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カテゴリ:医療
私自身不安を感じるのは理屈ではありません。統計的には飛行機は安全とは言え、やはり地上の交通機関の方が安心感はあります。幽霊なんかいないとは思っていても、夜の墓場は怖いです。絶叫マシンなどは論外です。
不安が理屈では無いのは事実であっても、他人の権利を制限するのであれば合理的な根拠が必要です。実際に感染力の高い危険な伝染病の患者や保菌者が隔離されることには合理的な理由があると言って良いでしょう。 以下に引用する記事はHIVに感染した看護師のケースです。看護師はHIV感染を理由として実質解雇されました。この件については以前に取り上げましたが、そのときの予言の通り、裁判では看護師が勝訴しました。 (当時も不安を正当化する発言がネット上に飛び交いましたが、今回も同様なのが嘆かわしい) HIVに感染した看護師が患者に危険がある場合というのはきわめて限定的です。中央採血室というものがある病院では、外来勤務では感染の可能性はゼロでしょう。病棟勤務でも、感染の可能性は殆ど無いと言って良いと思います。事実上は、手術室勤務などのハイリスクの職場を避けるだけで良いと思いますが、それでも使用者が不安に思うのであれば、看護相談などの、全く危険の無い仕事を与えれば良いでしょう。 実質解雇された看護師が勝訴したこと自体は喜ばしいのですが、賠償金の額があまりにも少なすぎます。看護師は退職に追い込まれたというのに、賠償額は年収の数分の一に過ぎません。収入の道をたたれたのですから、賠償額は年収の数倍はあっても良いのでは無いでしょうか。 HIV感染で看護師に休職指示 病院側に賠償命令 福岡 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.10 05:38:10
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