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2012.05.26
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カテゴリ:暮らし
 こんにゃくゼリーについては何度も書いているのですが、以前に取り上げた裁判が、二審でも自己責任を認め、原告敗訴となったようです。

こんにゃくゼリー男児死亡、2審も賠償請求棄却

 2008年に兵庫県内の男児(当時1歳9か月)が、こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせて死亡した事故を巡り、製品の欠陥が原因だとして両親が、製造元の食品メーカー「マンナンライフ」(群馬県富岡市)側に製造物責任(PL)法に基づき約6200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、大阪高裁であった。八木良一裁判長は、原告敗訴とした1審・神戸地裁姫路支部判決を支持し、両親の控訴を棄却した。

 10年11月の1審判決によると、男児は08年7月29日、同社製のこんにゃく入りゼリー「蒟蒻(こんにゃく)畑マンゴー味」を食べた際、のどに詰まらせて意識不明の重体となり、約2か月後、多臓器不全で死亡した。

 両親は09年に提訴。男児が食べた当時のこんにゃく入りゼリーについて、〈1〉一般のゼリーより硬く、子供にはかみ切りにくかった〈2〉のどに詰まる恐れがあるので子供や高齢者は食べないように、と呼びかける袋の警告表示が小さかった――などと主張し、欠陥を訴えた。

 しかし1審判決は「硬いのはこんにゃくの特性」とし、警告表示は強調するため赤字で記されていたことなどから「危険性を周知させるには十分だった」と判断していた。

 国民生活センター(神奈川県相模原市)によると、こんにゃく入りゼリーによる死亡事故は全国で22件発生。訴訟に発展したのは今回を含め4件で、うち3件は和解が成立している。
(2012年5月25日 読売新聞)


 こんにゃくゼリーの一口あたりの危険性は餅よりは遙かに少なく、アメよりも一桁ほど安全で、ほぼパンと同じくらいなのですが、何故かとりわけ危険性が喧伝されています。マンナンライフは確かに業界では最大手なのですが、従業員数は100名に満たない規模で、業界自体が極めて小さいので叩きやすいのでしょう。

 実際にはありふれた他の食物と比べて特に危険というわけではないのに危険視され、「指導」により注意書きを書くことで更に危険と認定されて非難されているように私には思えます。どうしても黙っていられなくなって何度も取り上げてきたのですが、冷静な判決で良かったです。

http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/diary/20081005/
http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/diary/200810100000/
http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/diary/200903060000/
http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/diary/201001140000/





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Last updated  2012.05.26 05:38:11
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