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テーマ:最近観た映画。(39859)
カテゴリ:映画/エンタメ
昨年もこの時期、「映画で振り返る2007年」なる記事をアップしているのですが、今年も恒例で。といっても、2008年も圧倒的に劇場で映画を鑑賞する機会が少なかった!!観たい映画は定常的に多々あるワケですが、今年も足が遠かったです。その代わり、新旧を問わず、DVDでの鑑賞は豊作で、感想も一部の作品についてはアップできなかったくらい。2008年、劇場&DVD、あわせて、改めて印象に残った作品など、寸評交えて振り返ってみます。
■ベスト・ムービー: 『ウォンテッド』(T)…次点と悩んだけれど、突き抜けた爽快感とスタイルが斬新。主演のJ・マカヴォイが好演。 ■次点: 『ダークナイト』(T)…ハッキリ言って、大人の映画。あるいは、アメコミ作品ですらない。極めてリアルなクライム・ムービー。H・レジャーの死を差し引いても歴史に残る一作。 ■掘り出し物大賞: 『バンディダス』(D)…二大ラテン・アクトレスの豪華共演、ただのB路線と侮るなかれ。 『ブラック・スネーク・モーン』(D)…エキセントリックな切り口の中に、普遍的な“癒し”や“再生”が描かれて◎。ブルース好きにはたまらないシーケンス、S・ジャクソンのブルースマン役が超絶クール。 ■もう一歩で賞: 『ブーリン家の姉妹』(T)、『エリザベス:ゴールデンエイジ』(T)…どちらも歴史モノ。もう一歩踏み込みが欲しく、全体として食い足りなさが残った。 ■特別賞: 『ふたりのベロニカ』(D)…劇場で観て以来、再度鑑賞。よかった。 『愛のトリートメント』(D)…この作品はリイシューされるべきでしょう。小さなハコで濃い芝居を観たような拾い物感アリ。 ■苦笑い大賞:『新・カリギュラ』(D)…トホホ(涙)。ま、時代の産物。ここから、一方でブラック・ムービーが生まれたり、後にはセルフ・パロディ的佳作も生まれたワケで。時代考証やディティールだけ、なぜか結構緻密だったりするのが恐い、Bマイナス路線の典型。コレクションや話のタネなら許せる。 『スウィーニー・トッド』(T)、『エディット・ピアフ 愛の賛歌』(D)、『ぼくを葬る』(D)も良かったですね。ただ、今年はとにかく『ウォンテッド』にしてやられてしまいまして、逆にヒューマンタッチな作品やドラマ作品が、一発浴びせられてしまった形になりました(私の中では、ですが)。あ、気がつけば、ベスト&次点、両方ともモーガン・フリーマン、出演してます…。(了) *(T)は劇場での鑑賞作品、(D)はDVD。 【初回版:豪華アウターケース仕様】『ウォンテッド』 リミテッド・バージョン/アンジェリーナ・ジョリー 『ダークナイト 特別版(2枚組)』/クリスチャン・ベール 『バンディダス』/ペネロペ・クルス/サルマ・ハエック 『ブラック・スネーク・モーン スペシャル・コレクターズ・エディション』/サミュエル・ジャクソン ■「旅から、音楽から、映画から、体験から生死が見える。」 著書です:『何のために生き、死ぬの? 意味を探る旅』(地湧社)。推薦文に帯津良一・帯津三敬病院名誉院長。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/28 12:39:52 AM
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