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カテゴリ:暮らし
実を言うと、私はこんにゃくゼリーの実物を見たことがありません。スーパーなどで袋に入った製品を見たことはありますが、袋の中身を見たことはなく、もちろん食べたこともありません。そんな私がマンナンライフの肩を持つのを不思議に思うかも知れませんが、理不尽なことを放置することは自分にとってもマイナスだと感じているので、再度取り上げます。
確かに事故で人が亡くなることは悲しいことです。でも、残念ながら、事故で亡くなる事例をゼロにすることは不可能です。リスクを排除するのであれば、利便性や経済に与える影響といった社会的コストと有効性とを勘案し、コスト・パフォーマンスに優れた方策を採る必要があるのではないでしょうか。 目に付いたところを何となく気分で叩くようなことは、井戸端会議ならともかく、国がやってはいけません。 こんにゃくゼリー:マンナンライフが製造中止 業界最大手の主力商品の製造中止というのは結構なコストだと思います。それで13年間に蒟蒻畑による3人の窒息死が免れたとしても、あまりにパフォーマンスは悪いと言えないでしょうか。もちろん、他社のこんにゃくゼリーやあめ玉による窒息死が増えないと言う保証もありません。 前のエントリでも示したように、食物による窒息死は年間4千人に上ります。こんにゃくゼリーによる死亡事故は13年間に17人です。年間1.3人です。原因としては、圧倒的に少数派です。こんにゃくゼリーだけをやり玉に挙げても、事故の減少には結びつきません。まして、マンナンライフの製品での死亡事故は3人です。 シェアから言えば、10人以上の死者が出ていてもおかしくないのですから、マ社の製品は比較的安全であるとも言えます。比較的安全な製品を作っているのに大手だからというだけで叩かれ、製造中止に追い込まれるのであれば、より危険な製品の割合が増えることになります。かえって事故が増える気がするのですがいかがでしょうか。また、こんにゃくゼリーそのものが禁止された場合でも、代わりにあめ玉などが与えられた場合、より安全であるという保証はあるのでしょうか。野田聖子大臣様、お考えをお聞かせ願えますか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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