|
カテゴリ:医療
以前の日本は麻疹の輸出国として非難されていましたが、最近は輸入国に転じたようです。現在輸出国として挙げられているのは、先進国としてはフランスなどのヨーロッパ諸国です。かつての日本と同じように、ワクチンの摂取率の低さや不十分なワクチン接種(単回接種)が原因のようです。
その辺りの事情を動画ニュース“Eliminating measles ? personal stories”で見ることが出来ます。ニュースなのでいつまでリンクが生きているか分かりません。視聴したい方はお早めに。私のように英語の聞き取りに自信の無い人でも大丈夫です。テキスト化されていますから。 ワクチンの接種率が低いのは人々の関心が薄いことが大きな原因のようですが、ネット上の否定的な情報も無視できないようです。ニュースの中でドイツのErfurt大学の心理学者である Cornelia Betsch は次のように述べています “Three out of four people who search the web find at least one anti-vaccination website. Concerning measles vaccination, we found out that five to 10 minutes spent looking at anti-vaccination sites can deter measles vaccination because it is then perceived as dangerous.” 残念ながら日本のウェブ上でもワクチンを否定するサイトはありますので、少しでも対抗しようと思ったのがこのエントリを書いた動機です。日本が麻疹の輸出国から輸入国になったという見方があるとはいえ、麻疹を根絶させるという目標が達成されるとは思えない状況であることも事実で、医療者として少しでもワクチン接種率を上げることが出来るよう協力したいと思っています。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.30 16:48:40
コメント(0) | コメントを書く
[医療] カテゴリの最新記事
|