年間20ミリシーベルトの放射線被曝の害は目に見えるほどではないのですが、それでも結構大騒ぎになる現実があります。一方で喫煙は、喫煙者自身に害があることが明白であるばかりでなく、周りにも害をまき散らしているということが明らかです。その割には喫煙はまだまだ許されています。以前と比べたら喫煙者自身は肩身の狭い思いをしていることでしょうが、それでもまだ不十分だと私は思っています。
喫煙は薬物依存症ですから、本当は警告文などではなく、法律で禁止すべきなんですけどね。
「喫煙で死ぬことがあります」…米でキツイ警告
11/06/23記事:読売新聞
【ワシントン=山田哲朗】米食品医薬品局(FDA)は21日、たばこの包装に新たに掲載を義務づける警告文のデザイン9種類を発表した。
「喫煙で死ぬことがあります」という警告文と胸に大きな手術痕がある遺体の写真、「たばこは脳卒中や心臓病を引き起こします」の警告文と呼吸器をつけてあえぐ男性の写真など、どれも視覚に訴えるきつい内容だ。
25年ぶりの大きな改定で、来年9月以降、米国内で販売されるたばこは、パッケージの上半分をこの警告に当てなければならなくなる。たばこ業界は、言論の自由などを理由に新規制無効を求める訴訟を起こしている。
FDAは2009年に成立した「たばこ規制法」に基づき、昨年、36種類の図案を発表。意見を公募して今回の九つに絞り込んだ。セベリウス厚生長官は21日の記者会見で「この警告は確かにひどい。若者に、喫煙はひどいことだと知ってもらいたい」と期待を示した。