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カテゴリ:医療
ここのところブログ名とは関わりのない話題ばかりなので、たまには医療報道を斬ってみます。
麻酔と誤って止血剤注射…信大付属病院 当初の予定ではリドカインEを注射するはずだったとのことです。リドカインEにもアドレナリンは入っていますから、止血用のアドレナリンの濃度が分からないと、アドレナリンが予定よりも過量投与となったのか分かりません。 また、手術を行ったのですから、当然局所麻酔薬は投与されたのでしょう。そのとき、予定通りリドカインEを使ったのであれば、更にアドレナリンを投与したことになります。そんな馬鹿なことはしないとは思いますが、書かれていない以上、疑いは晴れません。 中日新聞の記事では、局所麻酔薬を投与し直して手術をしたことが記されていますが、薬剤名は書かれていません。 毎日新聞の記事では、止血用に用意されたのは0.01%のアドレナリン希釈液とのことです。これはリドカインEよりも一桁濃度の高いアドレナリンを含みますので、10倍のアドレナリンを投与したことになります。 結局読売の記事を読んだだけではミスが容態悪化の原因かどうかすら分かりません。また、3社の記事を読んでも、使われた局所麻酔薬が何であったのか不明です。いつものことですが、知りたいことが書かれていない記事を見ると、じれったくなりますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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