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カテゴリ:医療
もしかしたら記事の書き方に問題があるのかも知れないが、記事を読む限り家族は危険性を知っていたような気がする。自殺する危険性を認識しながら紐の付いたズボンを差し入れし、やっぱり自殺したじゃないかと訴訟を起こすのはズルイのでは無かろうか。 埼玉県立精神医療センター「防止措置怠った」 「ひもがついている」とわざわざ知らせたのは何故なのだろうか。もし、首を吊ることを心配したのなら、「これで首を吊る心配はないですか」と質問すれば良かったのではないか。看護師も危険性に気がついた方が良かったことは確かだが、すでに危険性に気がついている人が指摘すれば済むことではないのか。 それとも、ことさら紐が付いていることを強調した事実はなく、言ったことは言ったが、看護師が聞き流しても仕方がない状況だったのだろうか。だとすれば、あまり看護師を非難するほどのことでもないように思う。いずれにしても、7600万円の訴訟を起こす事例ではなさそうだ。 確かに危機管理意識が看護師に足りなかったのかも知れない。でも、首を吊るつもりなら紐でなくても簡単だ。ズボンそのものでも出来る。本気で死ぬ気のある人を止めるのであれば、24時間態勢の監視が必要だ。それを可能にするためにはかなりの予算をつぎ込まなければならないだろう。そんな金、病院にはない。 何事もそうだが、完璧を目指せばとてつもない金がかかる。そんなことは不可能だから、通常はそこそこで我慢する。ある程度の部分は切り捨てることで社会は成り立っているのだ。何が何でも完璧じゃなければいけないという、聞き分けのない子供のような反応を容認しないようにして欲しい。法律家の皆さん、お願いします。 ミラーサイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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