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カテゴリ:医療
ガス壊疽は恐ろしい病気だ。あれよあれよという間に亡くなってしまった症例を何度も見ている。命が助かったのであれば、それだけで満足するべきだと思うのだが。 八戸市側の敗訴確定/市民病院医療ミス おそらくは耕耘機に足が巻き込まれたのであろう。ズタズタの傷の奥深くまで、泥まみれであったことだろう。ガス壊疽になったのは治療が不適切だったからではなく、受傷機転(怪我をする状況)のせいだと多くの医師は考えるだろう。 それでも、医師の中には言いがかりのような意見書を書くものもいる。そして、裁判官には、その当否が分からない。どんなデタラメな意見でも、言ったもの勝ちなのだ。現状では、この不合理をただす制度はない。かくして医療は崩壊する。 たとえ医療のことが分からなくても、少し考えれば分かることはあるだろう。脚を切断しなければならなかった原因は、あくまで汚染された外傷だ。何の問題もない脚を医師のミスで切断したのではないのだ。これくらいは誰でも分かる。麻生氏なら失言するかも知れない。3200万円というのは健康な脚に対する賠償金ではないだろうか。泥にまみれた大けがの脚に対する賠償金にしては高すぎないか。どのような治療をしても、切断せざるを得なかった可能性は少なくないのだ。裁判では、そこの所を考えて欲しいと思う。 只、患者側からの検査の希望があったとき、素っ気ない態度を取ったのだとしたら、そこは改めた方がよいと思う。真摯に対応してさえいれば、結果がどうであれ、訴訟に至らなかったかも知れないからだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.31 17:57:54
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