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カテゴリ:暮らし
ガンダーセンという人が福島の原発事故に関連して「ホットパーティクル(以下HP)仮説」以上の強い主張をしているようですが、信用できるでしょうか。つまり、放射性物質を含んだ水に溶けない金属粒子が原発事故で放出され、それが肺に吸着することで、被曝総量が少なくても高確率で肺がんになるという主張です。
情報元はこことその続きです。 誤訳じゃ無いかと思うところも、typoもありますが、英語に関しては私よりは上だろうと思いますので、情報源の日本語訳をそのまま引用します。 最初にうさんくさいと思ったのは以下の発言です。 もし私達フェアウインズのウェブサイトが 秘密保護法には私も反対ですが、秘密保護法って、そんな法律ではありませんよね。 国家の陰謀をにおわせて、反権力の人たちを取り込もうという魂胆が透けています。 HPの影響については以下のように言っています。 でもこホットパーティクル(高放射性粒子)に関しては、 これは「タンプリン・コクランの熱い粒子説」よりも強い主張です。 実態と合わないので、もう30年も前に否定された説です。 ロッキーフラッツ火災プルトニウム被ばく者(サイト内5番目)のその後を見ても明らかです。 とっくに否定された説を再検証もせずに言いつのるのは単なるプロパガンダですね。 科学的に誠実な態度とは言えません。 上記の発言に続いて「肺に取り込まれたホットパーティクル(放射性物質を含んだ埃)が周囲の細胞を破壊している様子」という画像が示されますが、これがなんだかよく分からない画像で、後から放射状の線を書き加えたようにも見えます。 茨城県の民家から発見されたHPについては以下のように述べています。 本来ならこんな物は 被曝による癌の発生は確率的影響ですので、100%ということはあり得ないでしょう。 そもそもHPなんて今までにもありました。 核施設の事故だけでは無く、昔の核実験でも発生していたのです。 ですから、どの程度のことが起きるのかは経験済みなのです。 でも、そのようなことはガンダーセンは言いません。 今回の発見も状況次第で発表を妨害されるとにおわせても居ます。 ガンダーセンの今回の発言を見ていると、知らない人ならHPが今回初めて発見され、その影響は全く分かっていないと誤解しそうです。 福島が死の町であることを願う人たちは、もちろんガンダーセンを持ち上げます。 放射線被曝については、核兵器の影響、様々な核施設の事故、医療被曝など、多くの知見があります。 今まで関心が無かった人が知らないだけで、分かっていることは多いのです。 デマに支えられた反原発運動は多くの支持を受けることは無いでしょう。 反原発運動を健全なものにするためにも、怪しげなデマに頼らないようにして欲しいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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