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カテゴリ:暮らし
人間の記憶というものは結構いい加減なもので、情報を得た時点では情報の出所によって信頼性をはかったり、情報の細かい条件などを考慮するものですが、時間が経つにつれて記憶が曖昧になり、いつの間にかとんでもない内容に変化することがあります。
そのような懸念を抱かせる記事を以下に引用します。特にたちが悪いと思われるのは、見出しです。見出しの始めだけ見ると、現在の福島県についての記事だと誤解する人もいそうです。本文を読めば訂正されるでしょうが、長期的には訂正される前の印象が記憶として残ることもあります。 後日の記憶の変容を心配する以前に、はじめから内容を理解しないままトンデモ発言に結びつける人たちも居て、実際に2ちゃんねるではそのような発言が飛び交っています。以下の記事の見出しから悪意を感じるのは私だけでしょうか。 被爆でがんリスク42%増加 放影研、50年余の追跡調査 記事の情報源はここと思われます。実際には1グレイの被曝だったようですね。原爆では中性子線も出ますから、1シーベルトよりは多くなりそうです。いずれにしても、1シーベルトと言えば大変な量ですし、一度に被曝した場合と累積とでは意味合いが全く異なりますから、現在の福島県のリスクをどうこう言える情報ではありません。 余談ですが、原爆は爆弾ですから被爆でいいとしても、放射線について語るときは被曝じゃないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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