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カテゴリ:暮らし
いつも「たら・れば」の後出しじゃんけんを否定しているのに言いにくいのですが、このような報道があります。
大津波再来の恐れ、09年に指摘=東電、津波想定に反映せず―審議会で 今回の原発事故の発端になったのは冷却用の非常電源の故障で、ジーゼルエンジンの発電機に海水がかかったことが原因でした。もしこのような事態を想定していたのであれば、たとえ予算が乏しくても、発電機を絶対安全なところに設置し、冠水に配慮した配線を延ばせば対処は可能だったのではないかと素人目には思います。 リスク回避にも予算の制約がありますから、どんな事態にも絶対に大丈夫なように作れとは言いません。でも、コストのかからない部分については、最大限の規模の災害を想定すべきなのではないでしょうか。 こんな話もありますし、世間に向かって安全神話をふりまいているうちに、自分たちも安全神話に取り込まれてしまったように見えます。いろいろと方便として安全だと言わざるを得ないとしても、自分たちだけは危機意識を持たなければダメでしょう。 実際に危機が始まっても、東電側は楽観視していたきらいがあります。アメリカからの冷却剤提供の申し出を断ったのも、すぐにメーカーの技術者を入れなかったのも、その現れでしょう。このブログによれば、経営陣には原発のことを分かっている人は居ないようですし。 原発には何重にも安全対策が施されていると信じていたのに、意外とお寒い現実を見せられて唖然としています。現地の人たちが怒るのも無理はないと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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