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カテゴリ:医療
亡くなった方はお気の毒だと思うし、遺族から見たら許せないと思う気持ちもよく分かる。でも、全て医師の責任にしておしまいにすることには納得がいかない。医療行為にはそれなりに危険が付き物だからだ。確かに注意することで不幸な結果を少なくすることは出来る。でも、皆無にすることは出来ないだろう。不幸な結果そのものを問うのではなく、当然払うべき注意を怠ったかどうかを問うべきなのだと思う。 北海道、紋別病院の死亡事故で賠償金----ミス認め示談 肺にたまった体液ではなく、胸腔にたまった体液(胸水)を取り除くためのチューブ(胸腔ドレーン)を入れたのだろう。腹と言えば普通は肋骨より下部を指すので、側胸部からの挿入だろう。出来れば想像しなくても良い表現にして欲しいと思う。 抜かなければならないくらい胸水がたまっているとすれば、肺は浮いているので、下の方を狙えば肺を刺す確率は少なくなる。このような注意すら払われていなかったとすれば、ミスと言っても間違いじゃない。実際はどうなのだろう。慎重にやったのだけど結果が悪かったのだとしたら、責めても仕方がないのではないだろうか。時に命に関わるような合併症の起こる手技でも、採用せざるを得ない時もあるのだから。 ミラーサイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.18 15:26:50
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