|
カテゴリ:事件
以前からえん罪の噂のあった袴田事件の再審開始が決定しました。証拠のねつ造にまで言及し、「拘置の続行は耐え難いほど正義に反する」とまで裁判長に言わしめた上での判決でした。
有力な物証のない中で、強引に自供をとる捜査手法は多くのえん罪を生みましたが、それらを調べていくと、ある人物に行き当たります。当初は多くの事件を解決して表彰を受けたヒーローとされていましたが、それらの事件の解決がえん罪であったことが発覚し、以後は拷問王といわれた紅林麻雄警部(当時)です。 おかしな人がいて、しばらくその正体がわからなかっただけならまだ救いがありますが、警察はその組織を守るために、さらに罪を重ねる傾向がありそうです。当時からその強引な捜査手法に疑問を持つ人はいましたが、警察組織はメンツにこだわり、組織を守るために内部告発者を逮捕することすらしました。(二俣事件) 二俣事件で捜査手法を暴露した山崎兵八刑事は、偽証罪で逮捕されただけでなく、自宅が放火され、その容疑者として次男が補導されました。 こうした流れを見ると、日本の警察組織はメンツのためには個人の人生を破滅させることなど何とも思っていないと言わざるを得ません。 検察はメンツにとらわれることなく、再審開始を受け入れて、言いたいことがあるならやり直し裁判で主張するべきです。また、勝ち負けではなく、事実の解明に徹するべきでしょう。 袴田事件の再審開始決定、釈放へ 証拠「捏造の疑い」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.28 10:03:41
コメント(0) | コメントを書く
[事件] カテゴリの最新記事
|