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カテゴリ:暮らし
NHKの見せ方はともかく、ムペンバ効果そのものは実際にあるだろうと思っています。8月1日の日記でも触れているように、一度実験で確かめていますし、このようなサイト もありますから、頭から否定するのは乱暴な振る舞いでしょう。もちろん、水温以外を厳密に同じ条件にすることは簡単ではないので、おおよそ同じ条件の時、水よりも熱いお湯の方が早く凍ることはあり得るという程度のことですが、それでも常識から考えたら驚くべき事と言えます。 今回は升酒用の木の升を使いました。片方はポットから注いだ90℃のお湯を室温まで冷ましてから入れた升。もう一つは同じポットから90℃のお湯を注いだ直後の升。量は同じ。湯冷ましの升を冷凍庫の右側に入れ、お湯の升を左側に入れました。温度分布に差があるかどうか見るために、同量の水道水を入れた紙コップ二つをそれぞれの升の奥に入れました。およそ2時間後に取り出しました。 画像(上)は、紙コップの氷で、上になっている方がコップの底の部分です。右では底まで凍っていますが、左では底は凍っていません。左の方(お湯側)が凍りやすいと言うことはなさそうです。(お湯のそばだったからだと言うことはありそうですが) 画像(中)は、升の氷の画像です。右が水(湯冷まし)、左がお湯からの氷です。これだけでは何とも言えませんが、氷に穴を開けて、まだ凍っていない水をコップに移し換えたものが画像(下)です。左のコップの内側奥に黒い点を打ってありますが、そこが右側の水面の高さです。その分だけお湯からの氷の量が多かったことになります。 同じ所から仕入れた升とはいえ、ごらんの通り色も違うし、厳密に同じとは言えませんが、条件次第ではお湯の方が早く凍る事がありうるのだと言うことは納得して貰えるでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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