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医療報道を斬る

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2009.05.12
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カテゴリ:医療
 豚インフルエンザに対して、空港での水際作戦が取られています。でも、常識的に考えて、進入を阻止できるとは思えません。発症前であればフリーパスですし、発症した患者が居ても、座席がその周りの人だけが隔離されます。患者の周りの席の人だけが感染するという根拠はありません。乗客全員の搭乗前の行動は分かるはずもないし、飛行中も、全員が席に着いたままと言うこともないでしょう。また、検疫の範囲は極めて限られていますが、他国を経由してくる人もいるでしょうし、漏れなくというのは到底無理です。ある程度海外で広がれば、もう根絶は不可能でしょう。本気で国内に持ち込ませないつもりなら、鎖国をするほかありません。

 毒性があまり強くなさそうだとの観測から、もう、海外ではあきらめているようにすら思えます。大騒ぎしているのは日本だけなのではないでしょうか。

 新型インフルエンザの患者の対応にはそれなりのコストがかかりますが、その費用はどこからも出ない状況で、赤字続きの病院に自腹で対処せよと言うのも酷すぎます。でも、対応しないわけには行かないんですよねえ。

●戦前から変わらぬ国民性、メディアの狂騒

2009年05月10日10時00分 / 提供:ゲンダイネット

 ゴールデンウイーク中、テレビをつけると朝から晩まで新型インフルエンザ報道のオンパレードだった。それも「バカ」がつく騒ぎぶり。目に余る過熱報道に、朝日新聞の投書欄にはこんな声が紹介されていた。

「(横浜市の)高校生が入院している病院の前で、マスクをつけたリポーターが絶叫口調で伝えていたが、これではまるで犯罪者扱いだ」「映像メディアは、場合によってはインフルエンザより恐ろしい」(6日朝刊)

 実際、世界を見てもこんなに大騒ぎしているのは日本くらいだ。帰国ラッシュの6日の成田国際空港。感染者が出た米国や、お隣の韓国からの帰国客は「現地でマスクをしているのは日本人だけ。恥ずかしかった」と口をそろえていた。

「ニューヨークやシカゴはもちろん、感染源のメキシコでさえ、マスクをしている人はほとんどいません。おカミから、手の洗い方やマスクまで強要されるいわれはないと考えているし、欧米人はそもそもマスクをするくらいなら外出しない。テレビが政府の伝達係となって不安をあおっている日本のパニックぶりは、奇異な目で見られています」(在米ジャーナリスト)

 そんな大マスコミをそそのかしているのが麻生政権。「冷静な対応を」と会見で呼びかけた舛添大臣の興奮ぶりもひどかった。「国民が一丸となれば、見えない敵であるウイルスとの戦いに勝てる。オールジャパンで力を合わせて戦いたい」と目を血走らせ、まるで戦争にでも突入するかのような口ぶりだ。これでは感染の疑いがあった高校生が犯罪者扱いされるのも仕方ない。政治評論家の森田実氏が言う。

「政府が“有事”をあおり、テレビや新聞など大マスコミがそれに乗っかって、ひとつのことだけを興奮気味に画一的に報じる。北朝鮮のテポドンのときもそうでしたが、これは非常に危険な事態です。大本営から与えられた情報だけを垂れ流した戦前戦中と変わらない。大マスコミはその反省を忘れ、自主的な判断や、バランスよく報じる任務を放棄しています」

 国民を守る強い政府をアピールして支持率を上げたい麻生政権に、踊らされ利用されている大マスコミは目を覚ますべきだ。冷静すぎるほどでないと、いざ国内感染が出たとき、この国は本当にパニック全体主義になってしまう。
(日刊ゲンダイ2009年5月7日掲載)


 メディアや行政組織が大騒ぎして、患者や周囲の人が大変な思いをするのであれば、たとえ罹患しても隠そうとするでしょう。騒げば騒ぐほど、感染範囲は広がると思われます。自重して欲しいと思います。マスコミ大手からは無理でしょうが、メディアの一角からこのような記事が出て、ほっとしています。





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Last updated  2009.05.12 12:35:16
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