手遅れになる前に
手遅れになる前に、対サイバーテロ公務員を増やすべきである。 昨年かおとどしか、無駄にわめいた記憶があるが、もうそろそろ時間切れである。 何千人の規模ではない。警察でも自衛隊でも、内閣調査室要員でもかまわない、20万人以上の要員を至急に編成すべきである。それでも足らないかもしれない。 米軍の要員は5千人程度と小規模だが、これは高度な専門家だけの人数であって、裾野は、はるかに広い。 北朝鮮で3万人、中国軍は40万人のサイバー戦闘員を揃えているとされている。 人数でカタがつく問題ではない? つくのである。一対一で格闘ずれば、サイバー上でも人数の多い方が勝つ。 そもそもあれだけしょっちゅう、システムをこかされたり、情報を盗まれたり、あげくにはサーバーをのっとられたりまでしているのに、その事実を隠すことに忙しいだけで、対策をするつもりがない。 トップたちに、サイバー問題への知識レベルが低すぎるのである。 ネット上で何らかのラインがあるかぎり、原子炉の制御さえ奪われかねない。 そしてラインは、あるのである。電線が繋がっている。 米国など、違法な盗聴やデータのハックまでやって、対策を立てているのにである。 事情を知るCIAの逆スパイが逃げ出して、大騒ぎをしている。 コトは単なる政治スキャンダルではなく、国家戦略を揺るがしているから、である。 世界中のスパイが集まって歓談しているスパイ天国の日本も、手遅れの前にサイバー攻撃には身構えるべきである。