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カテゴリ:医療
私が医療裁判の記事を読むのは、けちをつけたいからではありません。 本当に医療側にミスがあるのであれば、同じミスをしないために参考にしたいからです。ですから、是非参考になるような記事を書いてほしいと思います。見出しに「国立病院の水準達せず」と書くような記事であればなおさらです。
「国立病院の水準達せず」 治療不十分と賠償命令 残念ながら、この記事からは、病院にどのようなミスがあったのか分かりません。気管支炎から肺炎になることもありますから、後から肺炎であったと分かったとしても、最初から肺炎であったとは言えません。 上記は初診の時点で肺炎だったのを見逃したかのような記事ですが、見逃したというのであれば、最初から肺炎であったとする有力な症状や検査結果があったと言うことなのでしょうか。そういうことが判断できるような記事であってほしいと思います。 この記事を読むことで教訓を得るとしたら、高齢者が風邪を引いて、後に肺炎となって死亡した場合、裁判で負けて高額の賠償金を支払わされると言うことです。高齢者は全員入院させて濃厚治療、将来ある若い人の入院を断るような医療体制をとれと言われている気がします。 風邪は万病の元と言います。高齢者であれば、そのうちの何人かは肺炎となり、時には死に至ることもあるでしょう。これだけ低医療費政策をとっている国で、それを許容しないヒステリックな判決が出ることに身震いします。 もちろん記事に書かれていないけれど酷い医療だった可能性はあります。でも、我々は記事から判断するしかありませんから、そこから教訓を読み取って、今後の医療に臨むほかありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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