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福島県の農家は農産物を売って生活している。きちんと検査をして安全を確認して売られているにもかかわらず、放射性物質に対する不安からどうしても敬遠されやすい。不安だという人に無理に買えとは言わないが、不安を煽るような行為は慎むべきだろう。
風評によって福島県産の農作物を敬遠する行為は差別に他ならないと気づいた中学生の作文が内閣総理大臣賞を受賞した。以下はその記事。作文自体はここで読める。(pdf) 全国中学生人権作文コンテスト 古川の大沼君、最優秀賞 良く書けた作文だと思う。特に最後の方は中学生としてはとてもしっかりした考えだと思う。以下にその部分を引用する。 二十一世紀の今,日本そして世界中のあちこちで,いまだに多くの偏見や差別が残っている。生まれた地域や肌の色,病気,そして,福島原子力発電所のように事故に関係するものなど様々だ。それらの偏見や差別の根本にあるのは,何なのだろう。僕は,警戒心ではないかと思う。よく分からないから,見えないから怖く疎ましく,自分から遠ざけようとする。その気持ちが,偏見や差別を生むのだ。 この作文が気に入らないと悪意ある発言をしている人たちがいる。たとえばこんなツィートとかこんな掲示板 を見ると、悪意ある発言が満載だ。 昨今の風潮を見ていると、このように意図的に差別を拡散しようとしている人も多い。福島県は人の住めるような所ではなく、福島産の農産物は毒であるということにしたい人たちや、特定の民族は全員ろくでなしということにして、ヘイトスピーチを続ける人たちが実際にいる。 そういう人たちにこの中学生の気持ちが通じることはないだろうが、知りもしないで単純に不安に思っている人たちには、まず知ることから始めて欲しいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.02 15:33:22
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