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「たまごどんの日記」というブログで北海道がんセンターの名誉院長である西尾正道氏の捏造が話題となっています。
西尾氏は筑波の気象研究所の足立光司氏の論文を根拠として、微粒子に放射性セシウムが含まれているので、それが鼻粘膜に吸着することで被曝による鼻血が出ると主張しているようです。 ところが、その内容が悪質な捏造と言っても良いレベルとのこと。 元の論文では、微粒子全体が1立方メートルあたり4,100万個であり、そのうち10個が放射性物質とされています。 ところが西尾氏は放射性物質の数には触れず、あたかもすべての微粒子に放射性物質が含まれているかのように書いています。 また、微粒子一つあたりの放射線量も、一番多い微粒子のものが平均であるかのように見せています。 また、「空気中の粒子状ダストによって鼻血が増加するという報告」で引用されたBray.D氏の論文は、放射線とは全く関係なく、粒子状ダストによって鼻血が増加するという論文。 つまり、放射線など無くても微粒子だけで鼻血は出るよ、という論文です。 むしろ、西尾氏の主張を崩す内容なのですが、それをあたかも自説を補強しているかのように見せています。 詳しくはリンク先の「たまごどんの日記」をお読みください。 元の論文は英語なので、著者名もアルファベットなのですが、ここを参考に著者名を記しました。 このリンク先は日本語で解説しているのですが、やはり微粒子一つあたりの放射線量で、ミスリードがあるんですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.23 05:52:15
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