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カテゴリ:医療
以前はこんなことは少なかったのだが、最近は私の勤務先でも医事紛争が多い。訴訟になったもの、訴訟を宣言されているもの、訴訟には至らないが医療費の支払いを拒否しているものなど、いろいろである。直接関係しているわけではないが、トラブルの当事者の片割れと言えば言えないこともないので、書けることはほとんど無い。でも、共通点くらいは書いても良いだろう。 たいていの事例は、誰かがずっと、片時も目を離さずにいたら、大事には至らなかった可能性があった。でも、片時も目を離さないことが可能だろうか。うちも例に漏れず医師不足である。1人で10人以上の入院患者を受け持つのは珍しくない。医師によっては、20人の患者を受け持っているらしい。出来るだけ入院させないようにしているのだが、それでも限界はある。最近は患者を診るだけでなく、書類を書く事務仕事が増えた。更に、患者や家族に説明する時間もバカにならない。医師が1人の患者にかけられる時間は限られているのだ。 看護師だって十分な数がいるわけではない。医師よりは数が多いとはいえ、患者の観察以外にもいろいろと仕事があるのだ。1人の患者にかかりきりになるわけには行かない。常識的にはICUに入れるほどの状態では無かった症例が、予想に反して重症化した場合、勘弁して欲しいと思うのは甘えだろうか。私には社会が医療界に甘えすぎているように思えるのだが。 昨日は夜の10時過ぎまで仕事をして、夕食を摂ったのは11時過ぎだった。今朝は1時前から仕事をしている。今はやらなければならない仕事はないのだが、立場上帰れない。 こんな日は、愚痴を言ってもいいんだ。 ミラーサイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.16 11:53:00
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