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2009.09.22
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カテゴリ:医療
 何度も言われていることですが、医療には不確実性があります。特に外傷の場合、絶対に後遺障害無く治癒せしめることなど出来るわけがありません。細かい作業が必要な職業に従事しているのであれば、怪我を避けるのは自己責任であると思います。少し前の記事ですが、引用してみます。

医療ミスで中華料理に支障 市400万支払いで和解へ
09/09/09 共同通信社

 猫にかまれてけがをした指の診察を、神奈川県の平塚市民病院で受けた同市の40代の中華料理店長が、治療のミスで関節が動かなくなったなどとして、市に約3400万円の損害賠償を求めた訴訟があり、平塚市は9日、一部の治療ミスを認め、男性に437万円を支払うことで和解すると発表した。

 男性は中華鍋を使った料理や細かい作業が必要な調理の際、支障が出るようになったという。

 市や男性の代理人によると、男性は2003年2月、自宅付近で野良猫に餌をやった際に右手親指をかまれたため救急外来を受診した。実際には骨まで傷が達していたのに、治療が皮下脂肪の切開にとどまったため、翌月骨髄炎を起こして手術。親指の第一関節が動かなくなり、身体障害者の認定を受けた。

 和解案は横浜地裁が示したもので、市は今月の市議会の議決を経て正式に和解する。石山直巳(いしやま・なおみ)病院長は「万全の治療ができなかったことをおわびしたい」とのコメントを出した。


 当然のことですが、怪我をしたのは自己責任であり、病院が怪我をさせたのではありません。怪我をすれば、必ず元のように治るとは限らないのは前述の通りです。これで病院の責任を問うのはあんまりです。 

 地裁からの和解案ということは、争い続けた場合、和解案のような判決が出るのでしょう。でも、このような結果責任を認める弊害というのは計り知れないものがあります。少なくとも、高裁までは争って欲しかった気がします。





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Last updated  2009.09.22 06:12:18
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