いつも問題なくできている手技でも、時に予定外の結果に至ることはあります。その様なとき、患者の病態次第では、死に至ることもあるでしょう。元々放置した場合に死が避けられないとしたら、たとえリスクがあっても処置をすることは正しい判断だと思います。でも、結果が悪ければ刑事訴追と言うことになれば、粛々と死んで頂くようになるのでしょうか。
女性医師を書類送検 群馬大病院・医療ミス死
2009年3月3日 提供:毎日新聞社
群馬大病院・医療ミス死:女性医師を書類送検
群馬大医学部付属病院(前橋市)で07年4月、群馬県桐生市に住む60代の女性が栄養管理のため体内にカテーテルを挿入する処置を受けた後に死亡した事故は、同病院の30代の女性医師が処置を誤り動脈を傷つけたことが原因として、県警は2日までに、女性医師を業務上過失致死容疑で前橋地検へ書類送検した。
容疑は、07年4月27日、入院中の女性に摂食障害などが生じ、栄養管理のため首の静脈にカテーテルを挿入する際、誤って動脈を傷つけ死亡させたとしている。同病院によると、女性の遺族と昨年、示談が成立したという。
実を言うとこの事例についてはある程度の情報が入ってきています。でも、裏がとれていないので書くことはやめておきます。只、この医師がお気の毒だと言うことだけ申し上げておきます。