2018年07月の記事一覧 | ちくでん村　mugibatake専用別館 - 楽天ブログ

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2018年07月の記事

全11件 (11件中 1-11件目)

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用語の整理3　イデア

　世間常識では、イデア論が理想主義者プラトンの主張であることになっている。　その弟子アリストテレスが、この理想主義を、学問という体系の基礎に仕立てていった、ということにもなっている。　しかし実際にこれをやったのは、グノーシス主義者がかき回したなどと、異端者に責任転嫁している後の世の、キリスト教系統の学者たち、である。　プラトンはイデア主義者ではないし、アリストテレスも、膨大な著作はあっても、一元論の権威ある学術の基礎建造者なんぞでは、ない。　そもそもアリストテレスには、実務能力が欠けていた。　だから軍人にも商売人にも向かないダメ人間、というので、アカデメイアに投げ込まれたのである。　学術振興のカネ稼ぎ能力は、なかった。彼は根っからの哲学者だったにすぎない。　世間のあらゆることに興味を持ち、あらゆることを「自分で解かろうとした」のだ。　プラトンが彼を見出し、もともとアカデメイアで教授職を得ていた。　彼は、世の人は、みんなそうだと思っていたようだが。　彼のようにあらゆることに興味を持ち、あらゆることを「自分で解かろうとした」人は、ごく少ないはず。オイラなんか、特定の物事への興味、しかない。　特に現代のエリートたちは、もっともっと狭量で、しかもパトスを持たないのだ。　特定の科分類にのみ絞って、（カネ稼ぎのためにのみ）興味を抱く。　（ある種の）目的に基づく再現にのみ、こころをくだき、しかも決して、自分でわかろう、とはしないもの、である。　数学定義された独特の時間・空間のアルゴリズムを使い、権威ある過去の理論によって「予定された解をのみ」、得ようとする。　その科の基礎分類が絶対で、理論に破綻が無いことを信じて。　そんな保障はどこにも無い、のに。　目の前の破綻や、そこに現実にいて人を殺している悪魔が、一切見えていないのである。　むしろ後にグノーシス主義者と呼ばれた人たちには、見えていたようだが。　プラトンが死んでのち、アリストテレスは、権威ある体育系大学のアカデメイアを追放された。　食うためにマケドニアに帰って、王室の家庭教師をやり、文化の中心地アテナイには再度、今度は教え子の軍勢を従えて進駐した。　リュケイオンという、高等学校のようなものを立てて後、大成したアリストテレスの哲学は、全集にもまとめられている。しかし後の世に、全面的に書き直されているものなので、オイラたちには、その大著全集の片鱗しか見えてこない。　オイラもハイデガー先生に教えてもらうまで、メタフィシカは形而上学だと思っていたのである。そう訳されているし。　ポエチカは、世間の芸能や詩作といった、ミュトス領域（芸能一般）の文化などを論議する学術分野なんだ、と思っていた。　これらについては過去にも何度も採り上げてきたので、ぜんぜん違います、ということ以外は、あえて触れない。　イデアもまた、常識が言うような重要な言葉ではないので、アリストテレスがそうしたように、本当は無視したいのだが、ちょろっとだけ触れておく。　「共有論議できんもの、なのに、共有論議に持ち出して詐欺をやるための、知恵者（ソフィスト）の小道具なんだ」と。　プラトンは明確に、「イデアは、この世では影でしか見えとらん自分の魂のモノだ」と述べている。あの世のもんだから、公共の場で、格闘技みたいに相手するなと。　対象論議どころか、認識すらできん、仮想のモノなんである。　だから、実在ではない。　現象があるんだと思い込ませるような類の、影。　だからこれがアイデアなんだと言う様な、へんな人がでてくる。やはり、こんなモノを、まともに相手すること自体が問題なんである。　むしろ、ずっと後の時代の、グノーシス派の論議には、ちょっぴり真剣に触れてみたい。

2018年07月24日

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用語の整理2　実在

　この、存在、あるということを、客観的に論議できる一般概念にしようとして、「実在する」そのことを客観的に弁証できる、という人がでてきた。　そして、泥沼が作られたのである。　同時に、人のこころを「操作する目的」で、心理学も作られた。この同時に、というとこがミソ。　はなはだしきは、「対象認識は人の心理の仕組みの問題だから、心理学で将来的に解明できる領域だ」、なんていう形而上学の一種も、ずっと後の時代にだが、立てられた。　しかし「操作する目的」があって、それが隠れていたんでは、詐欺でしょうが。　実在を論議できるのは形而上学ではなくて、哲学、のみである。自分の無知が見えていなければ、実在なんて見えないはず。　プラトンは実在を論議できる言葉のカタログを、正しく（自分の）魂の証、だと位置づけた。　アリストテレスはカテゴリー（ロゴスのカタログ）としてまとめ、世間にも提示した。　これらは論議に持ち出す目的でひっくくった、範疇という意味ではないんである。それは逆立ちした予定抗弁。　アリストテレスには形而上学の意図はなかった。　世間常識で形而上学と名づけられているその著作も、タ・メタ（超越）・タ・フィシカではなくて、（タ・メ）・タ・（タ・フィシカ）である。タ・フィシカ（自然学）を対象的に論議することのメ（の付け所）。　実質の内容は、ソクラテス以前の自然学者批判で成り立っている。　それによって、哲学者（フィロソフォス）と自然学者などの知恵者（ソフィスト）を明確に分離することが、論議のメインに置かれている。この関係はあいまい、なんじゃない。明確。　（メとは、神々の力という、太古のシュメール語。これはシュメール古拙文字で「目」と書く。）　実在を確認できるのは、人の自己反省という実践行為のみである。　だが、それを哲学という独特の、エピステーメ・テオレーティーケー（観想の知）の実践導入によって、他者と論議（ディアレクチーク）可能にしたのだ。　ソクラテスが、哲学を始めた。　それ以前には、なかった。絶対に無かった。　これを誤魔化すソフィストが多いので、要注意である。　哲学がソクラテス以前の人々を論議する場合には、必ず自然学批判の意図でやる。オイラもプロタゴラス先生は好きだが、彼が哲学者だとは思わない。　ソクラテスは自分の師のパルメニデースを持ち上げてやった、んではなく、それを否定して、自分の哲学を開いた。　だから、ソクラテス以前の自然学者たちは哲学徒ではない。　自己の観想について知ることは、自分の「自由と無知を確認すること」、でもある。　哲学は、だから、「無知の知」と言われる。間違っても（再現）知識の知じゃない。　無知の知、このことをちゃんと押さえないとへんなことになる。　自分が知ることに、「客観的な学問上の権威や目的を一切、持たされていない」。　むしろそれを否定しないと、（自分の）無知は見えてこないはず。　形而上学者は伝統的に、この知ることに、もともと未知の目的があるはず、と考える、へんな人々である。　未知の目的なんて、自分が抱いたんじゃないのなら、あるはずない、のに。　つまり、悪霊（ダイモニオン）の言によって否定されるべき自己、という、反省ができない気の毒な人々が、形而上学者だと言ってよい。　ソクラテスは、この悪霊（普通に理念といわれることのことだと思う）によって自己否定される自分を反省した。　そして、この問題（実在）に関しては、自分がまったくの無知であることを知って、それを悟ることで、実在への「論議の端緒を得る」、そのことに気がついた。　自分の先生（パルメニデス）のように質料的自然に囚われていては、いかんのだと、無知の知で、気がついた。　当時のアテナイでは、イデア論という、へんな悪霊理念が、流行っていた。　ソクラテスは、危険なこれと正しく向き合う方法を人々に教え、それが理由で殺された。　智恵の女神と民主主義の名の下に、王族を追い出し、詩人や法学者を使ってアテナイの庶民を操ろうという、当時の金満家たちの動きが露骨すぎたのである。市会議員でプチブルジョワのソクラテスの当局追求の論説などは、権力者の目の上のタンコブだった。　王族の青年だったプラトンもまた、師が処刑されたのをきっかけにアテナイを離れ、武者修行の旅に出た。　しかし、ソクラテスの罪状の一つである無垢な青年を惑わす行為は、しっかりプラトンに受け継がれていたのだ。　のちに、ほとぼりが冷めた頃、プラトンは格闘技の大家となって帰還する。　そして体育館で、市井の人々の賞賛を勝ち得るとともに、師を主人公にした小説を次々と世に出して稼いで、大学まで建てた、というわけである。　アカデメイアはだから、体育系の理事長が建てて大きくしていった組織。　プラトンは、（自分が）実在する、そのことを客観的に弁証しようとしたわけではない。　師の始めた「哲学という名の産婆術」をネタに、小説や大学経営で理事長に納まって稼いだだけ、である。　しかしその実在の核心部分が「魂の証」であることも、男色家である自分の魂（プシケ）が、いつまでも解けない謎であることも、決して隠蔽はしなかった。　泥沼を作ったのは、後の世のプラトン主義者たちであって、彼ではない。

2018年07月20日

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用語の整理1　存在

　歪められた西洋風現代常識の、オイラたちがはまり込んでいる泥沼は、あまりにも酷い。　洪水の土砂のように襲ってきて、おいらたちは、その上に家を建てた。　そのため、無知な頃の暮らしにまで立ち返ろうとする、オイラの主張にとっつけない人は多いと思う。オイラ自身が、自分の主張にとっつけないことさえ、多くあるんで。　自分で自分の無知が解かってきた、その範囲での、ささやかな用語整理に、取り掛かりたい。　とっかかりなんで、いきあたりばったりになるが。　まず、ある、ということ。存在とはナニカという大テーマ。　神や論理に責任転嫁したり、同義反復で、ワカランままに片付けていい問題ではない。　・・・がある、と「人が対象認識すること」だ。ワカル、そのこと。　だが、それだけだと機械でも出ー来るはず。　そう先へ先へと、考えて、つい未来を企画してしまうだろう。　人が・・・がある、と言う時は、必ず対象認識がある、そのことはもちろんだ。　だが、同時に、その対象認識の過去を「自分で反省し、反復して、ある」、のである。　自分で反省し、反復し、という部分が大事。　反復して受け取りなおして初めて、あると、主観を客観視して言える。　同義反復というのは、この「自分の」反復の、繰り返しのことでもある。テンポラルな繰り返しというやつ。　また、対象認識は、ナニカを受け取り直して、「自分を確認する作業」でもアル。　機械なら、定められた目的に従ってプログラムをフィードバックさせて、確認するだろう。ベリファイする。これで書き込みに誤りがないかを、チェックする。　しかし常識が言うように、データをチェックする、んじゃない。　「目的に従った内容に照らして」情報が誤っていないかどうかの確認をやる。　情報が正しいかどうかの確認をベリファイと定義するらしいが、この定義自体が、半ばウソ絡みである。　「目的」に従った内容に照らして、確認する作業がベリファイ。目的を飛ばしたらウソ。　情報は目的を持つ。そこに「データ」、なんていう中性的変容のイメージを忍び込ますのが連中の鷺飛ばしのやり口。　データは、それ自体では存在しない。工学的意図で、人を奴隷化しちゃいかん。　人は、目的をもって作られた機械とは、もっとぜんぜん違う、のだからである。　人は定められた目的に従ってプログラムされている機械じゃない。　自由なので、その対象認識を反省し、反復して、ある、ことを確認する。それが出ー来る。つまり詩が歌える。　つまり「自分の自由」を確認するのが人の本質だ。　自分が、自分に由来することを、確認する。　自由であるがゆえにこれを、反省を、反復して、やる。　自分というのは自分の身体のことで、それが置かれている分限や権能を持つ魂のことでもある。　だから「ある」、という、存在するというのは、自由である、身体がある、対象認識できる、反省できる、といった、「生きている諸々の出来事を言っている」のである。　受け取り直して、それをまた反省して、ことごとくを時間・空間という感性的出来事として、客観的に対象認識出ー来た、そのことを「自分で解かっている」言葉なのである。　ロゴスであると同時に、必ずミュトスも絡んでいる、のだ。　逆立ちして見えてくる言い訳の言葉じゃないし、自分と没交渉に、ゾウブツ主が居るわけじゃない。　自分でわからん、モロモロを神にすることは太古からやってきたし、悪霊は昔からふんだんにどこにでもいる。だが、ゾウブツ主など、何処にもおらん。　ぜんぶ、アンタがあって、始めて「ある」、事柄。　あるということ、存在というのは、自分が対象認識して、ある、というその「時間・空間のこと」。直感の形式があるということ。　自分、という感性ヌキの宇宙空間などは、だから、それ自体では、「無い」。　存在とはナニカというテーマは、だから宇宙論や神学といった形而上学とは無縁な、かつ、実在に関わる哲学の論議なのである。

2018年07月17日

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時事短観・悪魔が・・・

熱中症、脱水症の本当の原因と対策とは？http://maron49.com/15419＊＊たぶん間違いなく、人口減らすのが目的なんだから。カネ儲けだけでやってんじゃなくて、悪魔に吹き込まれた組織理念が動いてる。オウムのテロ事件で使われた毒ガスは、陸上自衛隊化学学校（陸自大宮駐屯地）で製造か～オウム事件にちらつく安倍・加計の影～ https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=166776** 自衛隊の一部が、政府のコントロール下にないことはすでに証明されている。　オームの背後関係も闇に葬られる。「今年5月、このたび処刑された中川死刑囚は、上記、トゥ氏と連名で論文まで発表しています(注５)。こんな奇々怪々なことが起きているのに、日本のマスコミはまったく、追及しません。」　マスゴミも、悪魔のお仲間、カネに群がるゴミだからだ。　https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37421407.html　この情報も、実は怖い情報。目的が見えんだけに。「全盛期のオウムはなぜ、豊富な資金を有し」ていたのか、このカネの流れの源流がわかれば、かなりの根っこが見えてくるはずなんだが。マスコミに載らない海外記事トルコ-シリア国境: 混乱と破壊と悲しみhttp://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/--9e96.html＊＊はっきりいって、わからん。ぐちゃぐちゃ。欧米がトルコもシリアもくいものにしてることだけは、わかる。日本も同じ状況なんだから。地方からきりすてられていってるし。Did CERN Created Black Hole Inside Earth? City Swallowed, Millions Sinkholes Opened, Ocean Drops https://www.youtube.com/watch?v=qH4qxc8ZMI8＊＊素朴な疑い　そもそも多発しすぎホンマに地球の中心で微細なブラックホールが活動してたら・・・10 Alive Alien Ocean Life Forms Exposed By Hurricanes Maria & Irma. Never Before Seen Creatures. https://www.youtube.com/watch?v=bYNA5bxXrMY浮き袋はヤバいやつ　触るとひどいことになる　海毛虫もいやだがbest telescopehttps://www.youtube.com/watch?v=-JwlYfdAvZU見飽きません。What scientists found in Siberia is truly TERRIFYINGAnd it’s just the beginning https://www.youtube.com/watch?v=s43HDLCV27w＊＊ミステリイは科学とは無関係。悪魔に言われて、ミステリイにしてるだけ・・・。

2018年07月14日

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蛇足の足きり　対象とは　15

　何度でも何度でも言う。オイラたちの日常は、オイラ個人の対象認識によって成り立っている。　その対象認識を構想・構成しているのは無時間・無空間の中性的な仲介者や純粋経験（無時間・無空間の中性的権能）ではなく、おいらたち個人の持つ感性である。　つまり、過去を背負った個々の感情と、その働き。　これが、オイラたちに時間・空間が「ある」、そのこと。　その働きが反省に働けば、そこに在る、そのことが、過去の実在が認識されて、未知の未来に向けての身構えが起こっている。これは架空の企画だが。　しかし実在するのは、この企画ではなく、同時に感性を素材に反省された、身構えのクラス（型枠）の方なのである。範疇ではなく、カタログになった、カテゴリーの方。　これは、個人の主観や感情といった諸々の感性の図式。　つまり、過去のもの、なのである。　感性が描くこの図式（シェーマ）は暗くて見えない。決してイメージではない。　しかも個々人のモノなのに、コレを騙して公共物に挿げ替えてしまう人がいる。　特に、イメージというピクチャー（描かれた絵）が割り込んで、隠蔽に大きな役割を担った。windowsのapi、bitbltの役割。　「未来の絶対の学問」を合言葉に、目的を隠して陰謀をやっとるのがヘーゲル主義者で、未来志向の自分の感情を反省できない、エリート学者たちの多く。　彼らはエリート化の過程で感性をすり減らしてしまうのか、感情が掌る諸々を、自己反省して見ることができない人が多い。反省じゃなく、身構えを反省だと言っている人が多い。　それで、現象がある、というその背後にある、自分という心理学的（目的）を指摘されても、わからない。フッサールも、そうだった。　むしろ感性と没交渉の、絶対の美だとか、法の淵源だとか、客観的事実の絶対性を主張したりするようになる。　はなはだしきは、この世が数学で出ー来ている、と思ったり、詩（ポイエシス出ー来の対象物）の叙情は、光る硬い中性的なものだと思ったり、全宇宙を風呂敷で包める、唯一絶対の宇宙観を作ったりする。　仕上がった形而上学の提供者ライプニッツは、偶然出てきたのではなく、この陰謀の主催者の一人なんだと証明されたようなもの。　その一連の超エリートたちの陰謀が、「哲学を殺して錬金術にすり替えた」。　絶対の宇宙論を仕立てて、そのマトリクスに、世界中を抱き込んでしまった。　一部の文献学者たちが先に、その陰謀に気がつき、これを正しくニヒリスムスだと、既存の宇宙観の崩壊だと呼んだ。新手の宇宙像のイコンを仕立て、それに世界を包んでしまおうとする、未曾有の危機なんだと。　文献学の第一任者が自分の業績を捨てて、自ら哲学に転向して、それを警告した。　歴史学や、神学、経済学、宗教界などからも、同様の人が次々出て、警告してくれた。　ナチのハイデガー先生が、最後の警告者だろう。　しかし今は、彼らが警告したはずの、心理学、宇宙論、神学、社会学といった、コックリさんの形而上学が、すでに世界像の時代と化している。世界を破滅の淵に追い込んでいる時代。　世界は陰謀の中で、病み疲れている。　建前主義、親方日の丸のわが国も、自分の見えないサイコパスのエリートたちの食い物になってしまっている。　いろんな分野のトップに、その多くが居座ってるんだから始末が悪い。　明日なんて、どこにもない。血を吸われ続けるおいらたちにあるのは感情。　身構え、生きてきた現実の過去の暴露が出ー来るのみ。　この過去をちゃんと反省して、まず自分の身構えを立て直そうや、というのがオイラの小さな主張なんである。　自分の頭で、わかることを解かって、わからん部分は、数式やエリートに任せるんではなくて、付箋付けて、共有でしつこく論議し、監視しようや、という主張。　解かっている人は、わからん他人に、それを説明していく義務がある。　オイラもアホな頭で、自分でわかった小さなことを、下手な文章で発信し続けている。　わからんままに、ケムトレイルで空を覆わせ、cernに破壊活動を続けさせ、マークウルトラ兵器や、ecm兵器を蔓延させてはならない。対象認識できてないから、ない、わけじゃない。　説明責任を果たさず未来企画して、否定すべき過去を奴隷たちに隠蔽して、ありもせん絵を描くのがエリートの仕事になってるのなら、彼らはエリートに名を借りた、悪霊の手先なのである。　悪霊は、自己否定の契機に使えるだけ。

2018年07月13日

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蛇足の足きり　対象とは　14

　なら、どうすりゃいいのか。　先の見えん未来志向を反省して、過去をちゃんと解明しましょう、自分で解かる、哲学をやりましょう。哲学はワカランことじゃなくて、解かる、そのこと。　過去の水害史跡を訪ね歩く、哲学者になった科学者も居るので勇気付けられた。　現代社会では、この過去が未来志向に化けてしまってるし、対象認識も自分の認識のはずなのに、感性の図式ではなく、中性的変容のワカランアルゴリズムや学術体系に化けてしまっている。　当局御用哲学なんて、自分の小さな対象認識から飛び出て、神の国の形而上学に化けてしまった。　世間常識が、すっかり可笑しくなってしまっているので、泥沼化がひどくなっているのである。これらは意図的に、組織の悪意を持って作られたものである。ワカラン西田哲学に迷わされて、思慮の無いオイラがアホだった、それだけじゃない。　自然は、対象認識物ではなくて、オイラの対象認識の様。　カネは経済を支える血液ではなくて、仲介者面した中性的変容の悪魔。　それを共有理念持ってきてそれで誤魔化してきた。　要するに、現象がオイラの感性ヌキに中性的に対象認識上に存在する、と考える、ヘーゲル的なソレと同じ。フッサールはこれを継承して、心理学だと批判を浴びた。　イメージを形成する純粋経験的なモノ、あるいは精神がある、抒情を統べる心象の灰色ハガネがある。それと同じ。　美そのものが独自に存在したり（これはシェリング）、絶対の学問精神があったり、客観的事実が個人と没交渉に、絶対であったり。　あるいは法が、その独自の淵源を持ったり。　物理法則に居る悪魔、というのも、同じヤツなんである。確かに、みんな固有の時間・空間を持たない悪魔に見える。　オイラの非常識論議は、科学技術や工学技術に携わる人々にも呼びかけてるつもりだが、エリートというのは必ずヒラメなので、底辺庶民層の意見は聞こうとしないのが普通。　オイラの主張は、それを鮮明化させるにつれて、常識外れの程度がひどいとみなされて、排除されるだけだろうとは思う。　しかし、これはオイラが言い出したことではなくて、ソクラテスが最初に言い出し、プラトンがアカデメイアをたてて著作でも世間にひろめ、アリストテレスが高校教育やって深化させ、デカルトが再発見し、カントがフリーメーソン組織に入って教授職を得て後、世間に出した哲学の「無知の知」なんである。　世界観の形而上学、なんかじゃない。　無知の知には、重要な導き手、あんよひもがある。あえてアルケーとは言わない。　時間・空間分裂、主観・客観分裂、そして：精神・感性の分裂がある。　ドゥンススコトウス先生が鮮明にした、この分裂や破綻、バーチャリターな様を無視して、無知の知は成り立たない。　哲学は、必ず、二元論なのである。　論理は演繹と帰納に分裂し、認識は形容と力関係に分裂し、善と悪、光と闇、天と地、この二元分裂は、永遠を導入しても超えられない。微分・積分できない。　弁証法は、一神教を守るためにそれを隠蔽する、逆立ちした予定論にすぎない。　これを一元論にしてしまおう、肯定論議にしてしまおうとする背後には、かならずこの言い訳の扇動をやる共有組織意図、がある。無知ではなく、知にしてしまおうという陰謀。聖アウグスチヌスも囚われていた、共有組織作りの陰謀。　悪意がアル、といってもいい。　過去を反省し、わずかでも自分で自分を解かっていけば、その無知を知っていけば、それが見えてくるはずである。＊＊　水害の原因もボツボツ見えてきましたな。ぜんぶ人災。大自然に責任転嫁。カネ儲け目的で作った砂防ダムが凶器と化したり、山奥私有地の開発放置が引き金だったり。特に河川への急激な流入を防ぐ目的の治水ダムが、自己保身のために緊急放水は、特にいかんでしょう。　過去にもあった、これを反省せんから、また起こる。北大阪の地震の危険なブロック塀も、だれも法律違反者を摘発しようともせん。みんなうしろめたいから。作り直して隠蔽。過去の違反をちゃんと裁かん親方日の丸では、また起こるよ。外国へ逃げた東電の役員を全員、殺人罪でちゃんと裁け。

2018年07月12日

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蛇足の足きり　対象とは　13

　対象とはオイラたちの感性が立てたもので、それ自体で「ある、もの」じゃない。　自然もまた、常識が相手してるような、対象的認識物じゃない。　災害に遇われた方々に、お見舞い申し上げます。　天災ではなくて、ぜんぶ人災だと思う。　自分や、公共の、政治経済活動が引き起こした人災。放置された植林跡やダムの下流地域などでは、犯人すら挙げられそうな地域さえ見られる。　オイラの住んでいる地域も、上流に巨大な砂防ダムがあるが、いつやられてもおかしくない土石流跡に開かれた新興住宅地。　自然が対象的認識物だと、環境として科学できるものだという傲慢な思い込みが、災害の背後にある。　現場の土木作業員たちは、強度計算の以前に土木硫石を相手にする庭師の心構えを持っていたのだが、環境工学が、その伝統をも、ぶち壊し続けている。　今後千ミリの雨量で想定すれば、次にはインドのモンスーン並みの３千ミリが来る。３万ミリ来るかもしれんのに。　みんな地球温暖化に伴う気象激変とのいたちごっこだ、と思っているみたいだが、違う。　結論から言うと、カネという名の仲介者ズラした中性的変容認識が引き起こした、公共理念による人災。　自然現象、なんて、ないん（ナイン＝否定）である。　人の、政治経済活動があるだけ。　そしてその政治経済活動というのは、カネ儲けのことなんじゃなくて、個々人が生きて活動していく、暮らしを立てていく、そのこと。　暮らしを立てていくのに、過去も周辺の様変わりも見ていない。住んでもう80年になるが、過去には無かった、とかいって。丘の上の学校もなかったでしょ？　日本人の過去というのは、この列島に来てからだけでも1300年以上ある。　高天原で建国してからだと、2700年ある。　暮らしを立てていくのに身構えていく、十分な時間があったと思う。　しかし過去には、自然というのは天候神と太陽女神が主導権を争う、兄弟げんかの場だった。　歴代の主人たちは、それを調停する場を設けて臨席し、荒ぶる力を宥める努力をするしかなかった。　現代では対象認識された力関係や形容は人々の視界から消え、かわりに自然環境という名の対象認識が居座っている。それも多様、ではなくて一なる存在するもの、となって。　存在する、実在するのは、個々人の対象認識のこと。　共有存在なんて、無いのに。　対象とは、オイラたちの「感性が立てた」「もの」。　政治経済活動というのは、オイラたちの立てた「暮らし」のこと。　このことへの無反省が、仲介者ズラしたカネみたいな中性的変容を生み、個々人のものである時間・空間を、その感性世界を、破壊し続けていると考えていい。

2018年07月10日

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蛇足の足きり　対象とは　12

　空っつぽを建前して予定立てて、そこに定義した純粋素材（自然あるいは、詩全）を、自分という実在の前に立てた架空のクラスに嵌めて。　モノをオートメーション生産することは、できる。　この世の一切のモノを。　それは力関係（エネルゲイア）と形容（エイドス）に分裂して対象認識可能で、エクザクトハイトに科学技術的分類も可能である。だから数学が有効に使える。　有効な法則がそれ自体である、んじゃなくて、定義した法則として対象認識の再現が可能なだけ。　コレで今や、雨も天気も、台風や地震だって企画して作り出すことが出来る。もう特許も申請済みだし、空もケムトレイルだらけだし。　一切のモノはテクノロジーで出ー来る。　けど、実在しない。それはポイエシスの世界のもの、だからだ。　実在というのは、自分の身体の感性が・・・である、と、純粋論理を自分の感性でもって図式化したことの小さな反省。　であるので、純粋素材、つまり質料なんぞとして、中性的な変容や純粋経験は実在しない。　　それに対し、痛みや、悲しみや、苦しみは、感性のモノとして、個々人の身体に実在するのである。　これらは共有企画はできるが、共有できない。　悲しみの共有なんていうが、うそである。個々人の感性的実在は、共有できない。　実在の理念をもとに生産された対象ブツののモノ自体（という企画）も、個人が触れて自分の身体の感性でその実在を確認することはできても、共有の企画理念であるその素材も、実在しない。　共有のモノとして予定立て、そこに建前されている、にすぎない。　個人の感性の（反省的）実在と、共有理念の（建前的）予定企画が、明確に区別できてはじめて、これらの日常認識に潜んでいた無知が見えてきた感がある。　オイラたちの日常は、この反省と建前をごった煮にしている。　そのために個人も社会もごった煮の中で泥沼化して、カルト思考に溺れている。　いちばんいけないのは、それに気がついていない、そのことである。　対象認識が「未知の自然」だなんて、無の企画を平気で言う。　事実は兵器にして、隠蔽して言っている、んである。予定や企画や陰謀の中で言っている。　空っぽを企画して予定立てて、それを隠してははいかん、のである。　自然は、対象認識物ではなくて、オイラたち個人個人の感性が物事を予定企画、あるいは出来るさいの副詞にすぎん。　モノ自体は無いので。　自分という実在もまた、身体という過去が実在して（つかの間、たまたま、しぜんと、一期一会で）ある、にすぎないことを隠蔽して、悪霊の肯定にばかり耳を傾けてはいかん、のである。

2018年07月09日

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蛇足の足きり　対象とは　11

ある、と言えるのは、対象化認識した過去の自分の認識、のみ。　オーム事件なんかは闇から闇に葬られて、実体も背景も動機も、なんにも解明されとらんから、もはやあった、とも言えんのである。６千人もの凄惨な被害者が出て、悲惨なことになってたのに。当局はこれの隠蔽を急いだ。　優秀な理系の青年たちが、なんで死刑囚になっていったのかも、一切が意図的に葬られる。クーデターの画策だったんだという人はボツボツ出てきたが、背後に今もある巨大組織は見えてこない。現地で生産されたはずのないサリンや、つくられて実験されたｖｘガスや、覚せい剤との関係、自衛隊との関係も、権力機構が押さえ込んで消し去った。　司法や検察機構を押さえ込むためのなにかだった、雰囲気はあるのだが。　負っていたジャーナリストたちも押さえ込まれたのでわからんなった。　その証拠に、摘発したはずの団体は、ちゃんと生き残った。3つもあるらしいが、過激だから中枢だとは限らんよ。　被害者の声すら、闇を葬るために利用されて封殺される。　ニューワールド・オーダーのために？　ちがうでしょう、官僚組織内部の組織目的隠蔽でしょう。　　エン（名目上の主人、祭祀者）である天皇陛下を利用することは、歴代のエンシ（実力ある国のトップ）たちがやってきたこと。エンがエンシを単独利用しようとした時代もある。　だが、いつも必ず破綻に終わった過去がある。　この伝統の、二極分裂体制は、人の対象認識のソレと同じである。　未だオイラに見えていない日本国の成り立ちのみならず、人間という、生命の営みとも深く関与している。　浅薄な偽ユダたちの考えた、サンヘドリンの議長が世界を一極支配する、という構図なんぞとは、無関係なものなんである。　オイラたちは確かに、熱しやすく冷めやすい。しかも自分の考えを出さず、とりあえず長いものに巻かれる付和雷同行列体質で、しかもシャイでヤジウマ根性旺盛なんだが。　未来志向になってしまったのは、ごく最近のこと。自画自賛も最近のことというか、そもそもシャイなやつは、そんなことしない。たぶん、日本人じゃない。　目下の者にお辞儀を返す伝統も、エンとエンシの伝統も、膠着語の伝統も、まだ失っては居ない。　右から左へ向けて書いていく文章や、甲乙二種類あった、いろはの乙類は失ってしまったが。　これでオイラたちは、古典と正しく向き合う関係を見失ったと考えていい。江戸時代にはまだ一部が残ってたようだが、研究する学者が一緒になって消し去った。　伝統の二極分裂体制は、人の対象認識のためのものだったんだ、と思う。　対象認識の名詞はつねに、二つの視点で宙に浮いていた。　それだと、過去の実在は一、ではなくて、多様に受け止めるしかなくなる。　そして未来というのは常に、空っぽなのである。

2018年07月08日

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蛇足の足きり　対象とは　10

自然を、人間の対象物として認識すること、で起きてしまうこと。　自然というモノ自体がある、とみなすこと。　それでナニが起きるかというと、人間の破綻が起きるのである。対象物がもともと無いんだから、それに対して身構える人間も空虚に一般化されて破綻する。　それが現実に、なる。　自分が見えていないんで、出ー来るんではなくて（世界化した）結果が見えるだけ。　成る（ヴェルデン）。無の場合には、ならない。　自分の過去を反省すれば解かることだが、自然を、人間の対象物として認識することは未来志向なので、ネガチブな過去なんぞは一切、普通は振り返らない。特にお役所では。文書も１年で破棄。　対象がちゃんと見えていない起訴状をまとめる、この予定創作だと、自分の立ち位置も、一切見えてこない。　国の中枢が腐ってしまっていくわけだ。　過去隠蔽に精出して、自分たちエリートは、過労で死んでも無料残業奉仕続けられるようにしたが、本当の目的を隠して、腐敗の進行を早めただけ。　ネガチブな過去の膿が巨大化して、どうにもならなくなっている。　天下り、お手盛り事業、文書偽造、セクハラパワハラ、収賄といった、極悪犯罪のこれらを、組織ぐるみで隠蔽していくために、法律や憲法や選挙や、果てはお上まで、いじって。　オイラの国は破綻している。それも明治期に、すでに。　歴史の隠蔽と書き換えがすでに、その証拠である。ハワイの王朝簒奪の歴史を教科書から消し、大東亜戦争を太平洋戦争だとウソついたり、日本の軍閥問題を中国のソレにすり替え、アヘン戦争同然の麻薬密売人たちの暗躍の歴史を消した。　昨日出てきた検察の官僚逮捕というお仕事も、いずれ、その証拠に加わるだろう。　付け届け（という忖度の）少ない、政府に尻尾を振らないやつを尻尾切りして、膿を出したと言うつもりだろう。　だが、これは誰が見ても毒ヌキ。組織ぐるみの自己防衛の、予定企画にすぎん。　マスゴミを動かして、アホな国民大衆が、これで騙せるとおもっとる、みたいだが。　対象認識の技術ならいざしらず、自分の生きてきた過去を解かる、このことはアホとかバカとか賢いとか、一切無縁である、ことに気がついとらん。　破綻人間を作る目的で学校が機能し、お上に忠実なロボットが育成されよとした。　そしてオイラたち誰もが、自然を対象物として認識するように、偶像崇拝化されてきたわけだが、その目的や学校組織を内部で反省する機能をも、同時に誤魔化して排除してしまった。　まず哲学（無知の知）が、形而上学と名を変えた。　ヘーゲル哲学が導入されたころはまだ希望が持てた。　最近ではプラグマチズムを導入し、サイバネチクスという形而上学に、すっかり身を委ねてしまった。　そのため、破綻が現実に起こっているわけだ。今後、ひどくなる一方だろう。　この問題は、あなたの所属する共有組織の、ゲシックでもある。諸機関の過去からぶり返される病。命運。　自然を、人間の対象物として認識すること、で起きてしまうこと。だからだ。　オイラの認識を形成しているのは個人の感情。オイラの所属する組織に目的を与えているのも、所属個人の感情。　しかし自然を、人間一般の対象物として認識する対象物だとして歴史記述を書き換え、公共のノモスのものだとして法律を据え、未来から降りてくるコックリさんの霊にすべてを委ねた。そうやって、自分たちの手足を縛ってしまっている。　「原子炉は社会生活を営む電力を安く提供するには不可欠だ」、などとウソ言って。　これはまさに、逆立ちして病を呼び込んでいる、のである。　破綻してるのは対象認識であって、自分は関係ない、と思っている。無責任だから。　結果が見える、成る、と出ー来る、を混同しちゃいかん。（遺憾？自己否定の言葉をすら、高官たちは無責任言葉に置き換える。主観表明の用語だとして。ウソだろ？）　これは「自然というモノ自体がある、とみなす、ウソ」と、同じ。

2018年07月06日

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蛇足の足きり　対象とは　8,9

未来志向が、人の政治経済というものを狂わせてきたのは間違いない。　自分の暮らしを立てていく、その過去の反省をせず、空虚な未来に無・時間空間を対象立てた。　同様に、選手個人個人が、自分とチームの栄光のために競技で競う、これも政治経済の世界の出来事。但しエンターテイメントという、観衆との道具的関係ではなくて演劇的関係があっての、いわば共有の部分が大きい、これも政治経済である。　勝利という未来志向によって、ときに、このエンターテイメントの場が、ぶち壊される。　勝つために手段を選ばない、監督やコーチが表に出てきて選手を奴隷化する。　エンターテイメントだという観客大衆との演劇関係を、ぶち壊してしまうのだ。　スポーツ競技も、エンターテイメントである。観客の大衆が居て、選手の栄光は支えられている。　観客大衆との、共有の演劇関係がなければ、スポーツも存在理由は無くなるのである。　監督個人の権力や、カネ儲け企画、だけのものになってしまう。　監督個人の意図で、特に選手に、その選手としての力を振るわせない、というのがいかん。　エンターテイメントという共有の政治経済の場が、個人の経済目的の政治の場と化してしまっているのだ。　お店と、客の関係も同じだろう。　未来志向になってしまえば、過去の客は無視される。　ほんとうは過去の出来事が、その政治経済の場を支えているのに。　　この未来志向の危険性は、たとえば自然を対象認識の命題モノとみなしているオイラたちの、日常の危険性でもある。　サイバネチクス思想が、こんなとこにまで浸透し、オイラたちの日常を破壊しつつあるのだ。　オイラの非常識な論議に、ここまでついてこれた人なら、次の事柄は確認済みのはず。　1：モノ自体（ディングアンジッヒ）は存在しない。　2：モノは必ず、オイラという自分の実在が、その命の責任で関与している「個人の実在のモノ」である。共有の実在がある、と言えるのは帰依した宗教の教会の場（カルトのマトリクス）のみ。　3：そのモノは「過去の時間・空間の形式で」対象認識、つまり反省できており、空虚な未来には決して共有され得無い。　この、「実在の過去の」時間・空間の形式を、未来へと延長想定企画し、存在しないものを、あるはずだ、といって詐欺をやるのがヘーゲル主義である。イメージだとか、ヴィジョンだとかを形而上学的に駆使して。　無の哲学者ヘーゲルは必ずしもヘーゲル主義者では無いんだが、社会的に語られる弁証法はヘーゲル主義。　この空虚な未来志向詐欺が、今日のオイラたちが破綻に直面している、この文明。　文明志向詐欺、であり、そのゲシックなのである。ゲシェーエンではなくて、ゲシック。　未来志向というそのこと、が、根源となって呼び戻された、実在の病い。蛇足の足きり　対象とは　9　個人の過去は、厳然と、ある。　しかし共有の未来なんて、どこにもない。　そのニルゲンツな有様を、オイラたちは堂々と口にして憚らないというのが、今日の病の有様。　「自然の豊かな生態系は、それがもともとある自然なあり方に帰ろうとしているのだ」、といった、テレ・ビジョンのナレーションが、その典型である。　どこにもありもせん共有企画を語って、病を宣伝しているのだ。　これまでにしつこく述べてきたように。　1：過去の自然というのは副詞にすぎず、今日の自然というのは目的に見合う素材に過ぎない。そして、そんな対象認識できるモノ自体はない。　2：個人の実在として反省できる過去のモノがある、のみで、共有の過去もまた歴史記述という暦化で、その史観が受け止められ、言い訳されうる（弁証できる）だけ。　3：過去の（時間・空間の責任の）反省が、その弁証を可能にするのであって、モノ自体の弁証が、人の過去を反省させるのではない。それでは人の思弁と論理が、逆立ちしてしまう。　対象認識する人は、ダー・ザイン（現存在）なメンシェン（人間）である前に、過去を責任持つ個人、ダス・マンなのである。　現存在という、人間の持つ存在時間性（ツアイトリヒカイトというよりむしろ、テンポラリテート？）から、・・・である、ことの核心である存在を、対象認識して語ろうとしたハイデガー先生の当初の意図は、破綻した。　もともと、どこにも無かった。　だから先生はヘーゲル哲学の終焉、同時に（精神）現象学との決別を告げたのだが、これは、イルミナティたちの語る未来志向の学術としての哲学の終焉、であるにすぎない。　形而上学的詐欺が、あばかれた、というだけのこと。　いわば近代科学技術の基礎としての、デカルトを利用した唯物対象認識史観は破綻におわったが、デカルトの哲学的思惟が、それで終わったわけではない。　科学的対象認識なるものが、未来志向の共有への詐欺である、そのことがわかっただけである。　生命である、人の個人の命の、その責任が終わったわけではない。個々人が死ぬまで、それ（エス）は終わらない。このエスは共有における中性的変容ではなく、自分自身に対する個人責任のこと。個人の過去は、厳然と、ある、そのこと。

2018年07月03日

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