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2024年10月25日
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  しつこいようだが、宇宙にプレアデスは、ない。
 地上から仰ぎ見る星団も、プレアデスではない。
 日本語では「スバル星団」なのである。

 あの美しい星々は、実際には、個々が遠く離れたバラバラの星々であって。
 地球上からは集合しているように見えているだけ、なのである。

 太古に、グラヌンとイデイグラット、今はチグリス、ユーフラテスと呼ばれる両大河の上流にあたる山岳地域に、スバル人が居た。
 彼らは膠着語を持つ(シュメール系の)温和な山岳種族だったが。
 アガデ(アッカド)の山賊が彼らを襲った。

 奴隷に堕ちて生き延びた女からは、混血のアッシリア人兵士が生まれた。
 女たちは顔を隠すようになり。
 言語も変わり、生まれつきの奴隷であるまま、息子はオリエント最強の兵士たちとなった。
 神にも等しい副王のもとで、彼らは世界を征服していった。
 (アッシリアの主は、全能の神アッシュール)

 しかし山賊が殺し損ねた人々も、すばるの領域には、いっぱいいたのだ。
 彼らは生き抜くために、戦いの術を学ぶ。
 やがて世界中がアッシリアに征服されて後も、彼らは未だ、独立を保って戦っていた。
 強権支配に耐え兼ねた人々を吸収し、こちらも、いつのまにか大帝国となりかけていた。

 しかし現代の歴史上からは、なぜか、もみ消されかかっているのである。

 アラム人の敗残兵、ハッチの亡命者、北イスラエルの敗残兵、アッシリアの逃亡兵などの寄せ集めだったためだろうか?
 いや、原因は彼らの独特の、膠着語言語にあったんだと思う。
 ただ、現代に生き残っている少数民族の彼らは、アッシリア語を喋っているそうだ。

 彼らは、遠い過去に滅びたイシン市の軍旗のもとに、集まっていた。
 アラタマ、旭日旗のもとに集まり、アッシリア軍を、常にゲリラ戦で苦しめていた。

 ナイリという土地にあった、初代美麗王アラムの国は、繰り返し襲うアッシリア人の呼び名でもって、かろうじて今日に知られている。
 恐怖の火の山、<ウラルトゥ>の名で。

 アッシリア辺境、スバルトゥを中心とする山岳地域に、星々はちりばめられていた。
 ビアイナ(ナイリ)、アッジハヤ、ムサシル、アル・メヌワなどの、栄光の国々の名が残されている。
 世界帝国となったアッシリアと常に正面から相対峙し、最後はアッシリアと相打ちして滅びた国々である。

 スバル星団の名は、宇宙に存在しない星団ではなく。
 地上の、このウラルトゥ帝国に参加した星々に与えるのがふさわしい。






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最終更新日  2024年10月25日 23時07分08秒
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