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カテゴリ:医療
死ぬ病気だと分かっていたが、死んでもいいやと放っておいたのなら別だが、正しい処置を執れなかっただけなら起訴するのは反対だ。もちろん記事の内容自体が全く実態を反映していないこともあるので、その場合はbambooのコメントは意味をなさないことをお断りしておく。 医療死亡事故で不起訴不当 静岡検察審査会、主治医を 絞扼性イレウス(Volvulus)は怖い病気だ。シロウトっぽく表現すると、いわゆる腸捻転だけど、腸が捻れて血液が行かず、腸が腐ってしまうのだ。手遅れになると、細菌性ショック→多臓器不全→死亡、と言うコースも十分にあり得る。 死亡という結果から見ると、他に何か原因がなければ、絞扼性イレウスであった可能性は高いのではないか。だとすれば、やはり早期に手術を考えるべきであったと思う。このように批判したからと言って、ただ単に主治医を責めればいいと言っているわけではない。主治医の判断が間違っていたのであれば、その間違いを修正できる体制が必要だったのだ。おそらくは未熟な医師だったのだろうから、上級医のフォローが必要だったのだろう。上級医にそれだけの余裕があったかどうかは定かでないが。 いずれにしても、当事者に刑事罰を科すだけでは問題の解決にはならない。刑事事件になれば真相は分からない。誰しも自分に不利になるようなことは伏せるからだ。今後に役立てるためには、どこに問題があり、どのような改善が望まれるのかが明らかになる必要があるのだ。 ミラーサイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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