時刻から逆に考えてしまう。立て―組みのクラスの方から、つまり図式（シェーマ）の持つ数学的権能の方からのみ、考えてしまうのである。　カントが図式を考えるときは、そうではなく、時間の方から考えているのだが、ライプニッツは逆に、時間を図式の数学的権能の方から考え出してしまうのである。　数学的形式の上にたって共有の論議を展開していたスピノザは、暗にそれを批判したのだろう。数学的形式の持つ力を利用すべく論議を立てていたライプニッツは、理由が掴めず、スピノザを気にしていたのである。

2013年04月19日

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チェイランサス

　においあらせいとう、とも言うらしい。　畑の露地ではロクに咲かずにすぐに消えたが、狭い敷地の我が家の極乾燥地に植えた少数の株は、欠落も無く三年目の開花を迎えた。コボレタネではない。もとの固体である。　株も少しずつだが大きくなってきており、日当たりも良くなく、極乾燥地のこの場所が、チェイランサスには最適の環境だったということである。　もともと日本の気象は亜熱帯気候で、夏が暑すぎ、異常に湿気が多い。　その中で、記述されている最適環境の状態にもウソが多い。　黄色系のチェイランサスは、日当たりのイマイチの、極度の乾燥地域で十全に育つことがわかった。ほとんどサボテン並み。　これは多年草で、冷涼と極度の乾燥を好み、肥料ッ毛の無いことも好むのかも知れない。要するに瓦礫地で育つような植物なのである。土のロクにない壁の上とか。　ウオールフラワーと言うくらいだから。　堆肥の多い土で大株にして豪華に咲かせたら、それで終わりである。　本来は細く長く、耐えてひっそりと、いつまでも咲く連中なのである。　こんな連中の根は多分、長くて太い。植え替えを極度に嫌うはずである。　霜とか凍ることとかは、全然問題なし。乾燥地なので。たぶん、マイナス何度とかでも問題ないと思う。　あと何年生きつづけるのか不明だが、挿し木で増やすことも出来るらしい。　こんな環境では、タネをつけるほど旺盛には生育しないからである。今年は採れるかもしれないが。ムリして採る気も起こらない。　こいつもアブラナ科、要するにダイコンやハクサイやキャベツ、ブロッコリーといった、最もポピュラーな野菜の仲間なのである。　アブラナ科の野菜類は、案外、乾燥を好むのかもしれない。

2013年04月18日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　78　

　表象というのは、個々のモナドが生きて窓を持っていて、個々のモナドが手を出して、相互の道具的関係を結ぶ、という意味ではないのである。ましてや隠れた構造が、それを導く、という意味でもない。　表象できる、つまり、心にイメージできることが、その立て―組みを通じて、あらかじめある。予定調和されている、ということである。思惟は即存在ということである。　拡散する光子が一定の率で、相互に相談しあったかのように行き先を決める、ということである。　但し個々のモナドに、一切の決定権はない。自由も無い。時間空間もない。　あるのは神が付与した自由への「個別の欲求のみ」である。永遠に満たされぬ欲求。　　　つまり理念を通じて、相互関係へと、すでに、全てが「立て―組まれて」あらかじめ終わっている、ということである。　立て―組まれて初めて、共有へと「理念を得ている」、つまり表象されている、のだが、これを拒否できる権能は、モナドにはない。あるのは持たされた個々の欲求だけである。　立て―組まれる、その前も、無いのである。　何も無い。存在者の存在という、時間を超越した神も居ない。心にイメージできなければ、予定調和も、「ない」からである。　これが形而上学の特徴である。時間が未来からやってくる。そして、すでにない。　ヘーゲルやハイデガーでも出てきた、この特徴は覚えておいていただきたい。　形而上学だから、当然である。全ては理念的に立て―組まれて、初めて現実界に認識できる。　あらかじめある、存在者の存在の方から、未だ無い時間、つまり無を表象しようとしている。　だから予定調和になる。「時間が、一緒に存在していない物の間の秩序である、のと同じように、空間は同時に存在する物の間の秩序である。」ということになる。　時計仕掛けの神が、その予定調和を取り仕切る。時間は未だ無、空間はひたすら有なのである。　どこかおかしい、とは思わないだろうか。

2013年04月18日

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投資家が潤っている

金融危機に端を発した欧州各国の危機的状況は酷くなっている。　ポルトガルなどでも政府の緊縮策に最高裁がまったをかけ、国の格付けランクがさらに下落して資金が逃げるだろうと予想されている。　これらはすべて、カネを借りての国ぐるみの投資の仕方で失敗し、そのツケを誰が払うか、という問題なのである。　ポルトガルは年金削減や失業手当の打ち切りで対処しようとしていた。裁判所が、それは憲法違反だとしてまったをかけた。支援各国は、対策がなされないなら追加支援はナシとするだろう。　カネの資金繰りで失敗した当人たちが、自分の金蔵を開け放ってクビを吊るのならわかるが、どこも貧民から取り立てて誤魔化そうとしているわけである。ギリシャもイタリアもキプロスも、である。　その理屈は、追加支援が打ち切られたら、国の産業自体がなりたたなくなる、貧民は全員解雇され、悲惨な目に遭う、という理屈である。　失敗した当のカネもちたちは金蔵ともども、追加支援が打ち切られたら外国へ逃げるつもりなのである。　日本は株高で小金持ちの金回りが良くなって、高級品が売れ始めているらしい。　オイラも数年ぶりに小遣いができて、食いたかったブンタンを高知から取り寄せた。　カネが出来ると、すぐ消耗品を買うのはド貧民の証拠である。金持ちは絶対に消耗品には無駄ガネを使わない。家も車も着物も食い物も、消耗品である。　しかし日本人の7割以上は、景気に変化がないと見ている。悪化を告げる人も居る。　資本主義の世の中なのに、株や投資と無縁な人々なのである。人材という自己研鑽には投資するが、他者の株や債権への投資はしない。　これは教育者が偽善者で、悪いんだと思う。資本主義や民主主義を認めていながら、投資の必要性ということを全く教えていない。　社会主義国の中国でも、投資を学んだ人々が成功して中国は豊かになった。　しかし政府の高官を独占している共産党の連中はそれを理解しないので、権力にしがみついての人民搾取しか考えていない。社会主義も共産主義も、資本という、ライプニッツの思想のもとで社会が動いていることを理解していない。　いまだにマルクス主義が、グローバルな社会で通用すると思い込んでいる。　彼らもそのうち日本の資本を敵にまわした金融危機で、ヤンバン制度の時代のような北朝鮮の高官ともども、縛りクビになるだろう。

2013年04月17日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　77　表象

　イメージという言葉自体が、わが国では誤って使われているからである。心のイメージという意味で使われてしまっている。　しかしイメージという本来の言葉は、表象の対象となるピクチャーの、「再現」ということである。その再現のために型枠として使われる、「心構え」、という、もう一方の意味は「ない」のである。これは印欧語では見えていない、からである。　むしろライプニッツが使った表象perceptionというのが、人の持つ権能としての知覚の意味ではなく、心のイメージといった、私どもの膠着語言語で使っている意味に近いのである。関係を認識するモナドの権能、として考え出されているからである。権能と言うより、これは能、である。　権能そのものを取り出して知覚、としているのではなく、心で受け止めたピクチャーと、同時に心構えでもある、それが表象perception、なのである。一のモナドは全宇宙を表象する。　この表象はまさに、時間空間を裏返して取り出したら「立て―組み」、ということなのである。　一のモナドは全宇宙を表象し、表象することで逆に、そこへ立て―組まれる。まるでフォトン（光子）のように、回折した後、個々の粒子が、個々の予定の居場所をわきまえて調和し、振舞うのである。　対象をピクチャーとして認識すると同時に、認識として構えた心、が出来ている。　それが「時間空間」の別名でもある「立て―組み」である。　この時間空間は、関係や媒介なのではない。これが立て―組みの正体であり、イデーであり、ヒストーリエ（歴史）である。つまり、理念の、正体なのである。　しかしライプニッツは、表象へと立て―組まれる時間空間を無視して、未だ無い「予定調和」のみを見ている。　立て―組まれていた欺瞞の過去などは、一切見ていない。　つまり、数学的手法で、宇宙全体という、永劫回帰する死んだ一の身体細胞を、モナス(一）としての、機械仕掛けの宇宙全体を見ているのである。　パルメニデスの再来である。

2013年04月17日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　76 モナドロジーを切り捨てたい

　さて、ニヒリスムスの温床となって、背後の闇を予定調和の看板で支え、世界を破滅へと導いてしまっている、ライプニッツのモナドロジーを切り捨てたい。　これに突撃して裏返して正体を確かめたハイデガー先生の後ろに、コソコソ隠れて、である。　実はほかにも、呼び出しておきたい過去がある。　強力無比の「神々の力」、シュメール古拙文字で「目」、が必要なのだが、これはもっとあとで。　モナドロジーというこれは、今日の私どもの、「立て―組まれてしまっていく世界」を基礎で支えてしまっている、とんでもない悪霊であると言える。　哲学で一切、捌けないから、である。神は捌けるのに、モナドロジーの智恵は捌けない。それはフルリ人の神ウリクムミのように、地中から湧いて増殖を続けるのみである。　だから切り捨てるしかない。　　ライプニッツの神の国の究極の真理は、究極のテクノロジーが目指している形而上学（メタ・フィシカ）なのである。神学、宇宙論、心理学、人間学、社会学、そして経済学でもある。　今日では関係の学が加わったので環境論や技術工学もお仲間入りしている。自然工学と言っていいと思う。まさにヘーゲル風の総合学なのである。　相手するナニカの、ぶるってしまうほどの大きさがわかっていただけるだろうか。　但し、これほど巨大なのに、それを認識している人は少ない。　それを未だに背後で支えているのは、死んだ神である。キリストを使わした神であり、ユダの78％の日常であり、名の無い造物主である。　時間や空間を超越した、存在者の存在という唯一の神である。矢印の尻尾を持った神である。ニーチェによって、すでに殺されて久しいのだが。　「しかしそもそも、なぜゆえに存在者の存在だと言うのか。むしろ無、ではないのか。」ハイデガーも、それは認めていた。そして、気がついていた。　時間や空間を超越して、立てー組み化を無くしてしまったら、何も無い（メー・オンである）、だけではないか。　予定調和という、神の永劫回帰の世界には、大いなる真昼はあるだろう。しかしそこは大いなる真昼である。12時、あるいは午後0時という時刻はある。　しかし時間が、すでに無く、未だ無い。影も無い。そんな無い無い、世界、なのである。　なのに絶対精神(形而上学への意思）があるという。　その精神はしかも、予定調和という絶対矛盾の自己同一(空虚な点だが）を齎してくれる、個々の欲求や属性を持ったモナドが「表象できるもの」、なのである。　表象できる、つまり心にイメージできる、ということである。ここにヒントがある。　いや、モナドロジーのすべては、この「表象」にあると言っていい。　表象の概念は、かなりややこしいので、これを、まず、言い訳しておきたい。

2013年04月16日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　75

　彼らは歴史記述された、ヒストーリエが原罪を弁証する哲学(実存論）を一切無視した。　史的唯物論に注視することなく、弁証法的唯物論、あるいは自然弁証法を唱えて、権力へと立て―組まれる自然ブツの成り行きに、自分が負うべき責任を任せてしまった。　つまりヘーゲル風の無の形而上学を踏みつけて基礎にして、人の労働をも純粋素材な実践活動に仕立てて、病的な理念へと立てー組み、機械仕掛けの共産主義という予定調和を実現しようとしたのである。ライプニッツ主義へと復古していた。　その根にあるのはロゴスに尋ねようと努力する哲学の理念ではなくて、ニヒリスムスである。　別名、機械仕掛けの予定調和をもたらしてくれる、立てー組みへの無限回帰運動である。総合機関への自動機械運動である。　彼らはマルクスの描く仲介者の立てー組みの変貌を、哲学の革命理念として読まずに革命の権力理念として読んだ。つまり、実践理性の批判理念（カント）としてではなく、実践実現すべき理念として、フィヒテの導入した理念のように、逆向きに読んだのである。　そして哲学を手本とせずに、形而上学を手本にしていった。それはヘーゲル風ですら、なかった。　カントやヘーゲルが、あえて無視していたライプニッツの形而上学を、彼らは将来への手本として、その基礎に隠して持っていたのである。　宇宙の全体、人間世界の全体が、理念やプロパガンダで把握できる、という、モナドロジー風の楽観論的思い込みである。智者の智恵、である。多くのキリスト教徒がそこで悪魔の誘惑の前に踏みとどまる、原罪を一切認識していない。　実際に、立てー組まれて疎外されている側の人々は、目論みのとおりに革命を起こした。　しかし制御できなかったのである。台所事情と同様。　歴史が弁証（言い訳）する、その言い訳を聞かないから、である。

2013年04月15日

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農園通信（小山飾りの2号目）

小山飾りの2号目、を作った。　昨年の小山飾りはカラマツソウとトクサとまむし草を据えて、やぶらんとオニユリのヒコバエを配し、クラマゴケらしきコケで覆ったものだが、無事マムシグサの芽が出て、トクサも立派になり、大成功の類。　それで2号目を作った。　大型の水盤に土台と成る花崗岩の小石を敷き詰め、不明の小さな雑木、やはりマムシ草に、ヒトリシズカの分割した大苗、ツクシバイカイカリソウの苗を添えて、表面はゼニゴケと集団が丸くなる名称不明なコケで覆った。　ケト土が高価なので買えず、そこいらの黒い山土を使ったので、崩れてくるかもしれない。　水盤がたまっているので、築山になりそうな石でも探して盆景にも挑戦してみたい。　中国風の水石というのも風情があっていい。オイラもすでに年寄り趣味。　西園界隈には、イノモト草や珍しそうなシダがいろいろ自生しているので、次はシダ尽くしというのもいいかもしれない。　　盆栽の1号は枯れ、2号も芽吹くかどうかわからない。　オイラは盆栽造りには向いていない。　すぐに鉢の存在を忘れてしまい、干し上げたり水浸しにしたりしてしまう。　小山飾りはその点、水を溜めるので問題が少ない。　日陰植物が中心となるので、夏の暑さにも、冬場の日当たりの悪さも無視できる。　写真が提供できないのが残念。古いｐｃとデジカメのインターフェイス規格が合わないのである。　オイラは壊れていない古いものは絶対に捨てないし、新しいもの好きではないからである。

2013年04月14日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　74-2

　現実の手本が過去にあるのに、その手本である形而上学の理念を誰も思い出さないからである。未来に、回答のみを見つけ出そうとしている。　そもそも政治学者も経済学者も、ライプニッツが、現代の政治経済学の、いや実は政治・経済界の、総元締めだとは思っていないと思う。　気が付いている人も大勢居るとは思うが、大声には、なってこない。　しかしライプニッツ学術連合という、総合機関まで、あるようである。ソフィストたちにも、自分たちの足場に気がついている人は多いのである。　個々のモナドに欲求があって、その個々のモナドが常に全世界を表象しながら、独自の属性で集合や分裂を繰り返し、インフレーションやデフレーションが起こっているのだとは、普通、経済学者は考えていないと思う。　インフレーションやデフレーションといった、「黒体理論を基礎とする熱力学」との関係に気がつけば、当然疑問が起こるはずなのだが。熱力学や情報理論の背後にもライプニッツが居る。　エントロピーも当然、現代の政治経済学で起こっていることなのである。　しかし人々の共有理念である資本を仲介者と見立てれば、逆に歴史が弁証していることに注目するなら、彼らのふるまいやそもそも表象活動のすべてに、形而上学の立てー組みという、「見えない病の根」があるのである。アルケーを書庫に貶めてしまった病の根、である。　理論化や、メカニズム構造として理解しようとする、その根に、政治経済理念という、立てー組み機関運動、がある。　時間空間が逆剥いた、予定調和の形而上学が仕切っている、資本の世界があるのである。　だから政治経済は、その形而上学で立てー組まれ、人間は疎外され続けてきた。　人々をまかなうはずの政治経済が、逆に大勢の人々を支配し、殺してきた。　形而上学の神もいなければ、予定調和など、ないのである。それらはデウス・エクス・マキナなのである。　疎外された人の側には、個々の生存をかけた革命があるだけである。しかし、これも予定調和の呪いの中にある。　経済活動自体を、ほとんど崩壊させてしまうような革命である。毛沢東主義者やポルポト政権などは、権力への意思（ニーチェの予言）を持って、それ（予定調和の呪い）を実践・実証した悪魔たちである。

2013年04月14日

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農園通信（ベビーリーフ大成功）

　交雑してしまったハクサイやコマツナやミズナやナバナ、チンゲンサイ、サンチュなどの自家タネがイヤというほど余ったので、ベビーリーフの試験栽培をした。　未だ虫の出ない時期に、低温ハウスの南園2番で2うねだけ手がけたが、大成功。　収穫時にゴソッと間引くように採って根っこをぶちきっておけば、そのまま洗って食える。翌日にはもう、収穫した隙間が消えるほど生育している。　日当たり不足で、いっこうに構わないし、モヤシ化していてもむしろ柔らかくていい。　野菜としてはいくらも量が取れていないのだが、まあ生サラダはロクに量が食えないのが当たり前。野菜不足でダンナを殺すつもりなら、毎日生野菜を食わせろ、というくらいである。これは有名な料理研究家から聞いた。　それでも、これだけの量をスーパーなどで買うと目が飛び出る。　キャベツは採れているが、ハクサイは終わり、サニーは未だ小さく、ナッパ類は軒並み花が咲いた。この端境期の主野菜は、ナバナとアサツキとコレで確保。　問題は虫が出てくる5月以降である。　二次の取り組みは、この収穫が終わる時期に、サルがバリバリ破ってしまって荒れている南園3番ハウスの、2つの空き畝を使うことにした。　薬を使うわけにはいかないので、蒔いたらすぐに虫除け網で囲って蒸すしかない。　日当たりが悪いので、虫除け網を使うと、どんな苗もモヤシになる。しかしベビーリーフなら、モヤシで結構、なわけである。　タネ代もただ。肥料もロクに要らない。水さえジャアジャアやっておけばいい。　但し虫除け網代が必要。結構高い。　まもなくロケットのタネがいやというほど取れるし、サニーレタスのタネも採る気でいる。夏にはミントやバジル、エンツアイなどを混ぜても、いいかもしれない。　途切れなく作る生野菜というのが、コレで解決しそうである。

2013年04月13日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　74

　この現実の力を共有せんとして、ロゴスに尋ねず、ポイエシスという、ムーサたちのミュトス（技芸）に尋ねているのが現代である。ナチスの時代からも、何ら変化はない。　芸術的才能やアイデアは、今日高く評価されて、祀られている。　技芸の本質は職人芸の心構えなのだが、それが無視されてユニークな個人の批評的主張、個人の表現だと見なされている。　共有がテーマなのに、アイデンチチイが強調されてしまい、立て―組まれてしまう、その力の、出所のみが拘られているのである。ホチ、のみが、である。　なんでロゴス抜きでそんなことが出来るかと言えば、完璧な手本があるから、である。　ありてある唯一の神との契約と、形而上学という、手本、である。　聖書という契約書は、あれは契約なので実現への手本ではない。例外的な単独者が神と面談する契約である。　基本的にダメなものだとは思うが、個人の信仰という支点なので、他人が関るべき内容でもない。　しかし形而上学は違う。これは宇宙の全てが見習うべき手本となる「立てー組み」、なのである。自動機械、まさにデウス・エクス・マキナの種子なのである。　共有がテーマなのに、アイデンチチイが強調されてしまい、立て―組まれてしまう種子が手本にされてしまっている。これは現実、ではないのに。　人々の台所をまかなう今日の政治経済社会は、立て―組まれた企業活動の場である。　まさにライプニッツの形而上学が語る政治経済理念の場と化してしまっている。　今や、世界が一つのグローバル市場である。それを目指してきたのである。　予定調和の神の、政治経済理論を探ろうと、賢い人々が必死だ。　だが、未だ機関メカニズムとしてしか理解しようとしていないので、この理念のモナドロジー制御の数学理論は、数が揃っていても、現実態は呼応しない。 * 淡路の地震で起こされてしまった。被害が心配。

2013年04月13日

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新規ポートフォリオの提示（5、6）

　さて、追加の購入予定ポートフォリオ5の提示と、売りヤメポートフォリオ6の提示をしたい。以下は5。今回は押しを待つので、買えるかどうかは極めて不明。　5208(株)有沢製作所 340円以下で。黒転し、上昇に転じたのでカイにくいが、千株。　3513イチカワ(株)170円以下、できればもっと安くで。減益で配当も減るだろうが、安心のドン底。二千株。ここからこけても知れている。　8127　大証株だが、ヤマト　インターナショナル(株)、420円程度まで、落ちるのを待って、またイオンの残り300予定同様、買えないかも知れないが。増益、高配当、8月に権利落ちの自社製品3千円分狙いで500株。　いずれもオイラ好みの長期抱き狙い物件である。但し今回は買えない公算も高い。　日銀の通過量倍という措置がなければ、一旦薄利が乗ったところで売るはずだった、売りりヤメ銘柄も3つ。以下は6。　2201森永　201円、千。調整が予想より大きいので、さらに突っ込むかも。出来高急増中なので、必ず戻ってくる。　2108日本甜菜製糖(株）、189円、二千抱いている。200円を越えたあたりで一旦調整に入るはずだが、その次は大きいはず。　4218ニチバン(株)、397円、千。順調に上がって順張り銘柄になってしまった。これもまもなく調整に入るとは思うんだが、意外に山が険しいので、短期で吹き上げるかもしれないのでヤメ。　　今後怖いのは、政府や日銀の、ヤーッパリやーめた、という声である。　国は特に、平気でウソをつくから怖い。　貨幣価値を下げて物価上昇を目論んでいるのに、国債の長期金利などが制御できない動きをしている。これが暴騰し始めたら、先の言葉が出てくると思う。　一部のカネもち企業を先に富ませて、その余力で賃金を向上させ、庶民の購買力を高めてインフレに持っていこうという政策なのだが、果たして、である。　破綻が見えている年金も価値半分にもって行こうという目減り政策と、保険のチャラと、更に庶民の1千万以下の低額預金の半分収奪だけが目的の可能性もある、ということである。銀行に円を持っている、なんてえのは貧民だけである。　農家所得倍増をちらつかせての強引なTPP推進など、それを予測させる。　米国に裏で脅迫されているフシもある。　ヤーッパリやーめた、そのときは、株の相場など短期で吹き飛ぶ。　オイラの塩漬けモノはまた塩漬けとなって、辛すぎて、もう二度と食えないかもしれない。

2013年04月12日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　73

　イデーというのは、共有の智恵という名の立てー組みされ機関化された理念であるが、それは悪霊（ダイモニオン）なのである。　イデーは必ず共有である(聖アウグスチヌス）。　ところがその共有を人質に、しかも未来に据えて、実現への機関としてしまっている。　共有という意味を、現代の人々は聖アウグスチヌスのようにロゴスから得ているのではなくて、立てー組みから得てしまっている。実現、にしてしまっている。　イデーは、立てー組み、その形容と力に「分裂した」理念なのである。　原罪を認め、わからない、という「無知に立つ」ことで、これらのイデーは共有の智恵、つまり無知の智となり、悪霊は人に悪さをする霊ではなくなる。　眼前にありてあると思い込んでいる神も、同時に、捌ける力の一つとなる。それは同義反復と同時にあるアナロギアの、立てー組まれた実現への方途にすぎないのである。　しかし無知に立たねば、アイデアは、アイデンチチイをもたらすと同時に、時に、とんでもない悪霊なのである。　その、とんでもない悪霊が、現代を支配して暴れまわっている、のである。　現実を覆い隠し、実現の看板を掲げて怒鳴り散らしている。　ソフィストたちを配下に集めて機関とし、立てー組み化を推し進め、究極のニヒリスムスへと邁進する、人でない自動機械が主人面をして動いているのである。　ありもしないアイデンチチイに取り付かれた悪魔たちが奉仕して、である。　見張るべき哲学者は殺されるか追放されるか洗脳されて、その職場に居ない。　たいがいが、株相場にうつつをぬかして大損している。相場で儲けるのは実現に長けたソフィストだと、知恵者であると、その相場も決まっているのである。無知を追い求める哲学では儲からない。　生き延びることさえ、やっとである。知識をいっぱい携えた悪魔たちの天下だからである。

2013年04月12日

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　明日が来るなら

核爆弾が飛び交う戦争がいつ起こるかもわからないのに、今日も日本株は高い。核ミサイルの名指しの標的は日本なのに、である。昨日は戦争を当て込んだ資源株が賑わった。　最近組んだポートフォリオ3（イオン・ケンウッド・昭和電工）がやっと昨日好転し、今日は下がったが7万の利が乗っている。76万ほどつぎ込んで、だから1割。　一方、オイラが薄利で手放した方の仮想ポートフォリオ4（平和不動産・ナフコ・昭和産業）の方は、売値時点の92万程度の仮想投入で20万近い利。21％程度になる。　短期で見る限り、やはりオイラの手放した株はカイ、というのが予想どおりの正解。　循環物色、内需見直しに入れば、平和不動産は調整に入る可能性があるが、ナフコがこれから値を飛ばすだろう。買戻し予定額まで下がらなかった。　但し長期だと、どうなるだろう。　日銀がヘンなことをやったので、リズムが狂っているが、調整時期は必ず来る。次の吹上時期も必ず来る。そしていずれ来る、最終の天井知らずの狂乱株価と破綻もである。　前倒しになったのか、引き伸ばされたのかが読めない。明日で東京や京都とともに終わりかも、しれない。　オイラの塩漬けを含むトータル評価も、未だ赤字。決して高値掴みはしていないつもりだが、やはり過去の相場の未だ3合目程度、といったところか。　5合目を超えてくると、オイラの貧相な全ポートフォリオも黒に転じるはずである。　回復ペースが異常に速いので、この調子で調整無くいけば5月にも黒転が期待できる。　しかし調整は必ず来る。　明日が来るなら、次回は追加ポートフォリオ5と塩漬けから選定した売却やめポートフォリオ6を再度組んで提示してみたい。

2013年04月11日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　72-2

　それにも関らず、輝かしいギリシャ文化を受け継いでヨーロッパ文化の基礎に仕立てた智者たちは、ローマの作り上げたスキエンチア理念に切り取られてしまった。　見えない自動機械に、いつのまにか立てー組まれてしまった。　仕立てられた存在者の存在に、予定調和されてしまったのである。　自分たちの共有の足場に、奴隷化されてしまったとも言える。　哲学までも、である。哲学者たちは全員ローマに拉致されて、奴隷教師とされた。北朝鮮に拉致された若者たちのように、である。　私どもがスキエンチアの理念を利用しているのではなく、切り取られて立て-組まれているにすぎないのである。　そのことは、この事件からは後の時代の人だが、ライプニッツという哲学博士が、そのスキエンチアの支配を正当化し、この世に君臨している事が、その動かぬ証拠となる。　更にプラグマチズムや共産主義、構造主義といったニヒリスムスが、全てを覆い隠してしまった。　産業革命というのは、それ（立てー組み）が顕在化してきた時代の「歴史=弁証」が見えかけていたのであって、実際には哲学が興ったとき、すでに、それがあったのである。　メ・タル(神々の力・天候神）によって可能となった、金属武器や貨幣経済、という仲介者が力を振るい始めていたのである。　メ・タルのもとは、たぶん隕石である。地平線の彼方に赤々と輝いて落ち、人々の殺戮と津波と気象異変を引き起こす、ハルマキス、あるいはホル・エン・アケト（スフィンクス）である。　誤ったイデア論が巷にはびこり、権力者も民衆も更に智者までもが、この力に、立てー組まれていった。現実が見えなくなり、何処にも無い実現にのみ、囚われていった。　それは未だ企業活動ではなかったが、軍事技術や政治経済技術でもあった。　小市民階級のソクラテスがただ一人、たぶん、自らの身体の病を通じて、この立てー組まれるポリス的人間の引き起こす危機を察知した。　現実が見えなくなることの危険を、である。　そして言い訳を通じて、この危険を常に、見張る者たちを育てようとしたのである。産婆術者としてである。　どんな危険があるのか、待ち構えているのか、わからない。ウーシア（現有）において、骨と成った屍を晒している巨人族のようには、なってはならない。　　そのためには神と悪霊をロゴスの力で捌いて明確にし、悪魔の手先となることだけは避けねばならない。　汝・・・をしてはならぬ、と言うのは悪霊＝イデーであるが、扱い方次第で、この立てー組まれるポリス的人間の内部にあって、例外的な単独者に危険を教えてくれる特殊なダイモニオンなのである。　哲学の本当の任務は、ここにある。現実を論議し見張れる、同時に機関化を拒む、唯一の学問なのである。

2013年04月11日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　72

　共有の智恵というのは、立て―組みの力、なのである。　一人一人の兵士が指揮官に1本のワラ同然の命を委ねて、軍隊が出来上がるのである。　論理は、その上に立っている。　要するにアイデアの結集が支えているのである。　しかしオルガノンとしての人間が扱う智恵は、同時に、ロゴスの上に立っている。　ワラ束の作った立て組みの力＝人間、では、ないのである。現代の常識が、そうなってしまっている、だけである。民主主義という名のファッシズムと化している。　「理念という悪霊」は人間ではなく、「自動機械」であるにすぎない。　西洋人は、ずっとこの悪霊に囁かれ続けていたため、自動機械や人形自動機械、つまりロボットやアンドロイドの導入に、ためらいがあった。　この機械仕掛けの神を危惧する論議は、古代ギリシャの時代からあるのである。　ギリシャ悲劇のどうしようもない絶望の中で、オルガンが泣き叫ぶ。　まさに、オルガンである観客が、共鳴して泣き叫ぶのである。　その舞台装置から、華々しく神々しいオーケストラが鳴り響く。　その前触れとともに、機械仕掛けでせり出してきた神が采配を振るい、全てを調和させていくのである。　彼ら、過去のギリシャ人は敏感だった。　この機械仕掛けの神に、アテナイの民主主義同様、彼らは危険の匂いを嗅ぎ取っていた。

2013年04月10日

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無駄な備えも、必要

北朝鮮に局地挑発はできても総力戦をやる能力はないという論者は多い。　彼らは歴史を学んでいないのである。　過去の帝国は20分の1の総合力で、勝てる見込みのない米英と戦争を始めた。　最大の理由は石油の締め付けでドカ貧が目前に迫って見えており、追い詰められたからである。蒋介石の賢い戦略に嵌り、満州どころか、関東州も失いかねない状況だったからである。　北朝鮮が牙を剥いて威嚇しているのも、ネズミのように追い詰められているから、である。一時は釜山近くまで追い落として後に逆襲されたので、一見軟弱そうな米軍の頑強さは、身にしみてよく知っている。　現体制が包囲制裁で解体寸前であり、このままいくと特権階級は間違いなく、飢えた民衆の手で全員銃殺の憂き目に遭う。そのことも、見え見えだからである。　西側の報道管制は完璧なので、気がつかない人は多いかもしれないが、挑発されて脅かされているのは北朝鮮の方である。　軍事演習を名目にした侵攻軍の脅威に包囲挑発されている、わけである。　主導権は米軍が握っているが、その米軍はコワクナイ、コワクナイとポーズしている。　演習を名目にした侵攻作戦は、過去に無数の事例がある。　もしかしたら、本気で侵攻を考えて、チャンスを狙っているのは米軍の方かも知れないのである。中共軍さえ出てこなければ、米軍は、攻撃したいはずである。　　戦争を起こすのは、いつでも追い詰められた方である。　過去の帝国など、いつでも建前で行動して、結果的に追い詰められて戦争に突入していた。　日清、日露は幸い、相手があきらめたので、負債が大きくなっただけで、なんとか破滅をまぬがれてきたが、その債権者の挑発に乗った戦争で、何もかも失ったのである。今、ケツの毛を抜かれている最中である。TPPで骨抜きになるだろう。　北朝鮮を、ソ連の手先となった山賊の手にゆだねてしまったのも、崩壊した帝国の過去の失策である。　次々と日本軍の手で抹殺してきた歴代の金日成将軍の名前がなければ、ソ連や中共の支援があったとはいえ、あそこまで北朝鮮が持ちこたえることはなかった。　シベリア出兵と朝鮮への差別政策が、彼らを追い詰め、その牙を育ててしまった事実がある。過去にロシア赤軍を率いて散った本物の金日成将軍は、任官先の金沢の砲兵連隊から逃亡した陸士出、なのである。　壊滅した八路軍配下の山賊で、ソ連の手先であったにすぎない偽者の孫が、それを知らないはずはない。彼は本物になりたいのである。　東京に1発食らうことと、各地の原発への特攻的な攻撃や破壊工作を一応覚悟して、厳重すぎる無駄な対応策を立てておくべきである。スパイは国内に、うじゃうじゃ潜入して居る。原子炉へ爆弾特攻されたら終わりである。　米国が弾道ミサイル発射実験を取りやめたのは、北朝鮮を刺激させない配慮なんぞではなくて、むしろ誘いだと思う。北朝鮮への最後通牒なのである。　北朝鮮が、たとえ実験であってもミサイルを発射すれば、総力戦を始めるための、米国風の挑発かもしれない。　真珠湾に旧式の戦艦部隊を無防備に並べて、半舷上陸までやって挑発していたのと、同じやりかたかもしれないのである。

2013年04月10日

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通貨量が倍になれば何が起こるか（下）

　雇用者を増やす所得には手をつけるべきではなく、隠匿しようとする資産のみに税を付加するべきである。国内雇用を生まない海外投資は、特に規制する必要がある。　合理化による国内の人員削減などには重削減税を課すべきである。特に、誤魔化した隠匿資産は全額現物没収する。　利用計画のない、資産保有の土地の取得、なども当然、重課税対象。　利用方法のない田舎の土地は暴落するだろう。遊休土地勧告制度を強化し、摘発没収土地公安委員制度を作る。遊休土地に法外な高額課税すれば、遊休土地は、ただ同然になるはず。　ただ同然で、貸し出し制度を作れる。ドイツなどでやっているクラインガルテンが可能になる。オイラも借りられる。　日本の土地は高すぎるのである。通貨量が増えて、また不動産が高騰すると思う。　高騰しない庶民向けの対策をしていたら、フランスのように、国籍を捨てると宣言する大富豪が出てくるだろう。有り金はたいて出て行ってもらおうではないか。　資産持ち逃げ逃亡者は徹底追及し、逮捕して処刑すればいい。中共もそこまでやっていないが、ロシアのプーチンは、堂々と暗殺までやっている。　まあ、国内が不況で苦しんでいるのに、その有り余った資産を国内に環流もさせずに、よそに退避させている人は犯罪者である。金や美術品に化けさせて隠している、などというのは死刑モノである。　金隠匿より、もっと深刻なのが、この海外資産隠匿である。膨大な円が海外資産に退避していて、その配当が生む送金額は、輸出入の赤字を補填しても余るほどある。　この利益が貧民に配分されていないだけでなく、国内の経済活動を、より一層沈滞させる遠因となっているのである。原因を結果だと主張して誤魔化している。　いつの時代でも、最も数が多い貧民の懐に余裕ができると、経済が賑わうものである。　バブルが終わり、カネが金持ちの懐に戻ってしまうと、不況と沈滞が来るのである。　だから借金であっても、カネが貧民の懐に増えることは、結果的にいいことなのかも知れない。江戸時代の粗悪小判改鋳乱造で、江戸の庶民文化が花開いたのである。　ちなみに通貨量が倍になれば、せっせと積み立てている貧民の預金は半分の価値に下がることになる。いくら小額とはいえ、対策が必要である。

2013年04月09日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　71ー2

　これは此処―露、という露な時間空間でできた(認識された）様がそこにあり(同義反復でき）、それが捌いている大いなる神々の誓約の時空（ガル・ディン）が、そこに常にあった、ということである。　未到来ではなく、過去なのである。　此処―露が庭と対峙していた、という意味ではなくて、此処―露に、庭として立て―組まれて、ナニカを常に捌いていた、という意味である。　此処―露、が此処―露、であるかぎり、この捌きの権能(庭）は生きているし、ナニカも常にあり続ける。此処ー露構えが造り出したモノが見える。　しかし立て―組まれた機関が（理念）として仲介権力を振るい始めると、此処―露は此処―露ではなく、目的ヘの自然物（ナチュラル・純粋素材な、という形容詞）と、化すのである。自然、という「モノ自体」が、そこに出来る、と言ってよい。純粋理性の立っている場所に、である。　これは純粋素材なモノ、つまり想定した架空の自然物、今日の私どもが囚われ尽くしている、外界の大自然、というヘンなモノである。いや、立てー組み、が生んだニヒリスムスなのである。　これを生み出すに留まらない。　同時に、オルガノンとしての権能を持つ人も、その関係ゆえに疎外されて、純粋素材な（ナチュラルな）人間として、つまり人材として、逆にプラグマチックに、あるいは隠れた構造に、立て―組まれて、生体機関(今日の誤訳されたオルガノン）と化してしまうのである。　プラグマチズムや構造主義が哲学であるとしたら、このことの無知を教えてくれた哲学であると言えるかも知れない。　人間疎外どころか、逆である。　材料にされて、立てー組まれて利用され尽くしてしまう。　マルクスは、自然弁証法は戒めているが、その方向への道は完璧には閉ざされてはいなかった、ということである。それを悪用された。カントが実践理性批判を悪用されたように、である。　自然をモノとして立てることで、逆に人の方が、利用可能な自然物という素材の一部と化す、のである。　人も大自然の一部、というのは、実は、それを自覚、告白して弁証して述べている。　自然環境を護ろう、そういってライプニッツの奴隷であることを告白している。　述べている本人は誇らしげだが、人間であることをやめて、未知の立て―組みの一部になったと、宣言しているのである。　人間は、神々の力を捌ける（権）能、を持つ者である。これを教えてくれたのはプロタゴラス先生である。　それを持つがゆえに人間、なのである。強大な力は無いが、神の奴隷ではない。神のスパイかも知れないが、奴婢ではない。ましてや犠牲の全焼の子羊ではない。　フュシス(あらわ、あからさま）、というのは人の身体の（権）能の様を言うのだが、対象的自然物を立てて、そこに帰依してしまったら、この（権）能は、ファッショという個々人の権能であるわら束の詰まったファスケースを、指揮官の顔をした悪魔に委ねたのも同じとなるのである。　人間の権能を捨てて、民主主義に帰依したのである。　ファスケースというのは、ローマ軍の指揮官が持っていた、指揮棒である。この話もハイデガーに教えてもらった。　ファッシズムと民主主義は、同じものである。

2013年04月09日

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通貨量が倍になれば何が起こるか（中）

　政治経済と庶民の暮らしを、搾り取る者と搾り取られる者との関係で考えているのである。　誰かさんの広めた、勝ち組みと負け組みの倫理から、である。　アホな民衆に先延ばしで期待感を抱かせ、より徹底して搾り取ることばかり考えている。要するに北朝鮮の特権階級と同じである。　搾り取り過ぎたから経済が沈滞したのに、更に効率よく大きく搾り取ろうと考えての、あのテこのテ、なのである。　オイラの持論だが、経済を活性化させるには生活保護費の水準を上げればいい。　雇用者給与の最低時間賃金の水準を倍にすればいい。　生活保護水準人は今の数倍の数となり、当然、収入のないオイラも貰える。　働かない人が増える、高賃金を嫌った企業が外国へ逃げていく、というのは、搾り取ることばかりを考えている人が言う決まり文句である。　貧民は海外投資をしたりはせず、収入を全額使うので、その分消費が増えるだけである。高賃金を嫌った企業が外国へ逃げていく、に関しては、そうさせないように規制すればいいだけ。規制緩和しているから、ほとんどの企業が逃げてしまった。　財源をどうするかが真の問題であるとも、これも、いつも言われる。　これは下をかさ上げするのだから、当然上を制限するしかないではないか。　勝ち組みへの高配当をやめ、負け組みだけへ配当して、これまでもらいすぎていた勝ち組みからは削る、ということである。事実上の富裕税取立てしかない。　給与や役員報酬も当然、上限を設ける。　持ち株の配当でそうなった、というなら未だわかるが、ヒラ給与が200万そこそこで、社長給与が1億というのは、人を馬鹿にしている。搾取犯罪の類である。（土地や株などのリスク資産や、家などの消耗資産で1億や2億あっても、決して富裕層なんぞじゃありませんので、念のため）　相続税率の引き上げ(最低ラインの引き下げではない）と海外所有の資産に、下限を決めてそれ以上保有のものに重加算税を課せばいいだけ。　手をつけるべきは所得税ではなくて、資産税なのである。

2013年04月08日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　71

　しかし空無な未来を見るのは、いいかげんに、やめねばならない。ニヒリスムスだからである。　世間を見回してみればいい。　あるのは未来志向のうたい文句と、自然物崇拝のスローガンと、そして国土を荒廃させていく儲け話ばかりではないか。　この未来志向のうたい文句が、崩れかかっている足元の亀裂を覆い隠し、津波や原子炉の危険を覆い隠して大勢の人を殺した。　そして自然崇拝のスローガンが、立てー組みとの関係強化と此処ー露の奴隷化を推し進め、更に儲け話が汚染を酷くし、若者の雇用の機会と人間らしく生きる将来を奪っているのである。　空無な未来を見ずに、まず日常を振り返るべきである。　私どもはいかに辛い日常があったとしても、「日常」しか、それしかないのである。　それがいかに欺瞞の立て―組みへの構えであったとして、日々の時間空間しか、ないのである。いや、それのみが、まちがいなく、ある。　今が、あるのではない。明日もあるかどうかは、わからない。　しかし過去は、たとえ欺瞞のモノであったとしても、あった、のであり、それを捌こうとするかぎり、ある、いや、わかるのである。　歴史記述は欺瞞の過去であっても、そのようなモノとして、あった。　ある、と言えるのはこの、過去の、わかるモノのみである。　弁証法が独自に言い訳するのではなく、歴史観のみが、言い訳してくれる当のモノである。欺瞞の立てー組みのみが、言い訳し、見えるもの、なのである。　歴史観がなければ、今の弁証も無い。これはマルクスが教えてくれた道である。　智恵や認識の方法ではない。盲目的実践への扇動や具体的暴力方法でもない。　立て組み破壊という革命を通じて、無知だったこと、への親愛の確認の方である。

2013年04月08日

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通貨量が倍になれば何が起こるか(上）

経済を活性化させるために、カネの流通量を倍にする方法を採ったのだが、これでどうなるかを考えてみよう。　株が上がる、だけでは終わらない。　総生産の規模が増えなければ円の価値が半分になり、円安に振れるのでドルベースの大量のカネが流入し、日本の株を売った人の懐を豊かにする。　企業の持ち合い株も評価が上がるので、落ち込んでいた資産評価が改善され、一見企業業績が上がったように見える。また株が上がる。　しかし貧民の給与が上がらないことにはモノは売れず、内需の復興は掛け声だけで、潤った株主も金持ちばかりだから、国内製品の購入にそれを全部使うことは無い。ほとんどがリスク退避の長期資産に化けて、再度海外に流出することになる。　インドや東南アジアなどが潤うだろう。　日本の企業は逆に、次々と外資系の傘下に入り、資本の引き上げなども後先考えずになされるようになっていく。　なので、終身雇用制は崩れ、社員というのは名ばかりの使い捨てになっていく傾向が酷くなる。　年功序列賃金体系は、すでに潰れている。　実力のある者が高給を取るという、要は上ばかり見る、要領が良くて冷酷なゴマすりだけが出世していく構図が出来ているのだが、これが酷くなる。　アイスランドやキプロスほど酷くはならないだろうが、ギリシャやイタリアやスペインが陥っているのと同様の危機を抱え込む、ということである。　国債は幸い外資率が低いので、未だ問題となっていない。　だが、それを持つ国内企業が次々と外資の傘下に入ることで、企業は活路が見出せるかも知れないが、結果的に国債もグローバルな資金の流れに、モロに左右され始める。　カネの流通量が倍になる、ということはカネの価値が半分になる、ということなので、つまり物価は、いずれ二倍になる。預金の価値も半分になる。　給料が二倍になればトントンなのだが、なるだろうか？　塩漬けダメ株を溜め込んでいるオイラは手放しでうれしい。ダメ株だから二倍は無理にしても、いくらかのアップは約束されたようなものだからである。　だが、それで食えるわけではなく、年金に頼っているので、物価が倍になればやっていけない。年金据え置きも視野に入っているのは、見え見えだからである。　政治経済をやっている権力者のアンタ方、政治経済と庶民の暮らしとを、全く別の次元で考えてんのじゃありませんか？＊＊　核の産廃で国土を汚し続ける犯罪者たちを、いつまで野放しにしておくつもりか！。

2013年04月07日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　70

　哲学の側から、はっきりわかるのは、共有の根拠ーなし、共有の関係ーなし、共有の存在者ーなし、である。ある、のは共有理念の言い訳(弁証法）だけである。　エ・ディン(立て組み・神々の光揮）は見失われ、「庭」は今日、ユーティリティとしてしか認識されなくなってしまっているのである。　誓約（うけい）の時も、その居場所も、失っている。　存在者の存在を証明してくれる様な根拠は何もない。種子も構造も関係も無い。　そのかわり、どこまでいっても、時間空間でできた薄っぺらい「現実」がある。自分の身体が滅びるまでは。　現実（ヴィルクリッヒカイト）というのは、この「時間空間という人の感性的形式でできた此処―露、構えの捌き」なのである。身体の一種だと、スピノザ風に考えていいと思う。ヴァーチャルという乖離だと、ドゥンススコトゥス先生のように考えてもいい。　その構えの立て―組み(関係ー構造ー反復）なのである。関係と言うより、手順、あるいは道順実践というべきかも知れない。　実際に私どもが見ているのはこの実践的な「手順や道順」だけである。論理、ではない。論理は、それを真似しているだけなのである。悪霊の力に操られている。　必要なのは立てー組み構造の論理手順への道筋実践、つまりマルクスの言う「歴史として見えるものの実践」である。それを裏返して、立てー組みへのアルゴリズムが出来ているからである。　ダイモニオン(悪霊）である理念が指示してくるのも、未だ立てー組みへのアルゴリズムとはなっていない、ソレである。　汝どう行け、どう行ってはならぬ、と、手順や道順だけを指示してくる。　隠れた目的があるのである。悪霊に囚われたままだと、構造主義者が言い当てた構造が、そこにあるように見える。プラグマチストの言う道具的関係が、そこに介在しているように見える。　理念、というのは、かならず「目的への、立て―組み」だからである。ヘーゲルが、無ー目的を据えて、それを明らかにしてくれている。　形而上学の目的はエンテレケイアとしての神であり、同時に絶対精神、なのである。　それはまた弁証法的運動に理性を委ねて、立て―組まれる、無、なのである。 ** 処罰される様子がないので、悪魔たちはやりたい放題。

2013年04月07日

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気象情報に八つ当たり

　大嵐が通過中なので天気図を見てやろうとしたが、見慣れた気圧配置の図がなかなか出てこない。雨雲の図や雨の図があるのはいいが、風向きや風速の表示も別で、これらを重ねないと状況がわからん。　おまけに台風は発生してません、だと。バカにするな、こちとら土佐ッ子でい。　ハリケーンやサイクロンは台風ではないと、ましてや前線を伴った低気圧の大嵐は台風ではナイので表示不要と、頭ごなしに思い込んでいる賢い人がいるんである。　台風は、定義で台風だから表示しとるんじゃナイでしょうが。　大嵐だから、台風と別に表示して注意喚起しとるんでしょうが。　日本規模の大嵐をもたらす巨大低気圧の渦が通過中なのに、それを表示する気圧図もいいかげんであるし、進路予報もない。　最近の台風の時の図面もそうだが、気象上のいろんな要素を推測するデータ提供にはなっていない。　お天気オジサンのような人が解説した予想ばかりである。風向きがどう動いていくのか、いつごろ、どこらを中心が通過するのかもロクにわからん。　で、八つ当たり。　気圧配置や風向きや風力を記した過去の天気図が、何のために作ったのか。　せっかく詳細なデータをリアルタイムで観察できるシステムがあるのに、肝心の天気図は天気予報の専門家だけのモノとなってしまっている。　素人さんはアホだから、そんなもの見てもわからんでしょう、という人をバカにした賢い人の意見が隠れている。　特に、ミリバールが、いつのまにヘクトパスカルに変わったんだ？　しかもバールの認識がおかしい。確かに1気圧に近い単位（1013）なのでその意味で使ってたんだが、このバールというのは天候神のことである。英語ではないし単なる圧力の単位でもない。　大嵐を、神のごとき畏怖すべき力ではなく、人の手で計測できる自然物だと見なす意図が、見え見え。

2013年04月06日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　69-2

　そこには自然物は何も無い。当然、自我も他者も無い。　無知の前に立つ「此処―露」構えが、つまりゲシュテル自体が、私のこころではなくガル・ディンとして、「大いなる神々の光輝」として、見えているはずである。　存在する諸々の輝き、である。　これは反省した過去の(捌きの）庭が、形式が見えているのである。モノ自体ではない。　つまり時間構えが、神々の光輝として見えている。　そしてソコ、という誓約（うけい）の場所が見えているなら、空間構えも見ているのである。　昔の日本人には、間違いなくふんだんに見えていたであろう、神々（の力）と出会える、誓約の儀式の場、「捌きの庭」である。　今日、失われて見えていない「庭」というのは、洋の東西を問わず、この人間特有の捌（さば）きの（権）能、つまり人の身体で出来たココロ構え、立て―組み・神々の力、なのである。　これは、和職人の言う心構えだ、と考えていい。　合目的対象化認識の立て―組む(共有）理念、つまりエンタープライズが人界に居座り、それが主人と化して采配を振るい始めたため、個々人がもともと見ていた時間空間の構えが、その欺瞞の共有に取って変わった。　そして、此処―露、という人の「時間空間の構え・神々の力」が、つまりエ・ディン（庭）が、見えなくなっているのである。　私どもは、自分のこころが、そのこころー構えが、見えなくなってしまっているのである。　つまりは、身体という庭が見えていない。機能や機関や、今という瞬間の点としてしか見えていない。　むしろ逆に、心構えという「形骸化した立て―組みの形式」を、その機関的要請から、「型枠として」、立てー組みのクラスとして見ているのである。クラスへの図式的アルゴリズムとしてである。　クラスとしての身体を見ている、と言っていい。　ロゴスは、この構えから出てくる言霊で、メー・オン(無）なのだが、見えるのは、この「時間空間の機関的構え」のみである。構造主義の言う、構造である。プラグマチストの言う、道具的関係、である。　これを希望というべきかどうかは、わからない。

2013年04月06日

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メタタフィシカ第五章　形而上学の終焉と哲学　69

では、希望はないのか。　ゲシュテルにずっぽり嵌って、立てー組む運動の中にいては、希望は無い。　関係に嵌っても、構造に嵌っても、現象に嵌っても、立て組みに嵌っても希望は無い。そもそも智恵の道には、希望は無い。智恵の都市アテナイは滅んだのである。　そこから外に出てー立ち、人は万物の尺度としてあり、オルガノンであることを思い出さねばならない。オルガノンは、合目的生体機関、ではないので注意されたい。　これが、哲学という「エクジステンツ論議を見出す」、ことの必要性である。　知覚のパースペクチズムを注視して理由を尋ね、存在論の基礎破壊（基礎的存在論）を試みる、ということ、でもある。　実存主義、ではないのである。形而上学的主義主張とは逆である。　脱―存立して、それをヤブニラミに論議する。実存論議、実存論である。ヤスパース先生や三村先生に教わった道である。ハイデガー先生も、基本は同じだと思う。　いつの時代であっても、「ソクラテス以降の哲学は必ず実存論」、なのである。　経験的実在と、先験的実存が「乖離」していなければ、そこに哲学は無いのである。一元論、などは宗教の教説ではありえても、哲学では起こりえない。　欺瞞の過去に立ち返り、病を受け取りなおして確認し、見ている露なものを、その無の根源から、もう一度、受け取り直すのである。　正しいものを、真理を受け取り直すわけではない。そんな目的はない。無知の知の親愛を確かめるだけである。野の花、空の鳥だと、わかる、だけである。　関係を確かめるのではない。予定調和を確かめるのでもない。そんなものは無い。　共有への堅固な立てー組み（の理念）が消え、無知であったことが確認できたら成功、である。ただ、無知のみがある。　モロモロの悪霊は遠ざかり、思惟が立て―組む存在が、「存在―根拠なし」として、露に、見えるはずである。

2013年04月05日

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　株のリズムが狂った

日銀の突然のインフレ政策には驚かされた。量的金融緩和でカネの流通量を2年間で2倍にするという。　もちろんカネもちは大喜びし、株価は前場急落していたのが急騰して、1日で500円以上の急な崖を作ってしまった。　株が上がるのはうれしいが、複雑な心境である。問題点が山のようにある。　まず、今回の措置がナニを生むのか、まったく未知数であること。予定調和の予定が変わるからである。　自然調整に入った株価の下落に棹差したため、調整の流れが損なわれ、これも未知数の領域に突入したこと。　グローバルな金融市場というものを、自分の都合でしか考えていないため、今後他国の金融政策がどうなってくるのかわからないこと。ニューヨーク市場はとりあえず歓迎したようだ。カネもち主導の市場だから当然。　小競り合いに核爆弾を持ってきたため、今後金融措置が必要となったときに打ち出す追加措置が弾切れになる恐れがあること。　今の不況を作ってしまった原因追求が全くなされないまま、破滅への道を突っ走っているようで仕方が無い。　大企業や役員報酬などへ、小泉政権が行った規制緩和が引き金になって、いわばカネのある者だけでやりたい放題となって、外国、特に中国などへ資本が流出し、内需の空洞化とモノつくりを壊滅させて、国民のほとんどが貧民となり、今の不況があるのである。　労働人口の老齢化というのは、ウソである。若者が失業している。　やっと調整に入りかけて、内需株へ循環しかかっていた株の市場も、外需主力株へ逆戻りした感がある。　規制緩和や量的緩和ではなくて、カネを溜め込んで利敵投資をやっている大資本への規制や、国内の社員では人件費がかかるからと、すぐ出て行ってしまう、資本への規制が必要なのである。経国済民どころか、傾国催眠になっている、その政治のツケが今の不況なのである。　収入がなくなって、特に政治経済を気にするようになった。　目先の株が上がるのはうれしいが、貧民には待つ以外に対処法がなく、うろたえている。

2013年04月05日

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